50音表を貼ったりドリルをやらせているのに、年長になっても全くひらがなを覚える様子がない子。何度も書かせる普通のドリルでは字を覚えるのが難しい、そんな子でも、動画を見るだけで簡単にひらがなが覚えられる画期的な本に出合えましたので紹介します。
【目次】
1.ひらがなに関心がなかった息子。あいうえお表にもドリルにも興味が持てない!
2.動画を見て覚える!画期的なドリル「笑えるひらがな」
3.たった3週間で46文字すべて読み書きができるように!
1.ひらがなに関心がなかった息子。あいうえお表にもドリルにも興味が持てない!
小学校入学も近づく年長児。
我が家には小学生のお兄ちゃんもいるので、あいうえお表はふろに貼ってありますし、お兄ちゃんが幼少時に使った幼児用のひらがなドリルもありました。
お兄ちゃんは年中ころからドリルをこなしながら少しずつ字の読み書きができるようになりましたが、発達でこぼこの強い年長の息子は、まったくひらがなに関心すら持ちません。
小学校の先生からは「字は学校で教えるから大丈夫、自分の名前だけ読めていればいいですよ」とはいわれるものの、やはり字が一字も読めない状態での入学は発達でこぼこの子であれば自信を無くしてしまうきっかけにもなってしまうので避けたいですよね。
お兄ちゃんが使っていた、数回ずつ書かせるタイプのドリルをこの子にもやらせてみましたが、面白くないことには食いつかない子で、ドリルに落書きをするばかりで字を覚えることもありません。
字の練習に限らず、子どもにとって面白くないことに取り組ませるには、面白いと思わせる工夫は必要。
なかなか楽しくできずに投げ出したりまじめに取り組めない子に、何とか楽しく字を覚えてもらいたいですよね。そんなお悩みを解決できるドリルに出会うことができました。
2.動画を見て覚える画期的なドリル「笑えるひらがな」
幼稚園でひらがなの書き方を教えている、立石美津子さんが執筆されたこのドリル。
ママはドリルにあるQRコードを読み込んで、動画を見せてあげるだけ。教えてあげる必要はありません。
幼児が喜ぶユニークな演技・格好をしながら、子どもたちが理解しやすく、思わず笑ってしまう言い回しで、字の形を楽しくイメージすることができます。
「まほうのことば」を言いながら書く練習ができるようになっています。
たとえば、「わ」であれば「ぼうにドン!すべりだい。きょうりゅうのたまごでシュッ」という「まほうのことば」を唱えながら書いていきます。
ひらがな46文字すべてに7分程度の動画で解説されており、ドリルの端のQRコードを読み込めば見られます。
幼児が間違いやすいポイントを「ガマ君」というキャラクターが出てきて、幼児が間違いやすい書き方でかいてみて、それを先生が優しく添削する、というコーナーもあります。
幼児には斜め線を書くことが苦手で、斜めの線も垂直な縦棒になってしまいがち。
ですが、「すべりだいがまっすぐだったらアー!っておっこちちゃうよね」と映像で見せていきますので、斜め線も上手に書けるようになります。
このドリルの一番の特徴は、目で見て音で聞いて口ずさんでから、その後で書くということ。
だから何回も書かせません。
書く前に、見る、聞く、唱える、と多感覚を使うので、書くことに抵抗がある子でも入りやすくなっています。
3.たった3週間で46文字すべて読み書きができるように!
年長の息子に一文字目を見せたときから、「なにこれ、面白い!」と夢中。
50音すべてテレビ画面に登録しておくと、次々に、そして繰り返しみていきます。
「ぼうにドン、すべりだい…」と口ずさみながら1つの文字につき、1-2文字だけ書いていました。
字が書けるようになってすぐとは思えないほど整った字で、かつ「まほうのことば」のおかげで書き順を間違えることもありません。
見て書くドリルで最後まで続いたためしがなく、ひらがなを自分の名前以外読むことができなかった息子も3週間ですべての文字を覚えて、「りもこんかあください」と手紙で要求できるまでになりました。
保育園でも、笑えるひらがなの教え方で、ほかの子に字の書き方を演技して教えていたのだそうです。
そして、変化があったのは、年長の息子だけではありません。
小学3年生のお兄ちゃんも、弟と一緒にこの動画を眺めているうちに、ノートの字を整ったきれいな字で書くようになっていきました。
絵をかくのは大好きでも、字には関心がなく覚えようともしていない、そんな年長児に不安を覚えるママたちにはお勧めのドリルです。
見てまねして書くだけのドリルで行き詰まりを感じているのであれば、多感覚を用いた楽しいドリルでひらがなを楽しく学んでみてはいかがでしょうか?
【商品詳細】
・商品名:「笑えるひらがな」
・出版社:小学館クリエイティブ単行本
執筆者:いぬいまき
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)