賢く頭がいいのになぜ!?のんびり屋で行動できない発達障害・グレーゾーンアスペルガータイプの子どもが、自分で動き出すようになるコミュニケーションの工夫

賢く頭がいいのに、のんびりしていて、なかなか行動にうつすことができない発達障害・グレーゾーンアスペルガータイプの子ども。親としては、イライラしたり歯がゆくなったりしますよね。コミュニケーションを工夫することで、自分から動けるようになります!
 

【目次】

 

1.賢く頭がいいのに行動できない発達障害・グレーゾーンアスペルガータイプの子どもの頭の中って…?

 
 
発達障害・グレーゾーンアスペルガータイプで、いつものんびりしていて、なかなか行動にうつせない子どもっていませんか?
 
 
次にやることを言われているのに、そのまま動かない子…。
 
 
幼稚園や保育園など、集団生活がはじまると気になり始めますよね。
 
 
私もそうでした。
 
 
以前にこんなことがありました。
 
 
先生「では、みなさん。~して、○○しましょう!できたら、椅子に座りましょう!」
 
 
私は息子を見て、「みんなは先生の指示ですぐ動いているのに、どうして動けないの?動けばすぐ終わるじゃん!」と思ってました。
 
 
親としてはとっても歯がゆいですよね。
 
 
周りのママからは、「のんびり屋さんだね~。」と言われたり…。のんびりなのは癒しにもなり、いいこともありますが、親としては気になるところですよね。
 
 
では、このような状況、どうしたらいいのでしょうか?
 
 
親も気になっていますが、本人も何をどうしたらいいのか困っているかもしれませんよね。
 
 
実は、この子たちの頭では何が起こっているかというと…
 
 
「自分が聞く状況になっていない」
 
「指示が分からず、理解できていない」
 
 
ということが多いんです。
 
 
一体なぜでしょう?
 
 
賢く頭がいいのになぜ…?と、思いませんか?
 
 
今回は、「指示がわからず理解できていない」場合について説明していきます。
 
 
 
 

2.発達障害・グレーゾーンアスペルガータイプの子どもが行動できない理由~指示がわからず理解できていない場合~

 
 
発達障害・グレーゾーンアスペルガータイプの子どもは、生まれつき脳に特性があります。
 
 
アスペルガータイプの子どもの特徴として
 
 
・あいまいな表現が理解できない
 
・できないこと・分からないことは苦手
 
・自信をなくしやすい
 
・ネガティブな情報が残りやすい
 
 
などがあげられます。
 
 
そして、まだまだ成長過程の子どもの脳は未熟なんです。
 
 
賢く頭のいい子どもたちでも、まだまだ理解できないことがたくさんあります!
 
 
発達障害・グレーゾーンアスペルガータイプのお子さんは、私たち大人があっと驚くほどのすごいことや賢いことを言うと思いきや…
 
 
いきなり、子どもっぽいことを言ってほっこりすることってありませんか?
 
 
ここが未熟脳のところです。
 
 
そのため指示がわからず理解できていないことが多いのです。
 
 
また、発達障害の子には視覚優位の子、聴覚優位の子がいます。
 
 
発達障害・グレーゾーンアスペルガータイプの子どもは、視覚優位の子が多いです。
 
 
(もちろん、これもそれぞれ個性があるので聴覚優位の子もいると思います)
 
 
視覚優位というのは、絵や文字通り目で入ってきた情報を処理する能力に長けていることです。
 
 
反対に、聴覚優位とは耳から入る情報を処理する能力が長けているということです。
 
 
ということは、視覚優位のお子さんの場合、先生の言葉の指示だけでは指示が理解できず、行動にうつせないこともあるかもしれませんよね。
 
 
では、どのような工夫が必要なのでしょうか?
 
 
視覚をつかっての方法もお伝えしたいと思います。
 
 
 
 

3.発達障害・グレーゾーンアスペルガータイプの子どもが行動できるようになる方法

 
 

◆①指示がわからず理解できない場合の工夫

 
 
アスペルガータイプの子どもの特徴と脳がまだまだ未熟というところから考えると
 
 
・指示を具体的に
 
・スモールステップ
 
 
が有効です。
 
 
あいまいな表現が苦手であり、自信をなくしやすい特徴があるので、「こんなこと分かっているレベルでしょ?」「簡単すぎるかしら?」と思うくらいのところから始めてみてください。
 
 
分かってない子・できない子と言ってるのでは決してありません。
 
 
できないこともできることも含め、簡単なことを、できると思わせ自信をつけさせることが大事なのです。
 
 
口達者な子は、「もうこんなことできるよー!分かってるよ!」なんて話してくるかもしれません。
 
 
こうなれば、こっちのもの!
 
 
自信もついて、行動もついてくる!
 
 
これが理想的です。
 
 
脳が変わるまでには少し時間が必要かもしれませんが、お母さんが少しずつ進めることで、必ず成長し、できることもどんどん増えていきます。
 
 
毎日の子どもとの時間、コミュニケーションを楽しんでみてくださいね。
 
 

◆②視覚を使う方法

 
 
視覚優位の子にはどのようなアプローチがいいのでしょうか?
 
 
耳からの指示だけでは脳で処理し行動に移すのが苦手なので、やってほしいことを分かりやすく文字におこし書き出すのがおすすめです。
 
 
まだ字が読めない子には絵を見せてあげるとよいです。
 
 
幼稚園や保育園などで困ってしまうときは、先生に絵や図をみせながら指示をだしてもらうと効果的だということを伝えてみてください。
 
 
毎日の予定が表示されている園もがあると思います。「困ったときはここを見てね!」などの指示があればいいかもしれません。
 
 
こうすることで、視覚優位の子どもたちはとても賢く頭がいいので理解し、動き始めることができるのです。
 
 
はじめから、テキパキとまではいかないでしょうが…。
 
 
記憶の分野が優れているこの特性の子どもたちは、必ずやれるようになるのです。
 
 
毎日、同じことを言っても動かない。何回言っても、動かない。
 
 
「本当に聞いているのかしら?」とイライラしているお母さん!ぜひ参考にしてくださいね。
 
 
ママも子どもも楽しくコミュニケーション。
 
 
あなたのお子さんの未来は明るいです!
 
 
あなたの明日が少しでも笑顔で過ごせるよう応援しています!
 
 
 
 
執筆者:今村裕香
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
 
 
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