新学期が始まって、お子さんがイライラしたり、怒ったり、泣いたりすることが多くなっていませんか。発達特性がある子は新しい環境に慣れにくく、本当に疲れています。新しい環境での疲れをリセットする方法をお伝えします!
【目次】
1.新学期に多くなるネガティブな反応の理由とは?
2.新しい環境になったときに大切にしたいこと
3.張り切りすぎて疲れてしまった娘を笑顔にできた!
4.新しい環境での疲れをリセットする方法
1.新学期に多くなるネガティブな反応の理由とは?
新学期が始まって、お子さんがイライラしたり、怒ったり、泣いたりすることが多くなっていませんか。
学校では、クラスの係活動を決めたり、新しく始まった教科の説明があったりします。
新入学の子は「学校ってこんなところ」というのを知る時間になります。
毎日新しいことの連続です。
新しい環境で、初めてのこと、いつもと違うことなどたくさんの変化があると、発達特性がある子は本当に疲れるんです。
なぜなら、そもそも新しいところが苦手で、見通しが立たない新学期は不安になりやすく、環境に慣れにくいんです。
本当に疲れてるけれど、子どもたちはとても頑張っているんです!
こんな時、子どもがイライラしていたり、怒ったり、泣いたり、お母さんにつっかかってきたり、暗い顔をしていたり、ネガティブな反応が出ることがあります。
2.新しい環境になったときに大切にしたいこと
新しい環境になりペースが整わないと、ついついこんな声かけが増えていませんか。
「明日の準備したの?」
「宿題が出てるでしょ?」
「早くして!」
これでは、家でも疲れが取れません。
新しい環境でものすごく頑張って疲れている子どもには、まずはおうちをほっとする場にしてあげたいですね。
疲れを取って、外で頑張るエネルギーを充電できるからです。
一番はおうちを「安心の場」にするということです。
ここは「安心安全な場所だ」という、親との揺るぎない信頼関係が作れることが大切です。
「ママは自分のことを大好きなんだな」
「私のことを可愛いがってくれているんだな」
「理解してくれているんだな」
こんな安心な気持ちが生まれるためには、親が子どもに「共感」することが必要です。
3.張り切りすぎて疲れてしまった娘を笑顔にできた!
我が家の娘も、新学期が始まって、支援級では新しい下級生のお友達も入ってきて、「お世話をしなくちゃいけない!」と張り切っていました。
なんだか機嫌が悪くて突っかかってくるなあ、と感じることがありました。
そこで、よくよく話を聞いてみると、「休み時間全然遊べなかった!」というのです。
どうも、下級生のこだわりが強いお友達に付き合ってあげたら、自分が休む暇がなかったと不満を溜めているようでした。
娘のクラスは、同じ5年生の男の子と娘の2人の5年生が最高学年。
「私がリーダーにならなきゃ、下級生の面倒を見なくちゃ!」と自覚と責任感が芽生えてきているんですね。
先生には「いつも助けてくれて本当に助かる」と言っていただいているんです。
だから、褒めてもらえるから意欲を持って面倒みなくちゃ!と張り切っています。
張り切って行動できるのはいいのですが、本人は頑張りすぎて疲れてしまうんですね。
上級生らしく振る舞う娘の成長は嬉しいですが、疲れてしまっては本末転倒。
ですので、
「下級生の面倒を見る気持ちは偉かったね!」
「さすが5年生だね!」
「先生に褒められて嬉しいし、年下の子も慕ってくれてうれしいよね!」
あなたの気持ち、お母さんもわかるよー!と「共感」したんです。
そして、共感したあと、
「私も子どもの頃、頑張りすぎて疲れた経験があるよ。」
「頑張りすぎると元気じゃなくなっちゃうよね。」
「そうすると、せっかく頑張ろうとしている気持ちが出せなくなっちゃったら残念だね。」
「だから、無理しなくてもいいんだよ。」
と話をしました。
すると娘は笑顔になり、「そうなんだ、お母さんはどんなことあったの?」と私の話に食いついて聞いてきました。
会話をするうちにいつもの様子に戻ってきました。
お母さんにわかってもらえた、話を聞いてもらって「共感」してもらえた、と満足できたんですね。
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4.新しい環境での疲れをリセットする方法
新学期はお母さんも、日頃からお仕事をして忙しい上に、新しい環境というイレギュラーがあり、疲れる時期です。
お母さんも子どもも疲れていると、イライラがぶつかり合ったりしてしまいます。
そこで、お母さんの負担を減らして、子どもの疲れもリセットする方法をお伝えしますね。
ぜひお勧めしたいのは、お母さんも「やらないこと」を決めることです。
新しい環境になったときは「重要なことだけ優先でやる」と決めてください。
この時期、子どもに対して優先でやる重要なことは、
・子どもの様子を観察して、受け入れること
・子どものイライラした頭をすっきりさせてあげること
など、毎日の疲れをお家でリセットすることです。
また、普段から忙しいお母さん自身の「やらないこと」を決めます。
・必要最低限の家事にする
・さほど重要でないことはなるべく後回しにする
やることを絞ってフォーカスします。
そして、やらないことを決めて空いた時間を、子どもと「共感」する時間にしてください。
一緒に楽しむ時間、子どもと意識して関わる時間にして、子どもが笑顔になる時間です。
この時間は5分でも10分でも構いません。
子どもと関わる時間が長ければいいわけではないんです。
その時間だけ集中してこんなことをするのはどうでしょう。
・子どもの話を聞く
・1対1で関わる時間にする
・子どもが好きな活動を一緒にする(ゲームやトランプもいいですね)
・子どもが得意なことを「教えて!」と聞いて一緒にやってみる
・寝る前に本を読んであげる
ぜひ、疲れが溜まりやすい新学期の初めは意識して、「共感」できる時間を作ってみてくださいね!
新しい環境での疲れをリセットして、また頑張れるチカラが充電できますよ。
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執筆者:笹原みらい
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)