もうすぐクリスマスですね。毎日忙しくてあっという間に当日間近なんてこともありますよね。実は、親子でパーティーの企画をすると子どもの発達が加速するんです!今年のクリスマスはワクワクするパーティーを準備して、非日常的な楽しみを味わってみませんか?
【目次】
1.忙しい毎日に特別なイベントをするのが面倒になっていた過去
2.パーティーを企画すると子どもの脳が発達する理由
3.クリスマスパーティーを子ども主体で企画するルートマップ
①パーティーメニューを決める
②お部屋の飾り付けを決める
③ゲームやイベントを考える
④プレゼントを決める
⑤いつ準備をするのか決める
1.忙しい毎日に特別なイベントをするのが面倒になっていた過去
お誕生日にクリスマス、結婚記念日など、毎年家族でどんなお祝いをしていますか?
まだ子どもが小さいうちは、喜ぶからと手の込んだ可愛いメニューを用意したり、ワクワクしながら準備したりしていた方も多いのではないでしょうか。
けれど、発達グレーゾーンの子育てはとても大変です。
癇癪に振り回されたり、同じことを繰り返さないと次に進めなかったりと時間がいくらあっても足りませんよね。
特に私が働き始めてからは、仕事、家事、育児など毎日のタスクに追われて、いつの間にか結婚記念日が過ぎています…。
かろうじて、子どものお誕生日だけは頑張るけれど、パパとママのお誕生日は忘れられていることも。
お祝いをしたい!という余力も気持ちも、いつの間にかなくなっていきました。
決めることが多いので、一人で頭の中だけで考えていくのは大変なんですよね。
いつも行き当たりばったりな生活をしていて、思いついたときにはイベント当日間近!なんてこともありました。
そんな私が子どもと一緒にワクワクするパーティーを企画してみよう!と挑戦するようになりました。
なぜなら、イベントの企画をすることで子どもの脳はぐんぐん発達する!と知ったからなんです。
その方法をご紹介する前に、なぜパーティーをしたら発達が加速するのか、その理由をお伝えしますね。
2.パーティーを企画することが子どもの脳を発達させる理由
実は、パーティーなどのイベントの企画をすることは、逆算の段取り力を育むことにつながるのです。
逆算の段取り力とは、まずゴールを決めて、そのゴール達成に必要な具体的な方法を探して実行していくことです。
例えば、ゴールを今年のクリスマスは、家族みんなが笑顔になる楽しいホームパーティーをする! と設定するとしますね。
そうすると、みんなが笑顔になるメニューは何かな?どんなプレゼントを喜ぶかな?と必要なものや予約がいるかどうかなど、具体的に考えられますよね。
クリスマスは家族旅行をする!であれば、また違う段取りが必要です。
このように、まずはゴールになるクリスマスの過ごし方を一度決めてみましょう。
また、準備をするときは、子ども主体で進めます。ママは、子どもの答えを引き出すような質問をして、サポート役に徹します。
そうすることで、子どもがクリスマスの準備をやりきった!という成功体験と自信を育んであげられます。
自分はできる!という体験は、子どもたちの成長に欠かせないものですよね。
さらに、脳は楽しいことが大好き!
家族の気持ちを想像する力
企画を考える思考力
準備するための行動力
ママと相談するコミュニケーション力
など、さまざまな力をワクワクする方法で伸ばしていくことができるんです。
難しいことが嫌いな子どもたちも、クリスマスパーティーと聞けば目を輝かせませんか?
わが家で試したことのあるお誕生日会などの企画を、今回はクリスマス用にアレンジしましたので、ぜひ参考にしてみてください。
3.クリスマスパーティーを子ども主体で企画するルートマップ
子ども主体で進めていくために、まずはやることを一緒に書き出します。
書くことが好きなお子さんなら子どもが、苦手なら子どもに聞きながらママが書き出してくださいね。
子どもの意見を書き残すことで、視覚的に整理され、自分で準備した!と感じやすくなるため、成功体験になります。
12月24日のココロおどる作戦会議の始まりです!
◆①パーティーメニューを決める
家族みんなが好きなものなんだろうね?と子どもに質問してみてください。
私はピザ!僕はお寿司!パパはステーキが好きなんじゃない?など、どんどん出てくるものを書き出していきます。
統一感がなくても、ママがびっくりするような突拍子のないものであっても、まずは子どもが考えて伝えてくれたことを、ママがさえぎらないようにしましょう。
メニューが決まったら、作るのに必要な材料も書き出してみます。
シチューを作るのに、材料は何がいるんだっけ?と質問し、子どもが知らない場合は一緒にレシピを調べたりすることもできますね。
◆②お部屋の飾り付けを決める
折り紙で輪っかつなぎを作ったり、100均に探しに行ってみたり、クリスマスの絵を書いて貼っても楽しいですよね。
お店のなかから、買いたいものを見つけ出すということも、子どもにとっては楽しい刺激になり、脳の発達につながるんです。
ところで、クリスマスツリーは出していますか?わが家はようやく最近、子どもとクリスマスの飾りつけをしました。
今まで、去年はゴールド系にしたから、今年はシルバー系、など統一感を考えて飾りの種類はママの考え主体で決めていました。
けれど、今年は飾り付けを子どもに任せてみることにしました。子どもが考えて、行動するということが大切だからです。
そうすると、思いもよらない色合わせが意外に可愛く、華やかなツリーに仕上がりました!
凝り固まった大人の思考を一旦保留して、子どもの豊かな発想力に任せてみるのも大事だなと感じる出来事でした。
◆③ゲームやイベントを考える
ジェンガ、トランプ、すごろくやみんなでプレイできるswitchなどのゲーム。
普段は忙しくてタスクに終われるママも、この日は少し子どもと遊ぶ時間を作ると決めてみるのはいかがでしょうか。
少しばかり相手をするのが大変だと思うようなゲームも、事前に決めておくことで楽しむことができませんか。
クリスマスの絵本を読んだり、音楽をかけたり、ゆったり過ごすのも良いですね。
◆④プレゼントを決める
サンタさんからのプレゼントとは別に、お友達とクリスマスパーティーをするとき、音楽をかけてプチプレゼントを回して交換しませんでしたか?
そんなイベントを家族でも取り入れてみるのはいかがでしょうか。
小学生くらいでしたら、一緒にお店に行くけれど、プレゼントを選んだり会計をしたりするのは別々という形にするのもおススメです。
一人でお買い物をする体験ができ、プレゼント包装を店員さんにお願いするという新たなチャレンジも必要ですよね。
当日までプレゼントの中身は秘密にすれば、ワクワク感も高まりますね。
◆⑤いつするのか決める
クリスマスまでもう少し時間があるので、いつなら準備の時間が取れそうか、事前に決めておきます。
いつやるか決めること、ここはとても重要ですので、①などひとつでも決まれば、この日に実行しよう!と予定を立ててくださいね。
もちろん、私も①~⑤を全部1回でしたわけではありません。
今まで、少しずつ子どもたちと楽しんできた体験なので、ご家族に合いそうなものを選んで試してみてくださいね。
ゴールが楽しみであるほど、ココロ踊るゴールに向かって行動量や思考量が増えていきます。
こうして脳が発達し、今まで苦手だったことも、少しずつできるようになっていきます。
ポジティブな体験なので、できたね、楽しいねという肯定の声かけをたくさん子どもにかけてあげられます。
もちろん、出来ないことや子どもが思いつかないことは、どんどんママがアシストしてくださいね。
私が決めた!準備した!と子ども自身が思えるような質問と優しい声かけで、ママもワクワクしながら進めていきましょう。
忙しいママにこそ、ほんの少しの時間を作って試してみていただきたい方法です。楽しいクリスマスを過ごしてくださいね。
▼サプライズパーティーにも使える!宝探しゲームのやり方が載っています。▼
困りごとの解決策だけでなく、遊びながら脳を育てる方法も満載です!
執筆者:作倉 帆香
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)