4歳でオムツが取れない発達障害の子がオムツを卒業できる秘訣をお伝えします!個人差があるから見守りたいけど、4歳でまだオムツなの?と焦る気持ちもありますよね。我が子がどのようにトイレトレーニングを成功させ、オムツが取れたのかをご紹介します。
【目次】
1.4歳でオムツが取れない発達障害の子ども
2.4歳でもオムツが取れない理由とは?
3.トイレトレーニングを成功させるのに必要な3つのこと
◆明るく「パンツを穿こう」と誘う
◆ご褒美を用意する
◆失敗しても叱らない
1.4歳でオムツが取れない発達障害の子ども
私の息子は発達検査を受けていませんが、発達の特性を感じています。幼稚園に行くことを嫌がり、現在不登園です。そして、4歳になってもオムツが取れないという悩みがありました。
そんな息子が自分からトイレに行きたい!パンツが穿きたい!と思えるようなトイレトレーニングを意識した結果、昼間はもちろん、夜のオムツまで取ることに成功しました!
私の息子は3歳で幼稚園に入園し、幼稚園ではオムツが外れ、外出時もトイレに行けます。ですが、家ではパンツを拒否することがほとんどで、たまにパンツを穿いても失敗…
トイレに飾り付けをして、好きなキャラクターのパンツを買いましたが、効果はありませんでした。
4歳でのトイレトレーニングの難しさを感じました。
まわりの子は外れているのに、私のやり方がいけないの?と自分を責めてしまうこともありました。
トイトレを続ける中、息子に選択してもらおうと思い、「オムツにする?パンツにする?」と聞きました。
すると、毎回「オムツ」と答える息子。
オムツが取れなくて焦っているのは私だけだと気が付きました。
息子に負担になっているかもしれない、まだ早いのかもしれないと思い、トイトレを中断することにしました。
2.4歳でもオムツが取れない理由とは?
4歳でもオムツが取れないのは、幼児期の発達には個人差が大きく、体の準備と心の準備がまだ整っていないからです。
オムツ外れは子どもの年齢ではなく、発達の状態に目を向けることが大切です。
特に発達障害がある場合は発達の凸凹もあり、その子のひとつひとつの発達がどのくらいなのか見ていくことが大切です。
まだ膀胱におしっこをたくさん溜めておけない状態だったり、尿意を感じない、または言葉で伝えるのが難しかったりする場合には、トイレトレーニングは難航してしまいます。
息子は家以外ではトイレに行けるので、体の機能面より、心の面に課題があると感じました。
こだわりが強い、不安が強いことでオムツを穿いていると安心、パンツになると不安、トイレが怖い、トイレに行くことが面倒など、心の面もがオムツが取れない理由になります。
また、4歳のトイレトレーニングでは、幼稚園や保育園の進級や行事、他にも負担になることがあり、影響することがあります。
進級や行事で負担になることがある場合、子どもは不安定になります。負担がかかるトイトレをするのを一時中断することも必要かもしれません。
こだわりの強さや不安はすぐに良くなるものではなく、発達と共に少しずつ和らいでいくものです。親子のコミュニケーションの中で自信をつけて安心すると、こだわりの強さや不安が和らいでいきます。
このように、子どもの年齢ではなく、心と体の発達の状態がオムツが取れない理由なのです。
3.トイレトレーニングを成功させるのに必要な3つのこと
子どものトイレトレーニングを成功させるには必要なのは、自分からトイレに行きたいと思えるようにするための3つの親の対応です!
我が家では一度は中断したトイトレですが、4歳のうちにトイレトレーニングを再開しました。
友達が家に遊びにきたときにオムツに排泄をして交換した際、友達に知られたくないと恥ずかしがりました。
その様子を見て、家では他人の目がないのでオムツに抵抗がなかったのだと気が付きました。産まれたときからオムツなので、家族に見られても何も思わないのは当然のことでした。
外ではトイレに行けるので、トイレに行くことは理解している、あとは息子がトイレに行きたいと思えることだと思いました。
私が意識したことはこの3つです。
◆明るく「パンツを穿こう」と誘う
以前は「オムツにする?パンツにする?」と聞いていましたが、「パンツ穿いてみよう!」「今日はパンツにしよう」と笑顔で優しい声色で誘いました。
「嫌だ」と言う日もありますが、続けていくと、パンツを穿いてくれる日が増えていきました。
◆ご褒美を用意する
やる気を出すきっかけ作りにご褒美も用意しました。おしっこができたら10円、うんちができたら20円渡しました。
ご褒美があることでトイレに行くモチベーションが上がりました。
ただ、1つ注意していただきたいのが、ご褒美と褒めの言葉を必ずセットにしてください。ご褒美だけだと、ご褒美がないと行動しなくなってしまいます。
◆失敗しても叱らない
間に合わず失敗しても、決して叱らず、表情にも出しませんでした。
眉間にシワを寄せたり、ガッカリした顔を見せないことが大切です。「漏れちゃったね」と事実だけ伝えて掃除をしました。
「大丈夫だよ」「次はがんばろう」と励ますより、ただ事実を伝えることにしました。
徐々に自信をつけた息子は今ではご褒美がなくてもトイレに行けるようになりました。
また、自ら「夜もパンツに挑戦したい」と宣言し、おねしょをしてしまうことが多いですが、それでもパンツを穿き続け夜もオムツが取れました!
こうして4歳でトイレトレーニングを終了することができました。
オムツ外れは自立の第一歩です。オムツが取れたことによって、息子に自信をつけ、自己肯定感を高められたと思います。
トイトレも親子のコミュニケーションがうまくいってこそ成功します。ぜひ、焦らずに親子に余裕がある状態で取り組むことをおすすめします。
自己肯定感をつける方法がたくさんあります!ぜひチェックしてみてくださいね!
執筆者:安室ゆう
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)