教育虐待をしていました!

発達障害の特性を理解せずに、人の何倍も勉強をやらせればできるようになる!と言う考え方で私は息子との関係を拗らせたことがあります。お子ども達の理解度、発達の特性などを知った上で、お子さんに合った課題を与え方、進め方をしていくことが大切です

 

発達障害の診断を受け入れられなかった

私は、長男が幼稚園で
発達障害と診断された時

 

全てが終わったような
奈落の底へ落とされた
そんな心境になりました。

 

一人になると涙がこぼれてくる。
人と話していても
なんだか上の空。
そんな時間が続いていました。

 

当時は今ほど
ネットが普及もしていなかったので
あらゆる本で情報を収集し

 

自分なりに勉強をしたつもりでした。

 

 

医学的には
発達障害は
治らないと言われていますが・・・

 

 

息子の発達障害を受け入れられず
息子の将来が不安で仕方なかった私は

 

しばらくすると
また、違った感情が湧いてきました。

 

それは
この子を「普通」
しなければ・・・という感情でした。

 

みんなが1やるところを
息子にその何倍ものことを
やらせなければ。

 

みんなが1頑張るのであれば
息子にはその何倍も
働きかけなければ

 

そんな歪んだ解釈
毎日30冊も読み聞かせ

 

幼児からドリルをやらせ
学習のCDを聴かせ

習い事をたくさん入れ

 

気合いでやらせる
根性でやらせる

 

そんな毎日を過ごしていました。

 

 

幼児の息子と溝ができてしまった

しかし
そんな生活
長く続くわけはありません。

 

ある時
長男が言いました。

男子叫ぶ.jpg

「ママがいるとご飯が食べられない」

 

「ママ、笑って!」

 

「ママ、アンパンマンの顔になって!
 アンパンマンは笑っているよ!」

 

そう5歳の長男が
泣きながら私にいったのです。

 

 

脳科学を学んだ今なら
わかります。

 

息子のためと思っていたことは
私のエゴでしかありませんでした。

 

脳の発達とは真逆のことを
私は息子にやっていたのです。

 

 

息子が望む笑顔ではなく

 

毎日
眉間に皺を寄せ
般若のような顔をしていたのです。

 

般若.jpg

 

ありのままの長男を
受け入れるのではなく

 

長男を成長させなければ
長男を変えなければ
長男を普通にしなければ

 

そんな負のオーラ全開で
長男に接していたのです。

 

脳科学的にみた勉強方法とは

脳はワクワクすること、楽しいことというそんな体験、行動をした時に発達していきます。

 

苦手なこと
できないことばかりを
繰り返してやらせたところで

 

脳の発達にも
本当の学びにもならないのです。

脳2.png

 

たくさんのお母様のご相談を
いただく中で

 

「本当はできるのにやらないんです」

「私が説明したらできるんです

 

そんなお話をお伺いすることが
よくあります。

 

 

ですが

 

実は、お子さん一人では
できないことも多かったりします。

 

少し、丁寧に説明をしてあげたり
噛み砕いて説明をしないと

 

文章の理解ができなかったり
することがよくあります。

 

だけれども
お母さんたちからみると

 

サボっている
怠けている
思われてしまうことがあるのです。

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宿題時間の困りごとは、お子さんが困っている可能性大!

✅宿題にすごく時間がかかりすぎる
✅宿題になかなか取りかからない
✅宿題を教えても「わからない」と怒る

 

このようなお子さんの中には
知的な力が、境界知能であった
ワーキングメモリーの弱さがあったり

 

勉強の難易度がお子さんとあっていないケース

 

勉強の量がお子さんの能力とあっていないケースということもあるのです。

 

たかが宿題と思わず、お子さんに何かしらの苦手さがある場合は、その背景にある発達の特性や脳の凸凹があるが隠れていることもあります。

 

お母さんがお子さんの行動を困った・・・と感じる場合、

 

お子さん自身が困っていることがとても多いです。

 

過去の私のように鬼のようにやらせるのではなく、お子さんの力を見ながら、お子さんに合った難易度、量になるように先生と連携しながら、お子さんに宿題が「できた!」と言う体験をさせてあげてくださいね!

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