この動画を見れば、発達障害・グレーゾーンの小学校中学年のお子さんが読書感想文を書く時にお勧めの本がわかります！
絵本選びで気にしなくていいことって何!?小学校中学年にお勧めの本
レッスンスクリプト
この動画を見れば、発達障害・グレーゾーンの小学校中学年のお子さんが読書感想文を書く時にお勧めの本がわかります！
小学校中学年向けにお勧めの本はどのような本でしょうか？
それは、本に書いてある推奨学年にとらわれず、お子さんが読みたいと思うものを選ぶことです！
中学年のお子さんが低学年の子向けの本を選んでも、全然構わないんです。
ちなみにこの動画は、小学校中学年の子の中でも、本を読むことに苦手意識のない子向けな本を3冊紹介していきます。
もし、本を読むことがあまり好きではなく、読まなくてもいいならあんまり触りたくもないな～というタイプのお子さんでしたら、もっとハードルの低い「低学年向けにお勧めの本」の動画もありますので、そちらをぜひご覧くださいね！
それでは小学校中学年向けにお勧めの本、1冊目はこちらです。
蒔田普治（まきた しんじ）さんの作品で『教室はまちがうところだ』です。
こちらのお話は、作者の蒔田普治さんが中学校の先生をされていた頃、「こんなクラスにしたい」という思いを詩にして学級新聞に載せたことが反響を呼び、絵本化されたものだそうです。
作者がいちばん伝えたい思いは、詩になっていますので、文章が読みやすくて、お子さんにもわかりやすいと思います。
間違った発言をしてしまうことを恐れている、ビビりぎみな性格のお子さんにぜひ読んでみて欲しいと思います。
誰だって間違うことがあるし、失敗してもいいんだよ、そこから学んで賢くなっていくんだよ、ということを感じてほしいです。
続きまして、小学校中学年向けにお勧めの本、2冊目はこちらです。
太宰治さんの名作、『走れメロス』です。
「わたしを、待っている人があるのだ。…わたしは、信頼に報いなければならない。今はただその一事（ひとこと）だ。走れ！メロス」
ここまで来たときにはもう、メロスと一緒に走っているような気持ちになります。
真の友情とはどういうものなのか？人間の正直さという美徳を、躍動感あふれる言葉で書き綴られた作品になっています。
続きまして、小学校中学年向けにお勧めの本、３冊目はこちらです。
西村繁男さんの作品で『絵で見る 日本の歴史』です。
原始時代から現代（戦後）までの日本の歴史をイラストで描いた、歴史＆科学絵本です。どこまでも精巧で細かい挿絵は、眺めているだけで引き込まれます。
この絵本を読んでいると、まるでその歴史の瞬間に立ち会っているような臨場感すら覚えます。
巻末には、時代順に沿って絵の詳細な解説がついており、その時代の風物詩なども見ることができますよ。
いかがでしたか？
発達障害・グレーゾーンのお子さんの中には、繊細過ぎて、なかなか手を挙げて発言できない子もいます。
間違うことなんかこわくないんだよ、ということを伝えてくれる、この「教室はまちがうところだ」という絵本にぜひ出会ってほしいと思います。
物語を読むのでしたら、全く新しく出会う創作物語よりも、教科書に出てくるような有名なお話を読んで、感想を書いてみるものも良いと思います。
視覚優位のお子さんは、写真や挿絵がたくさん使われているもののほうが、理解しやすいです。
お子さんの興味に合わせたテーマで選んでいただき、親子で楽しく会話しながら、感想を引き出してあげてくださいね。
次回の動画では小学校高学年向けにお勧めの本を紹介します。
参考資料① 『教室はまちがうところだ』
作:蒔田 普治、絵:長谷川 知子
出版社：子どもの未来社
参考資料② 『走れメロス』
作：太宰 治、絵：戸田幸四郎
出版社：戸田デザイン研究室
参考資料③ 『絵で見る 日本の歴史』
作：西村 繁男
出版社：福音館書店
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講師：今村裕香
（発達科学コミュニケーションリサーチャー）
（発達科学コミュニケーションリサーチャー）
