今すぐできる!敏感な子どもの激しい癇癪が落ち着いたママの接し方

 

敏感な子どもがちょっとしたことで激しい癇癪を起こして、ママもぐったり、対応する気力もなくなっていませんか。接し方の2つのポイントを実践するだけで、癇癪をほとんど起こさなくなり、ママのメンタルも落ち着きました。
 

【目次】

1.敏感な子どもの激しい癇癪に、対応がうまくいかない…
2.子どもをどれくらい笑わせていますか?
3.すぐできる!ポジティブな表情と反応
①ポジティブな表情を増やす
②子どものテンションに合わせた反応を増やす

 

1.敏感な子どもの激しい癇癪に、対応がうまくいかない…

 
 
私には、自閉スペクトラム症(ASD)傾向がある思春期の娘がいます。
 
 
環境変化をきっかけに、家族の行動や触ったものに敏感に反応して、マイルールに合わないと今までとは違う激しい癇癪を日々長時間起こすようになってしまいました。
 
 

 
 
クリニックに相談したり、自分でも対応を試行錯誤しましたが、少し良くなったり戻ったり・・・
 
 
最初は我慢していた息子も耐えきれず暴言・暴力も増え、家族でメンタル限界、悪循環になり悩んでいました。
 
 
 
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2. 子どもをどれくらい笑わせていますか?

 
 

そんなとき、発達科学コミュニケーション創始者吉野加容子先生から「子どもをどれくらい笑わせているか」と話がありました。

 
 
ストレスの量が多すぎるときは、楽しいことの量が足りないと良い変化が少ないとのことでした。
 
 
そして、「ポジティブな表情のバリエーションを増やす」視点を頂きました。
 
 

 
 

そのとき、私の表情はものすごーく「ネガティブ」で…

 
 
そもそも私の表情に「ポジティブ」が足りない?!とハッとしました。
 
 
考えすぎて空回りして、コミュケーションの基本的な大事なことを忘れがちだと気付きました。
 
 
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3. すぐできる!ポジティブな表情と反応

 
 
そこで、ぐったり気力がなくても、難しいことは考えずにできる、「ポジティブな表情」と、「子どものテンションに合わせた反応」の2つのことを意識しました。
 
 
2日後には、娘から「ママ、面白い!最近反応が楽しい!」と言われました!
 
 
そんな接し方の2つのポイントを詳しくお伝えします。
 
 
 
 

◆①ポジティブな表情を増やす

 
 
ぐったり気力がなくても、まずはとにかく顔のパーツを動かすことだけです。
 
 
口まわりの筋肉を動かす
 口角を上げて微笑む、上の歯を見せて笑う、上下の歯を見せて大きく笑うバリエーション
 
 
目のまわりの筋肉を動かす
 目を細める、目を開く、まぶたと眉毛を上に上げるバリエーション 
(目が「無感情」だとこわいので、自分が「カワイイ~!」と思うものが目の前にいると思うと良いです)
 
 
を動かす
 穴を広げるバリエーション
(子どもは面白いみたいで、変顔対決になります)
 
 

 
 
子どもと話すときはもちろん、子どもが近くにきたとき、すれ違うとき、横を通り過ぎるとき、PC作業中、鏡を見たとき、外出先でも、まずは1秒でも表情を動かしてみました。
 
 
最初は顔の筋肉が凝り固まってぎこちない笑顔でも、だんだん自然に、気持ちまで整うようになったと思います!
 
 

◆②子どものテンションに合わせた反応を増やす

 
 
例えば、子どもが面白い顔やダンスをしてきたときは、私も同じくらいのテンションで、同じようなリアクションを、子どもより少しレベルダウン、くらいのさじ加減でしました。
 
 
指でグッジョブサインやOKサインを出したりの反応も意識しました。
 
 
疲れていても、すれ違った挨拶代わりにやってみるとなんだかこっちも楽しくなりました。
 
 

 
 
すぐに娘は変化に気付き
 
 
「顔に張りが出てきたよ!」
 
「その顔やだ」
 
「そのリアクションいいね~!」
 
「今のはもうちょっと反応して欲しかった」
 
 
などと、娘にとってちょうど良い反応をはっきり伝えてきました。
 
 
だんだんと癇癪回数や時間が減り、マイルールも緩くなりました。
 
 
3週間目頃から子どもの良い変化が大きくなり、6週間後にはほとんど癇癪を起こさなくなり、穏やかな時間が増えました。
 
 
ママがぐったりでも、まずはポジティブな表情を作る自分の気持ちも持ち直す空気感も良くなる、そして、子どもに届く「肯定」にできることを実感しました。
 
 
まさしく「笑う門には福来たる」でした。
 
 
家族のご機嫌な時間を増やすために、私もご機嫌な時間を増やしたいと思います。 
 
 
 
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執筆者:中村友香
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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