学校には行きたくない、と言われたら? ~親野智可等先生の著書『「共感力」で決まる!』から学ぶ~

小学校高学年、中学生の子どもが「学校に行きたくない」と言った時にお母さんがどんな対応をすれば、イライラしたり、ケンカにならずにコミュニケーションが取れたりするのでしょうか?親野智可等先生の著書『「共感力」で決まる!』の中からお伝えします。
 

【目次】

 

1.「学校には行きたくない」と言われたら

 
 
夏休み明けにがんばって登校していた子ども達も疲れが出てくる時期ですよね。
 
 
朝「今日、学校には行きたくない」と言われたら、何て答えますか?
 
「今日は運動会の練習があるから、行った方がいいんじゃない?」
 
「給食に大好きな焼きそばが出るよ」
 
など子どもの好きそうなことを言って誘いますか?
 
 
小学校低学年の頃ならそれで気分が変わっていける子もいるかもしれませんね。
 
 
でも高学年の子や中学生が行きたくない、と言ってきたときには本人がかなりがんばった状態でお母さんに伝えてきていることが多いのです。
 
 
そんなとき、子どもの話をしっかり聞いてどうしたら一番いいのかを一緒に考えられるといいですよね。
 
 
お母さんのイライラが伝わる怖い顔で「なんで行かないの!?」とか「義務教育でしょ!」とか言っても子どもは動きません。
 
 
 
 

2.親野智可等先生の『共感力』とは?

 
 
親野智可等先生は23年の教師生活後、メルマガや『「親力」で決まる!』をはじめ、たくさんの著書で有名です。今回取り上げている『「共感力」で決まる!』には様々な子育ての悩みにアドバイスしながら次のような大切なことが書かれています。
 
 
1.ありのままを受け入れる覚悟(親の考えを押しつけない)=受容
 
2.子どもの気持ちをわかってあげる=共感
 
3.受容と共感、その後に励ましやアドバイス
 
 
そしてお母さん自身の気持ちを良い状態に保つ、一人で抱え込まないようする、のが大事なのだそうですよ。
 
 
 
 

3.『共感』を使ったお母さんのコミュニケーション

 
 
これらを参考に、子どもが学校に行きたくないと言ったときの対応を考えてみましょう。
 
 
まず、お母さんの気持ちを落ち着かせて聞く体制に整えましょう。
 
 
そして子どもの話を聞きます。「そうだったんだね。」「よく気持ちを伝えてくれたね。」
 
 
「〇〇なら行きたくないよね」と気持ちに共感します。
 
 
すると子どもは行きたくない気持ちをわかってもらえ安心します。
 
 
その上で、「それなら〇〇してみたら?」「〇〇な方法もあるよ!」と提案してみます。
 
 
すると、「そうか。学校行って〇〇してみる」と子どもも思いつくことが出てくるかもしれません。
 
 
「やっぱり今日は学校を休んで家で好きなことをする」ということもあるでしょう。
 
 
どちらにしてもお母さんが子どもの気持ちに寄りそって共感することが大切なんです。
 
 
そして子どもが決めた学校へ行く、今日は休むなどの決断を認めてあげることで安心して次への一歩がふみ出せるようになります。
 
 
 
 

4.今をいきいきと生きている子ども〜親野智可等先生の講演会〜

 
 
9月14日に行われた親野智可等先生の講演会では、子どもとの日々の中で暮らしに役に立つ工夫や親子関係を良くするための楽しいお話がいっぱいでした。
 
 
中でも心に残ったのは、
 
●親が子どもに期待すると疲れるが、あきらめた瞬間に新しい世界が開ける。
 
●本人が目的意識を持った思春期以降に大失敗をしたとき、その子の苦手な所の大改造がはじまるのでそれまでは待っている。
 
●子どもは将来を考えずに今をいきいきと生きている。誰もサボっていないので可愛いと思って、いま親ができることをする。
 
 
小学校を退職されてからも子どもの気持ちを汲み取られており、子どもの代弁者として私たち親に語ってくださる言葉はとても心に響きました。みなさんもぜひ参考にしてくださいね!
 
 
 
 
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執筆者:半谷彩子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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