好きな人とのスキンシップは幸せホルモンが大幅に増加するのだそうです!発達障害・隠れアスペルガーの子どもは不安で自己表現が苦手な特性持ち…。だからこそ、お母さんから積極的な対応をしていきませんか。 |
【目次】
1.発達障害・隠れアスペルガーの子どもは不安が強く新しい環境が苦手
夏休み本番らしく、毎日暑い日が続いていますね!
親元を離れて過ごすサマーキャンプや園のお泊まり保育を控えているご家庭もあるのではないでしょうか。
お子さんは夏のイベントを楽しみにしていますか?
発達障害・隠れアスペルガーの子どもはどうしても新しい環境・場所が苦手です。イベントを前にソワソワした気持ちになっているお子さんもいるかと思います。
「子どもの不安な気持ちを聞き出して話を聞く」という大切なコミュニケーション方法もありますが、上手く伝えられない子どももいます。また、子どもが抱える不安の全てをお母さんが対応できるものではありませんよね。
例えば、 何が行われるのかよくわからない1日のスケジュールやお母さんが隣にいない夜を過ごすことなど…。いつもと違う環境やスケジュールの一連の流れ、見通しが立たないことは不安を増幅させる原因ともなります。
そんな不安な気持ちで過ごすお子さんのために、お母さんができることは何だと思われますか?
2.幸せホルモンの驚きの効果とは
発達障害・隠れアスペルガーの子どもが不安なときにお母さんができる事とは、スキンシップです!
簡単なスキンシップで分泌され多幸感を与えてくれるホルモンを『オキシトシン』といい、別名『幸せホルモン』と呼ばれています。
スキンシップがもたらす幸せホルモンの効果として
・幸せな気持ちになる
・脳・心が癒されストレスが緩和する
・不安や恐怖心が減少する
・他者への信頼度が増す
・社交的になり人と関わりたいという好奇心が強まる
・親密な人間関係を結ぼうという気持ちが高まる
・学習意欲と記憶力が向上する
などがあるのだそうです!この効果を知ってスキンシップしない手はないですよね♪
保守的な発達障害・隠れアスペルガーの子どもにとって慣れない環境や場所に飛び込むのはパワーが必要です!ぜひお母さんがたくさんスキンシップをしてパワーチャージをしてあげてください。
3.感覚過敏の特性を持っている子どもへの対応
絶大な効果があるスキンシップですが、感覚の過敏性を持っている子どもへの対応は注意が必要です。過敏な特性からスキンシップの刺激自体が苦痛やストレスに感じてしまい、うまく受け入れられない場合もあります。
そのような子どもには、
・どこの場所ならOKなのか?
・どこの場所ならOKなのか?
・どの向きが好ましいのか?
・力加減はどのくらい?
など、本人の様子を気にかけて判断・対応してあげてください。
あくまで個人的な見解ですが、そーっと触られるよりもギューっと強くハグされるのが好きな子どもが多いように思います。
ちなみに我が子は最初、正面からは苦手で後ろ向きのハグばかりでした。しかし、ずっとスキンシップをしていると不思議なことに正面からのハグも大丈夫になり慣れてきました。
4.スキンシップがもたらした我が子の成長
スキンシップは皮膚刺激として脳に届きます。
脳の皮膚刺激を処理する近くに感情を処理する脳の領域も存在しています。スキンシップにより安心感、幸せや心地よく感じる感情が溢れてきます。
我が子は、不安があると「ママとくっつきたい!」と声をかけてきます。そして、私は思いっきり子どもをギューっとします!
私からギューッとされることで、息子は心が安定し自分で不安に向き合って対処する方法を見つけ出せるまでに成長しました。
子どもの不安を和らげる方法をお母さんが教えていけば、自分の抱えている気持ちの解消法・和らげる対応を自分で取り入れられるようになります。
いつか自分の中にある不安な気持ちや恐怖心に対応できるように、お母さんが対処方法をたくさん教えてあげてくださいね。
子どものためのスキンシップですが、相乗効果でお母さんも幸せ感を得らえるかもしれませんよ♪
▼スキンシップのほかにイライラを和らげて幸福感をアップする小冊子▼
執筆者:今村裕香
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)