発達障害のある幼児が学習に躓かないための2つのスキル

学校生活に対して本格的に意識するようになってきた時期ですね。発達障害がある幼児を持つママにとって、心配なことの一つが学習ではないでしょうか。学習には読む・書く以前に大切な2つのスキルがあるんです!そのスキルが身に付く方法をお伝えします。
 

【目次】

 

1.発達障害のある幼児が学習で躓かない2つのスキルとは?

 
 
 学校生活がスタートすると、避けて通れないのが学習です。
 
 
 
 
今の時期、発達障害がある年長児をもつお母さんは特に心配されて少しずつ学習準備をされていることでしょう。
 
 
学習準備として、ドリルを購入して取り組ませているという家庭もあるかも知れませんね。
 
 
しかし、学習準備で1番大切にしてほしいのは、書く練習でも読む練習でもありません!
 
 
1番大切にしてほしいこと… それは、遊び!
 
 
学習には読み書きするための2つのスキルが備わっていることが大前提として必要だからです。
 
 
そのスキルとは、 「目」と「手」がしっかりと使えること!
 
 
なぜ、「目」と「手」をしっかりと使えるようにしておくことが大切なのでしょうか?
 
 
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2.2つのスキルを身につけておきたい理由

 
 

正しく読むためには目をしっかりと使えることが必要ですし、正しく書くためには手指の巧緻性(手先の器用さ)が必要だからです。

また、「目」と「手」のチームワークも大切になります。
 
 
「目」でキャッチした情報を「手」を使って形にしていくことが、学習では求められるからです。
 
 
では、「目」と「手」の使い方を育てておかないとどんな困り感が生まれてくるのでしょうか?
 
 
 
 
目がしっかり使えていないとこんな困り感が出てきます。
 
 
・板書に時間がかかる
 
・模写がうまくできない
 
・音読がスムーズにできない  など
 
 

※これは、視力だけではなく、目の動かし方なども影響しています。

手先の巧緻性(手先の器用さ)が低いとこんな困り感が出てきます。
 
 
・文字をバランスよく書けない
 
・消しゴムで間違ったところだけを消せない
 
・定規で線がうまく引けない  など
 
 
幼児期の今は、「目」と「手」をしっかりと使えるようにしておく体作りが必要なんです。
 
 
困り感を作らないために、お母さんと楽しみながら体を作ることをしておくと良いでしょう。
 
 
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3.学習の基盤は、お母さんとの遊びで作ろう!

 
 
体作りをするために体操教室へ行きましょうということではなく、「目」や「手」をしっかり使えるようにするには、日常生活の中で遊ぶだけでOK!
 
 
体作りをするためにできることをご紹介します。
 
 
室内遊びだったら
 
 
・塗り絵
 
・迷路
 

・風船バレー  など

 
 
戸外遊びだったら
 
 

・キャッチボール

 

・公園の遊具で遊ぶ

 
・自然物集め  など
 
 
 
 
どれも、経験しやすいことですね。
 
 
これらの経験を積み重ねておくことで、学習する上で必要な2つのスキル「目を使うこと」「手を使うこと」が向上します。
 
 

このスキルを向上させておくことで、読み書きにスムーズに入っていくことが叶います。

子どもが学習が嫌になるきっかけを減らせますし、お母さんも、学習の内容にサポートしていきやすくなります。

ぜひ、幼児期のうちに、学習の基盤となる「目」と「手」を遊びながらしっかり育てていきましょう!

 
 
 
 
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執筆者:木之内なな
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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