「人付き合いが苦手だな」というお母さん、一緒に改善していきましょう。
発達科学コミュニケーション リサーチャーの渡辺みゆきです。
発達障害・アスペルガーのお母さんが会話の苦手意識を手放す方法ーその1 認知の歪みを知るー
レッスンスクリプト
私は、親子のコミュニケーションをスムーズにして、人付き合いが苦手なお母さんが、子どもと仲良く成長できる専門家として活動しています。
今日から3回にわたって、お母さんの会話の苦手意識を改善する方法をお伝えしていきます。
今回は、まず1回目。テーマは「認知の歪みを知る」です。
人付き合いが苦手で会話が楽しめないお母さんの中には「私、アスペルガーかも」と思われる方がいらっしゃるかもしれません。
ここで簡単に、アスペルガーの女性の主な特徴をあげてみます。
・空気が読めず、会話についていけない
・思ったことをすぐ口に出して周囲をドン引きさせる
・相手の言うことを真に受けやすく、冗談が通じない
・白黒思考で融通が利かない
・ネガティブな思考になりやすい
などがあります。
そしてもう1つの特徴が「認知の歪み」です。
「認知の歪み」とはなにか?例えば、初対面の人を相手に、緊張して会話が進まなかったとします。
通常なら「緊張してうまく話せなかったなー」となりますが、認知が歪んでいると「会話が進まなかったのは、相手が私を嫌っているからだ」といった被害妄想のような視野の狭い思考になってしまいます。
この認知の歪みが、自分と他人、あるいは自分と子どもとのコミュニケーションに支障をきたします。特に子育てする上では、お母さんの認知の歪みが子ども自身の認知を歪ませてしまう、と言うことになりかねません。
この認知の歪みが改善できると、視野が広く明るくなって、コミュニケーションがスムーズに進みやすくなる。つまり、人付き合いの苦手意識も改善していくというわけです。
では、どうすれば認知の歪みが改善できるか?ですが、その一歩としてまず日記をつけることをオススメします。日記を書くのが苦手という方は、ほんの数行でも箇条書きでも結構です。
ここで日記にひと工夫。「あ〜、今日はイマイチだったなぁ」という日でも、ポジティブな内容で締めくくるようにします。
例えば、「あ〜今日は煮物焦がしちゃったけど、焦げてない部分は美味しくできたよね」といった感じです。
ポジティブな感情を入れ込むことで、ネガティブに傾きがちな認知の歪みが改善されていきますので、ぜひ続けてみてください。
次の動画では、他人との会話に緊張しやすい時の対処法についてお伝えします。ぜひご視聴くださいね。
講師:渡辺みゆき
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)