字の汚いADHDキッズの対応に困っていませんか?それは、見る力が弱い傾向にあるからかもしれません。お母さんの声かけで親子で楽しく見る力を伸ばせる「見るトレ」で困りごとを解決し、やり抜く力を手に入れた記録をお伝えします。
【目次】
1.字が汚い息子のおかげでビジョントレーニングに出会いました
2.字が汚い子どもへの対応を誤っていませんか?
3.親子で楽しくビジョントレーニング
4.「見るトレ」が子どもの子どもの夢を叶える第一歩になる
1.字の汚い息子のおかげでビジョントレーニングに出会いました
小学校1年生の頃、注意欠陥多動性障害(ADHD)傾向のある息子は、学校の先生から文字について指摘されたことがあります。
マスからはみ出し、漢字やひらがなのバランスが悪く、汚い字で読みにくいものでした。
息子は学校の先生や私からたくさん指摘を受け、やる気や自信も失い、文字を書くことへの抵抗が強くなってきていました。
なぜ、こんなに文字が汚いの?
どうしてこんなに個性的な絵を書くのだろう?
と本やインターネットで調べてみると、凸凹キッズは見る力の弱い傾向があり、見え方が違うという特徴があることを知りました。
その内容には、息子の行動や様子を見る中で納得いくことがたくさん書いてありました。
調べていくうちに、ビジョントレーニングというものを知りました。
早速、私は息子に試してみることにしました。
2.字が汚い子どもへの対応を誤っていませんか?
しかし、当時の息子と私の関係は、ビジョントレーニングを始められる状況にありませんでした。
それはなぜかというと、親子関係が最悪だったからです。
宿題を始めない息子に何度も声をかけ、やる気がなく勉強に集中できない息子の姿にイライラ、ガミガミ言っていました。
勉強中には、字の汚い息子に
「字がマスからはみ出してるよ。」
「ひらがなの形が歪んでいるよ。」
「漢字の線と線の間をそんなにあける?」
「そんなに曲がってていい?」
と目にとまるたびに、注意していました。
私は、学校の先生から指摘を受けたこともあり息子の文字の汚さや漢字を覚えられないことに過干渉になっていたのです。
それに加え、
漢字を覚えられない息子にドリルを強引にやらせたり、
探し物が苦手な息子にイライラしたり、
興味がなく苦手なことを何度も何度も繰り返し行わせていました。
そのため、 私は息子にとってはうるさい存在になってしまいました。
ついには、息子は私のいうことなんて素直に聞いてくれない状態に。
そして宿題はいつも親子でバトルとなり、やりたくないことなんて絶対にやらず、私に反発する…そんな親子状態となっていました。
これではどんなに楽しいビジョントレーニングがあっても、親子で楽しく取り組む以前の問題だったのです。
3.親子で楽しくビジョントレーニング
そこで、私は、お母さんも子どももラクにできるビジョントレーニングを考えました。
それが、日常生活の中でお母さんの声かけで見る力を伸ばすトレーニング「見るトレ」です。
ビジョントレーニングの「見る」とは
「ものを見て(視力に依存する部分)」、
「脳で理解し」、
「口や動作でアウトプットする」
までのことを言います。
実は、ビジョントレーニングの効果を上げるには、子どもが楽しくできることが最重要ポイントなのです。
なぜなら、楽しいことをしている時に脳は発達するからです。
「見るトレ」のポイントは、
お母さんの声かけで、 子どもが目を大きく使いたくさんの情報の中から必要な情報を探して選ぶ力を伸ばしていくことです。
見る力の弱い傾向にある凸凹キッズには
字が汚い
漢字が覚えられない
板書が苦手
探し物ができない
などの困りごとへの対応にオススメです。
4.「見るトレ」が子どもの夢を叶える第一歩になる
私の考えた「見るトレ」は、
子どもが、お母さんの声かけで日常生活の中でいっぱい目を動かし、いっぱい探し、子どもの見る力を楽しく伸ばしたい!
お母さんが、「今、我が子にとって本当に必要な関わりは何なのか」を見極めるお母さんの「子どもを見る力」を伸ばしたい!
という2つの思いがあります。
漢字が苦手な我が子の勉強にイライラしたり怒ったりせずに対応したいのです。
なぜなら、脳は楽しいことで伸びるからです。
お母さんが、子どもの「漢字が苦手」に振り回されず、苦手な漢字もお母さんと楽しく学べることが子どもの見る力も苦手に試みる力も伸ばしていきます。
私は、子どもの苦手に振り回されずに我が子の強みを伸ばし、 漢字が覚えられない子に一生モノのやり抜く力を育てて行きたいですね!
漢字が苦手な凸凹キッズもお母さんと一緒に楽しく学べる方法が見つかりますよ!
執筆者:こばやし ひとみ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)