褒めているのに 子どもの行動が変わらない理由

 

 

 

 

今日は「褒める」
ということについて
考えていきますね!

 

褒めて育てる!
と言うのが子育てのスタンダード
であるのは周知のごとく。

 

だけど
頑張って褒めているのに

子どもの困った行動が変わりません。

 

そんなご相談もたくさんいただくのです。

 

実は「褒める」って
言うのは簡単だけど

 

実は、奥が深いのも「褒め」です。

 

褒めているのに効果が
感じられないのは

2つの理由が考えられます。

 

1つ目は
お母さんが子どもを
褒めることで無意識に
コントロールしていないか?
ってこと。

 

2つ目は
脳科学的視点からみて
褒めのテクニック
できているかと言うことです。

 

まず、1つ目の
親のコントロールについて
私の体験から書いていきますね。

 

 

今から10年前

 

教育熱心だった
別名、独親とも言います(苦笑)

 

息子たちに
学校の宿題以外にも
色々と教材をやらせておりました。

 

次男が小学2年生のときの
夏休みのことです。

 

私は
次男がプリントをやる時に
やたら、大袈裟に褒めていたんですね!

「すごいね!」
「さすが、〇〇くん!」と。

 

すると、次男が言いました。

 

「そうやって、褒めて
プリントを多くやらせようって
思っているんでしょ?」と。

 

おーーーー!!

 

この鋭い観察力!!
と感心したとともに

 

私が息子の行動をコントロール
しようとしていたのが
バレバレだったのですね

 

褒め方のレベルが低いのを
痛感しました。

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HSC(繊細な子)なんて
言葉がまだなかった時代。

 

空気を読みすぎる子は
褒めている親の深層心理までを
感じる子もいます。

 

 

幼児や、低学年の子であれば
The「褒める」
効果があることが多いです。

 

しかしながら
空気を読む子。
プレ思春期以降の子は

 

それが通用しないことも
出てきます。

 

 

お子さんの年齢や
タイプによっては

 

先ほどの私の失敗体験のように

 

子ども自信が
コントロールされていると
感じてしまうような

 

表面的な「褒め」は
子どもの脳には
届かないですね。

 

ですから
「すごい」
「上手」
「えらいね!」

といった褒める声かけよりも
子どもの行動を
そのまま伝えることをしてみてください。

 

 

心理学で言うと
行動承認と言いますが

 

「宿題をしているんだね」
「歯磨きをしているんだね」

 

と子どもの行動を
そのまま伝えるだけでOKです。

 

そこには
親の無意識のコントロール
もありませんし

 

特に繊細な子や
思春期以降の子には

 

「褒める」よりも
「承認」を多めにしてあげた方が
効果があります。

 

 

2つめの脳科学的
褒めのテクニックですが

 

子ども達は
脳の処理速度
大人と比べてもとてもゆっくりです。

 

せっかく褒めても
その褒めが脳に奥に
到達していくまでに

 

お母さんが
「〇〇したの?」
「もう、△△の時間よ!」

などと、
矢継ぎ早に指示をしてしまうと

 

脳は新しい言葉を処理する
働きがありますので

 

せっかくの褒め言葉が
脳に記憶されないといった
ことが起きてしまうのです。

 

お母さんが
とりあえず、褒めて

子どもを動かそう!!
と思っているときに

 

こんなことがよく起こりますので

 

褒めたら褒めっぱなしにして
数秒待つ、と言うことを
意識してみてくださいね。

 

 

最後までお読みいただき
ありがとうございました。

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