新常識! 発達障害の子どもがゲームタイムを利用して気持ちを切り替えらるようになった!その方法とは?

小学生の子どもがゲームばかりでイライラしちゃうお母さんはいませんか?うちの娘も朝からゲームをします。娘の様子を観察しているとゲームをしてしまう理由がわかってきました。我が家ではどのように対応しているのか?その方法をお伝えします。
 
 

ゲームばかりの子どもにイライラしていませんか

 
 
他にやることがあるのに、ゲームばかりしていてイライラしているお母さんはいらっしゃいませんか?
 
 
やめるように言ってもやめないし、無理にやめさせようとすると怒るし対応に困ってしまいますよね。
 
 
特に、小学生の子どもが朝からゲームしていると、
 
・遊んでないで早く学校の支度しなさい!
・朝からゲーム禁止!
 
なんてイライラも増しますよね?以前の私もそんなイライラお母さんでした。
 
 
 
 
朝からゲーム禁止!と一方的に怒っているお母さんだったのですが、子どもの様子を見ていて気が付いたことがありました。
 
 
最近は朝からゲームしていてもいいんじゃないかと思うようになりました。どうしてそう変わったのかというのをお伝えしますね!
 
 

 発達障害の子どもがゲームにハマる理由

 
 
発達障害の子ってゲームが大好きな子が多いですよね!ゲームは脳のご褒美システムを使ってとてもハマるように研究されて作られています。
 
 
どんな子どもも大人もハマるのは当然なんです!ゲームの会社はゲームを売らないといけないですから、工夫を凝らしてどんなゲームだとハマるのかを研究し尽くしています。
 
 
こんなふうに発達障害の子どもにとってもゲームにはやりたくなる要素がたーくさんあるからハマるのです。
 
 
次にタイプ別にハマるポイントをお伝えしていきます。
 
 

ゲームのご褒美がたくさんゲットできるのが嬉しいADHDタイプ

 
 
注意欠陥多動性障害(ADHD)傾向があるお子さんの場合は、自分が好きなことや興味があることに時間を忘れて没頭する傾向があります。
 
 
ゲームでは、ポイントを集めて魅力的な特典がもらえたり、キャラクターが強くなっていったりしますよね。
 
 
レベルがどんどん上がってご褒美がもらえるシステムは、もっともっと続けたくなるような仕組みになっています。
 
 
特にADHDの傾向がある子どもはこのご褒美がもらえるシステムに反応しやすくハマりやすい傾向があります。
 
 
 
 

ルールがわかりやすいのが安心できるASDタイプ

 
 
自閉症スペクトラム(ASD)の傾向があるお子さんの場合は、他の人とのコミュニケーションが苦手な特性があります。
 
 
複雑な人とのやり取りとは違って、ゲームはやることが決まっていてルールがわかるし繰り返しできるから子どもにとって安心なのです。
 
 
また見通しが立ちにくいことから不安になりやすいので、ゲームをしていると安心して落ち着けるということもあります。
 
 
この繰り返しの安心感にハマりやすい傾向があるのです。
 
 

朝からゲームをしてしまうのはストレスが大きい

 
 
我が家の娘はASDの傾向もADHDの傾向も併せ持ち、少々発達がゆっくりなゆったりIQっ子で特別支援学級に在籍しています。
 
 
娘を見ていてゲームの頻度が上がるのには理由があることに気が付きました。
 
 

苦手な行事が多い

 
 
秋は学校でも行事が多いですよね。コロナ禍で縮小傾向にあるとしても運動会があり、娘の小学校では恒例のマラソン大会もあります。
 
 
運動が苦手な娘はそれだけで学校に行きたくないのですが、大きな音が苦手な感覚過敏という特性も運動会が苦手な原因の一つです。
 
 
特に運動会のピストルの音が苦手なので、運動会には出たくありません。感覚は人それぞれなので、感覚に敏感さがある子にとってピストルの音は慣れるものではありません。
 
 
毎回、耳元で大音量の音を聞かされているくらいの衝撃であったに違いありません。そんな状態だったら、運動会には出たくないのは当然ですよね。
 
 
やりたくないのに頑張らなくてはいけない運動会の毎日の練習はとくに疲れて大変です。毎日そんな嫌な事ばかり考えているのではヘトヘトに疲れてしまいます。
 
 
 
 

難しくなる勉強が大変

 
 
また、夏休み以降、勉強が本格的に進んできて難しくなってきます。娘はゆったりIQっ子で勉強が苦手なので支援学級では本人のペースですすめてもらっています。
 
 
理科や社会は交流学級で普通学級の子ども達と受けています。脳の特性から勉強に苦手さがある場合、皆と一緒に進められないというのは本人にとってとても辛いことかと思います。
 
 
理科の実験はやりたいけれど、興味のない単元になってくると、さらに苦手と感じ勉強が難しいと思っていたようでした。
 
 
そんな中でも、本人はできるだけついていこうととても頑張っているのです。
 
 
このような理由から、娘は気持ちが学校に向かないために、朝は好きなゲームをして気持ちを癒しているのだろうと感じるようになりました。
 
 
朝ゲームをしている娘が気持ちを切り替えて、朝の支度へも気持ちが向きやすくなる我が家の対応をお伝えしますね!
 
 

学校への気持ちが向かない時のママの寄り添いマインド

 
 
ここからは我が家で行っている具体的な対応方法をお伝えしていきます。
 
 

スキンシップや話を聞く

 
 
娘は朝目が覚めると私の布団に潜り込んでくることが多いので、そこで十分にスキンシップを取ります。
 
 
そこで「今日はどのお洋服を着ていくか決めた?」とか「給食は大好きな○○だね!楽しみだね!」「仲良しの○○ちゃんは今日は来るのかな?」など、
 
学校に行きたくなるような楽しいことを思い浮かべるように会話をしています。こうすることで学校に行きたい気持ちを掘り起こしています。
 
 
時にはここで、学校に行きたくない原因をポロっと言うこともあります。
 
 
このことを聞き逃さずにそうなんだねーと否定をせず、共感して話を聞いていくことでだんだんと心の落ち着きを取り戻していきます。
 
 
さらに、学校に行きたくない原因について先生と情報共有しておいて、可能な場合は対応してもらうようにしています。
 
 

ゲームに興味を示す

 
 
娘は布団から出るとすぐにゲームを始めます。先に支度をしてから!とつい言いたくなってしまいますが…それはしません。
 
 
しばらくゲームをさせておいて、こちらの準備ができたら「ご飯だよ」とだけ声をかけます。
 
 
ここでなかなか動き出さないときには、「何かそんなに楽しいの?」と近づいていって娘がやっているゲームをのぞき込んで、興味を示しながらゲームのことについて話しをします
 
 
この時間はほんの1~2分くらいの短いものです。ひとしきり夢中になっているゲームについて説明してもらい、共感したり感心したりした後、「そろそろご飯だよ」ともう一度声をかけます。
 
 
すると、満足するのかゲームをやめて動きだすことが多いのです!ゲームをやめたら「ゲームやめられたね!」と褒めます。
 
 
こういう感じで一旦寄り添うと切り替えが進みやすくなりますよ!
 
 
 
 

次の行動を促すためのご褒美作戦

 
 
それでもなかなか切り替えができないことも多いです。そんな時はご褒美を設定して切り換えをします。お子さんにあったご褒美を探してみてください!
 
 
娘の場合、朝からちょっとおいしそうなお菓子や果物があったら大抵切り替えはうまくいきます。
 
 
今日はいただきもののとらやのひとくち羊羹があったのでそれをご褒美に使ってみました。
 
 
「〇〇分までに学校の支度ができたら、学校に行く前にこの羊羹食べていいよ!」と伝えると、あっという間に支度が進みました。
 
 
娘の場合、ルールを守りたい子なので、学校を休むということを本人は望んでいないのです。全く気が進まないけれど、学校には行きたい気持ちが強いのです。
 
 
ですから、娘のその気持ちによりそってちょっとだけ、背中を押してあげられるようにご褒美を設定してあげることで行動がグンと進むというわけです。
 
 
お母さんもストレスなく、脳の特性を利用するくらいの気持ちでご褒美を使ってみてください!ADHD傾向の子はこのご褒美がとても良く効くのでおすすめですよ。
 
 
そして、「いつもより早く支度ができたね!」と、ニコニコ笑顔でお子さんを学校に送り出してあげてください。
 
 
いががでしたでしょうか?
 
 
いろいろな理由があって朝からゲームをする子どもがいると思います。
 
 
朝からゲームをしてしまう子どもの気持ちによりそって、どうして朝からゲームをするのか原因を考えて対応していくと切り替える力が付いてきますよ。
 
 
学校に行きたいけど、辛いこともあって気が向かないという子どもがゲームで気持ちを癒していることもあるとわかると、お母さんも納得できますよね。
 
 
モヤモヤした気持ちを言葉にしてうまく伝えることができず子どもも辛い思いをしているかもしれません。
 
 
ただゲームを禁止したり取り上げたりして学校に行かせるのは違うのではないかと気が付くきっかけになります。
 
 
無理やり何かをさせるより、子どもに寄り添った方が実はお母さんも楽な気持ちで過ごせるのです。
 
 
私の経験がみなさまの参考になればうれしいです。
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