発達特性の兄弟ゲンカが“気づき”に変わる!ママの心が軽くなる関わり方

「兄弟ゲンカ、今日も怒鳴ってしまった…」そんな毎日に疲れていませんか?私自身、発達グレーゾーンの兄弟を育てながら、何度も「どうしたらいいの?」と涙ぐんだ日々がありました。この記事では「兄弟ゲンカにも発達の階段がある」という視点を通して、ママの心がふっと軽くなるヒントをお伝えします。
 

兄弟ゲンカに「発達の階段」があると気づいたママの変化

発達グレーゾーンの兄弟を育てていると、毎日が「小さな戦争」。

 


とくに兄弟ゲンカが起きると、「また?」「どうして毎回こうなるの?」と、ため息が止まりませんよね。

 

 

私自身も、兄弟ゲンカのたびに「これは性格?育て方?私が悪いの?」と、自分を責める日々を過ごしていました。

 

 

 


けれども、発達科学の視点から「子どもの発達段階」を知ることで、見える景色ががらっと変わったんです。

 

 

たとえば、小さな子どもがコップの水をこぼしたら「まだ手先が不器用だから仕方ない」と思えますよね。

 


同じように、「相手に気持ちを言葉で伝える」「距離をとる」などのスキルも、実は“発達の階段”の一部なんです。

 

 

つまり、兄弟ゲンカは「できていないこと」が見えているだけで、そこから「できるようになる過程」でもある。

 


この視点が、ママの心をふっと軽くしてくれるんです。

 

 

子どもが“すぐ手が出る”のはなぜ?発達グレーの特性と関係がある話

兄弟ゲンカのとき、下の子がキーキーと大きな声を出し、上の子がイライラしてドン!と手が出てしまう…

 


このパターン、あなたの家でも繰り返されていませんか?

 

 

実はこれ、どちらも「発達特性」と深く関係があります。

 

 

 


たとえば、わが家の次男は切り替えが苦手だったり、自分の思いを言葉にするのがまだ難しいので、大きな声を出すことで意思表示しがちです。

 


それに対して、繊細な長男は「音や刺激に過敏」に反応してしまい、心が一気に限界に達してしまうんです。

 

 

こうした“特性のぶつかり合い”が、実は兄弟ゲンカの裏に隠れていることも多いのです。

 

 

つまり、怒りやイライラの奥には、「伝えたいけど伝えられない」とか「気持ちを守りたい」という思いがあるということ。

 


それを知るだけで、ママの対応はぐっと変わります。

 

 

「止める」から「見守る」へ。ママの関わり方が未来を変える理由

兄弟ゲンカを目の前にすると、つい「ダメ!やめなさい!」と止めたくなりますよね。

 


けれども、毎回叱っても同じことの繰り返し…。そんな自分に疲れていませんか?

 

 

私もそうでした。

 


しかし、「発達の段階」を知ることで、「この子たちはまだ“伝えるスキル”を育てている途中なんだ」と思えるようになりました。

 

 

そう思えたとき、私は「どう伝えたらうまくいくか、一緒に練習していこうね」という言葉に変えてみたんです。

 

 

 


すると、兄弟の雰囲気が少しずつ柔らかくなっていきました。

 

 

完璧じゃなくていい。

 


“叱るママ”ではなく、“気づいてくれるママ”がいてくれることが、子どもたちにとっては安心の土台になります。

 

 

子どもの行動に「意味」があるとわかると、ママの心は軽くなる

兄弟ゲンカに悩んでいるママへ。

 


今起きていることは、「まだできないこと」を見せてくれているサインです。

 


そしてその“できない”の先には、必ず“できるようになる道”が続いています。

 

 

子どもたちの行動には、すべて意味があります。

 


ママがその意味に気づけたとき、怒りではなく「理解」が生まれます。

 


それが親子の関係をあたたかく育てる第一歩になりますよ^^

 

 

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執筆者:渡辺あきこ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

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