なぜ線がまっすぐ引けない?定規がうまく使えない不器用な子に“ゼロピタ定規”が大活躍

 

子どもが「線がまっすぐ引けない」「定規を押さえられない」背景には、発達性協調運動障害(DCD)や手先の微細運動の苦手さが隠れていることがあります。今回は、原因の解説と実際に使って“できた!”につながった『ゼロピタ定規』も紹介します。
 

【目次】

 

1.うちの子、線がまっすぐ引けない?

 
 
幼稚園の頃、子どもがうまくハサミが使えなかったり、折り紙が折れなくて心配したという経験はありませんでしたか?
 
 
小学生になるとえんぴつが上手に持てず字がきれいに書けなかったり、消しゴムを使う時も紙を破ってしまったり…不器用さが学習に支障をきたすこともあります。
 
 
実は、手先が不器用すぎる子は意外とたくさんいるんです。
 
 
 
 
・定規をしっかり押さえているはずなのに、線が曲がってうまくひけない
・始点がずれてしまい、何度やっても長さが測れない
・線を引いているうちに定規が滑ってしまう
 
 
こうした定規をうまく使えない、線が引けない悩みは、思っている以上に多くの子どもが経験しています。特に
 
 
指先での力加減が難しい
目線と指先の動きが合わせにくい
定規を押さえる手と、鉛筆を動かす手の力バランスが難しい
 
 
 

これには、小学生特有の発達段階の違いが大きく影響してしまいます。

 
 
「線を引くだけなのにどうしてそんなに不器用なのかな」と思うママは多いですが、実はとても一般的なつまずきなんです。
 
 
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2.怠けてるわけじゃない!不器用な子が定規をうまく使えない理由

 
 
実は、線がまっすぐに引けない背景にはいくつかの原因が考えられます。
 
 

◆発達性協調運動障害(DCD)の特性がある

 
 
発達性協調運動障害(DCD)とは、目と手・手と足など、体の別々の動きを同時に調整するのが難しい特性のことです。
 
 
筋力や視力に問題があるわけではないのですが、「目で見た情報 → 脳の指令 → 手足の動き」といった連携がうまく結びつきにくいのが特徴です。
 
 
そのため、同時に2つの動作をするのが苦手です。
 
 
定規を使うときは、「片方の手で定規を押さえながら、もう片方の手で鉛筆を動かす」 という 2つ以上の動作を同時進行で行います。
 
 
DCDの子は、この同時処理が特に難しいため、うまく線が引けないという困りごとが起きています。
 
 

◆手先の微細運動が苦手

 
 
ハサミを使う、折り紙を折る、ボタンをとめる、字を書く…こうした指先を細かく使う動作が苦手な子は、定規の使用も難しく感じることがあります。
 
 
これは、指先の力加減、コントロールがむずかしいことで起きています。
 
 
姿勢や体幹が安定していない、姿勢の不安定さがあると余計に細かな動きがしにくくなります。
 
 
椅子にじっと座っていられない、机に寄りかかっているといった姿勢の不安定さがあると手の動きもぶれてしまいやすくなるのです。
 
 
 
 

◆教え方や環境の問題

 
 
意外と多いのが子どもの「環境が合っていない」ケースです。
 
 
定規は大人が思うより使い方が複雑な道具です。
 
 
どこを押さえるのか、鉛筆はどの角度で動かすのか、きちんと分かっていなければいけません。
 
 
また、定規が滑りやすい、視点がわかりにくい定規、蛍光灯が光って見えにくい、机が少し傾いている…。
 
 
こうした小さな条件も、線を書くときのズレに大きく影響してしまうのです。
 
 
つまり、子どもは怠けているのでも、わざとでもなく原因があって、一生懸命やってもスムーズいかない子もいるのです。
 
 
それでは、どのような対応をしていけばよいのでしょうか?
 
 

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3.家庭でできる!ちょっとしたサポート方法

 
 
原因を知ると、サポートの仕方も見えてきますね。
 
 
ここでおうちでできる簡単なサポート方法をお伝えします。
 
 

◆始点の位置を一緒に確認する

 
 
始点がズレやすい子には、始点に小さな印をつけママが軽く指を置いてサポートすると効果的です。
 
 
さらに、やることを声に出して伝えます。
 
 
「ここがスタートね」と点をうち
「定規をちょっと押さえて…線を引く」
 
 
同時処理が苦手な子も声にだして分解して伝えることでできるようになってきます。 
 
 
 
 

◆手首・指をコントロールする遊び

 
 
線をまっすぐ引くには、指だけでなく手首の安定性が必要です。
 
 
普段から指先をつかった遊びをおうちで取り入れてみるといいですね。
 
 
例えば 塗り絵(細かい境界線があるもの)、点つなぎ・迷路 なぞり描きなどは手首を滑らかに動かす練習になるので、鉛筆がぶれにくくなって線が安定してきますよ。  
 
 

4.ゼロピタ定規で不器用な子の困りごとを解決!

 
 
線がまっすぐ引けない子への工夫として、そもそももっと使いやすいものに変えるのも1つの手です。
 
 
実際にわが子が使用して、劇的に変わったのが、KUTSUWA(クツワ)の 「ゼロピタ定規」 でした。
 
 
① 始点がズレないゼロ点ストッパーで測りやすい
 
 
端が少し飛び出しているため、始点の位置が目で捉えやすく、ブレにくいのが特徴です。
 
 
長さを測るときにも、始点がずれないので数字が変わらない安心感がありました。
 
 
② 方眼入りで斜めになっていないかが一目瞭然
 
 
線と定規の目盛りが合っているか確認しやすいので、子どもでも自己チェックが簡単にできます。
 
 
③ 滑りにくい構造で力加減が苦手な子でも安心
 
 
普通の定規より摩擦があって滑りにくいため、手先が不器用な子でも線がズレにくくなります。
 
 
 
 
 
わが子はゼロピタ定規を使い始めたことで、今まで何に困っていたのだろうというくらい、きちんと長さを測ることができ、うまく線を引くことができるようになりました。
 
 
それまでイライラして算数嫌い!と投げやりな態度でしたが、努力が報われ、テストも満足できる点数がとれるようになってきました。
 
 
そんなわが子は現在小学校高学年ですが、今でもペンケースにはゼロピタ定規が入っています。
 
 
大人でも協調性運動障害の傾向がある人はたくさんいると聞きます。
 
 
直線をひくのが実は苦手、まっすぐ引けないという方、ストレス緩和にもぜひ試してみてくださいね!
 
 
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※現在、ゼロピタ定規は「波線も引ける直定規 」としてより便利にリニューアルされています。
 
 

定規がうまく使えない子どもについてよくある質問(FAQ)

 
 

Q1:子どもが線をまっすぐ引けないのはなぜですか?

 
 

A1:指先の力加減や、目で見た情報と手の動きの連動がうまくいかないことが背景にある場合があります。 ほかにも、姿勢や体幹が安定しにくいこと、定規が滑りやすいなど環境の影響が重なると、線が曲がる・ずれるといった困りごとが起きやすくなります。

 
 

Q3:発達性協調運動障害(DCD)ってどんな特性ですか?

 
 

A3:筋力や視力の問題がないのに、複数の動作を同時に調整するのが難しい特性です。 定規を使う場面では「定規を押さえる手」と「鉛筆を動かす手」を同時に使う必要があるため、始点が合わない・途中でずれる・線が斜めになるなどの形で困りごとが出やすくなります。

 
 
 

Q4:家庭でできるサポート方法はありますか?

 
 

A4:まずは「始点の見える化」と「手順の分解」がおすすめです。 始点に小さな印をつけて一緒に確認したり、ママが軽く指を添えて定規を固定したりすると安定しやすくなります。また「ここがスタート→定規を押さえる→線を引く」のように声に出して分解すると、同時処理が苦手な子でも取り組みやすくなります。

 
 

 
 
 
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執筆者:井上喜美子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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