失敗を嫌がる子の”完璧主義”でお悩みのママ必見!発達障害グレーゾーンの子どもの完璧主義をママとのコミュニケーションでやわらげる発達サポート方法があります!子どもが自分で考えて柔軟に動ける会話をご紹介しますね!
【目次】
1.発達障害グレーゾーンの子どもにあれこれ言い聞かせているとできることが増えない!
2.完璧主義になるのは「不安の強さ」があるから
3.失敗を嫌がる子のアウトプット力を伸ばす喋らせる質問トークとは
1.発達障害グレーゾーンの子どもにあれこれ言い聞かせているとできることが増えない!
完璧主義を和らげるママの会話と子どもが自分で考えて行動できる声かけテクニックがあれば、反抗期になってもママの声がしっかり届いて指示が通りやすくなります!
ですが、発達障害グレーゾーンの子どもは完璧を求めるあまり、思った通りにできないことで怒ったり、泣いたり、人のせいにしたりします。
そんなお子さんに対して「こうしなさい!」などと助言やアドバイスをして言い聞かせていませんか?
実は、ママがあれこれ言っているうちはできることが増えないんです。
なぜかというと、言い聞かせることはインプットばかりの脳を使っているため 、アウトプットの力が育っておらず脳がアンバランスな状態なのです。
すると言い聞かせることで反抗的になったり、暴言や暴力が出てしまうなど、感情のコントロールも難しくなっていきます。
だからこそ脳に届く声かけで子どもを成長させ、子どもを叱ってばかりの子育てから卒業しママの後悔をなくして欲しいと思います。
2.完璧主義になるのは「不安の強さ」があるから
ではなぜ、発達障害グレーゾーンの子どもは失敗を嫌がるほど完璧主義になるのでしょうか。
「宿題やってないから学校に行かない」
「持ち物がわからないから休む」
「宿題は全部やらないと意味がない!」
「失敗して注目されたら嫌だ」
「自分にはできないからもうやめる!」
こんな様子はありませんか?
完璧を求めるあまり、
・最後までたどりつかない
・最初から取りかからない など
行動にブレーキがかかることが 多くなります。
これに対してママは言い聞かせたり、注意したり、叱ったり、アドバイスするなどしても変わらない…
それどころか悪化することもありますよね。
完璧主義になる理由の1つに「不安の強さ」があります。
不安の強いお子さんは脳の「扁桃体」の活動が活発です。
扁桃体が活発だとネガティブなことに反応しやすく、「嫌だ、怖い、できそうもない」と思い脳が拒否反応を起こすため動けなくなるんですよね。
不安の強いお子さんは、この扁桃体の活動をいかに落ち着かせるかが重要なのです。
扁桃体が穏やかになれば不安が和らいで、感情の脳が落ち着くので、行動するための指令が届きやすくなります!
つまり不安を解消することで、完璧主義も和らげてあげることができるんです。
じゃ、どうやって不安を解消してあげるかについてご紹介していきますね!
3.失敗を嫌がる子のアウトプット力を伸ばす喋らせる質問トークとは
失敗を嫌がる発達障害グレーゾーンの子どもの完璧主義を和らげる具体的な方法をご紹介しますね!
それはズバリ! 「子どもに喋らせる質問トーク」をすることです!
冒頭でもお伝えした通り、インプットばかりしている脳をアウトプットさせて、脳をしっかり使ってあげることで発達のお悩みが解消していきます。
だから、喋らせることでアウトプットをしてあげるといいんですね。
言って聞かせても聞く耳を持たないのならば、子どもが自分で考えて答えを見つける方法が効果的なんです!
例えば、 問題を間違えたくないから宿題をやらない!と言っている子どもに、こんな質問をしてみましょう!
・宿題を間違えたくないんだね?
・宿題を間違えちゃう子ってクラスに何人いるかな?
・その間違えてしまうお友達ってみんなダメな子かな?
・宿題を間違えたらどうしていけないと思うの?
・あなたの好きな〇〇(推しメンやお気に入り)が間違えたり失敗したらどう思う?
失敗する自分はダメな子だ、という間違った考えを、こんなふうに質問して子どもに喋せることで「そっか失敗しても大丈夫だね!」と、完璧にやらなくてもいいんだという気持ちを和らげてあげることができますよ。
完璧主義をしっかり和らげてあげるママとのコミュニケーションで、お子さんをもっと柔軟にもっと楽にしてあげましょう!
完璧主義でお悩みのお母さんにおススメの対応方法をたくさんご紹介しています!
執筆者:三浦由記子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)