親野智可等先生が著書の中で紹介した「親子日記」。発達障害・グレーゾーンの子どもの作文のサポートにぴったりです。日常生活の中には、お母さんがすぐにできるサポートのヒントがたくさんあります。それが聞ける、親野智可等先生の講演会に参加しませんか? |
【目次】
1.発達障害・グレーゾーンの子どもの作文練習にピッタリ!~「親子日記」とは
2.小学生も中学生も夢中になりました!
3.生活の中にはお母さんができるサポートのヒントがいっぱい!~親野智可等先生のお話を一緒に聴きませんか?~
1.発達障害・グレーゾーンの子どもの作文練習にピッタリ!~「親子日記」とは
発達障害・グレーゾーンの子どもとお母さんの困りごとのひとつに、「書く力」がありますね。
「ドラゴン桜」指南役の親野智可等先生がご著書『「親力」で決まる!子供を伸ばすために親ができること』(宝島社)の中で、子どもの文章を書く力を養うためのステキな方法を教えてくださっています。
「親子日記」というのは、ひとことで言えば、お父さんやお母さんと子どもの交換日記のようなもの。
たとえば、仕事から帰るのが夜遅いお父さんに子どもがその日にあったことや伝えたいことをノートに書きます。夜、お父さんがそれを読んで、返事や質問を書いてあげるのです。
子どもは、お父さんにいろいろなことを伝えるという目的があるので、文字や言葉をどんどん覚えるそうです。
お父さんが返事の中で質問を書いてくるので、子どもはどんなことを書けばよいのか、だんだん分かっていきます。
大事なことは、楽しく続けていくことです。楽しいから、子どもも夢中になって、どんどん文章を書くようになるのです。
2.小学生も中学生も夢中になりました!
私は20年、作文教室で幼稚園から高校生までの作文指導をしています。長年、子どもたちと一緒に作文を書いてきましたが、苦手意識を持っている子どものタイプは様々です。それなので、書く力をつける方法もその子によって違います。
しかし、共通して言えることは、子どもと信頼関係を持っている大人が「質問してあげること」で、子どもはどんどん書けるようになっていくということです。
そして、一番大切だと思っていることは、教室ではなくおうちでお父さんやお母さんと一緒に文章を書くことです。
なぜなら、「文章が書ける」ということは、「心が育っていく」ことと並行しています。お父さんやお母さんといっぱいおしゃべりをしながら書くことが一番よいのです。
それで、親野智可等先生がおっしゃるように、家族の絆が強くなります。愛情が伝わります。家庭の文化を親から子へと伝えられるからです。
そういう理由で、私も作文教室で「親子日記」の宿題を大切にしています。
作文教室にも、「親子日記」の宿題が大好きで、まったく文章が書けなかったのに「親子日記」のおかげで作文が好きになった生徒がいます。
小学4年生のM君は、「書くことがない」「なにも思いつかない」と言って、よく原稿用紙の前で固まっていました。
唯一、大好きなクワガタのことを、まるで図鑑の解説ように詳しく書いていました。そこで、「親子日記」の宿題にお母さんと挑戦したところ、半年後には、スラスラ楽しそうに「生活作文」が書けるようになりました。
中学2年生のY君は、人の感情を想像することや、擬音語擬態語(「ブクブク」や「ぷかぷか」など)を理解するのが苦手でした。
中学生なので、毎日の新聞記事から心に一番残ったものについて概要をまとめて感想を書く課題を出しました。そして、その内容についてお母さんと話して、「連歌」を作る宿題に挑戦しています。
新聞記事をもとに自分が書いた文章にそって、お母さんと二人で「短歌」を作るのです。上の句をY君。下の句をお母さんが作ります。
上の句には、必ず「ガラガラと」や「ぶわんぶわんと」などの擬音語擬態語を自分で作って入れるというルール付です。
Y君は、約半年で、人の気持ちを想像したり、擬音語擬態語を理解して書いたりできるようになりました。
親子のコミュニケーションを楽しみながら、文章を書く力をつけることができる「親子日記」。みなさんにお勧めしたいです。
3.生活の中にはお母さんができるサポートのヒントがいっぱい!~親野智可等先生のお話を一緒に聴きませんか?~
パステル総研では、なんと実際に親野先生をお招きして講演会を開催します!
日常生活の中ですぐにお母さんができること、発達障害・グレーゾーンの子どものサポートのヒントを、親野智可等先生のお話からみつけることができます。
ぜひ、講演会に参加ください。残席わずかとなっております。今すぐお申し込みください!
「親の気持ちが楽になれば子どもが幸せになる親力講座」
▶日時
9月14日(土)13:30〜15:30
▶場所
アルカディア市ケ谷 私学会館
〒102-0073 東京都千代田区九段北4丁目2−25
https://www.arcadia-jp.org/access/
▶費用:無料
今回の講演会では、トレーナーや総研記事でお馴染みのリサーチャーも参加予定です。どうぞ、交流してみてくださいね。
ぜひワクワクを体感しにきてください!みなさんにお会いできることを楽しみにしております。
▼▼お申し込みはこちらから▼▼
執筆者:ここのひなた
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)