魚や釣りに興味が出てきた子ども。釣りに連れて行ってあげたいけれど、海や川に連れていくのは難しい…そんなママに、初心者でも釣りが楽しめる都会の真ん中にある『釣船茶屋ざうお』をご紹介します。釣りで子どもの脳を発達させるお出かけを楽しみましょう!
【目次】
1.魚や釣りに興味が出てきた子の好奇心を伸ばしたい
2.興味の”旬”を大切にしたいワケ
3.釣り初心者ママも大丈夫!海や川に行かずに釣りができる『釣船茶屋ざうお』
4.釣り体験で子どもの思考力と会話力を伸ばす3つの声かけ
◆声かけ1:「じゃあどうする?」
◆声かけ2:「教えて!」
◆声かけ3:「ありがとう!○○のおかげだよ!」
1.魚や釣りに興味が出てきた子の好奇心を伸ばしたい
図鑑で見る魚やスーパーで売られている魚、水族館で泳いでいる魚じゃ飽きた!本物が見たい、釣ってみたい!
そんな子どもの好奇心を伸ばしてあげたいとは思ってはいるけれど、子どもを釣り堀や川、海釣りに連れて行くのはちょっとハードルが高いな…と億劫になっているママはいませんか?
実は私もその一人。
夫が休みの日には、釣り堀や、川釣り、海釣りに出かけることがあっても、私ひとりで息子を連れて釣りに行くことはなかったのです。
ぜなら、私が釣り初心者で、どちらかというと魚はニガテ…だったからです。
しかし、息子は「釣りブーム」の真っ最中。
学校の振り替え休日を楽しみにしている小3の息子に、その日は何がしたいのか聞くと、「釣り」と即答でした。
普段から「~したい、~行きたい」と滅多に言わない息子がそんなことを言うのなら、望みは叶えてあげたい!一緒に出かけたい!そう思ったのでした。
そこで、釣り初心者の私でも、夫に頼らずに、子どもと一緒に釣りが楽しめるスポットを探すことにしました。
すると、そんな私の願いを叶えてくれそうなところがあったのです。それが今回ご紹介する『釣船茶屋ざうお』です。
2.興味の”旬”を大切にしたいワケ
子どもの興味や好きなこと、好奇心は、行動の原動力です。
人間の脳は、実際に行動して新しい体験を積み重ねることで発達(成長)していきます。
ですので、興味の旬を大切にすることで子どもが自主的に行動するので、脳の発達を加速させることができるのです!
「好きで伸ばす」
パステル総研を主宰し、発達科学コミュニケーションの創始者である吉野先生は、脳科学を学べる発達科学講義の中でよくこうおっしゃいます。
好きなことなら、体験して色々学び吸収できます。その好きなことをするために、ちょっと苦手なことも頑張れたりします。
そうやって、好きなことから少しずつ色々なことができるようになっていきます。
苦手を直接的にトレーニングするよりも、好きなことや得意なことをすることを通して、苦手も克服できるようになっていくのですね。
子どもの興味の”旬”を逃さずに活かせたら、その子の脳をぐーんとラクに伸ばせるのです。
3.釣り初心者ママも大丈夫!海や川に行かずに釣りができる『釣船茶屋ざうお』
川や湖、海に行かずに、都心で魚を釣ってその場で食べることができる『釣船茶屋ざうお』。
東京都、神奈川県、大阪府、愛知県、三重県にあります。(福岡本店は、2024年2月時点では釣り体験お休み中。)
店内に入ると大きな船の形をした「いけす」があり、そこには普段お目にかかれなかったり、簡単に釣れないような魚が泳いでいます。
仕入れによって魚の種類に変動があるそうですが、鯛、ヒラメ、しまあじ、真アジなどがいます。
他にも、サザエやアワビなどの貝類、エビなどの甲殻類、〇万円の高価な伊勢海老も。東京・目黒店には、ニジマスなどの川魚もいます。
釣りシステムは、竿を買い魚を釣り、調理法を選ぶというシンプルなものです。
いけすの中は色んな魚が泳いでいますが、一度釣れた魚はいけすに戻せません。ですので、狙いをハッキリ定めてから釣る必要があります。
釣る魚によって値段が違うので、事前に料金表に目を通すこともオススメします。
もしなかなか釣れなかったりやり方が分からない場合は、店員さんが助けてくれます。
釣った魚に1ミリも手をふれずに、調理されて出てくるなんて、釣り初心者の私としてはこんなにありがたいことはありません!
ファミリー層の来店も多いことから、釣ったあとに太鼓をたたいてお祝いしてくれたり、釣った魚と記念写真が撮れるようにパネルや道具の準備があったり、サービスがとても充実しています。
釣った魚は、刺身や煮魚など好きな調理法で出してくれます。普通の飲食店でもあるので、自分で釣らなくても食事を楽しむことができますよ。
釣りに慣れている親子にとっては物足りないかもしれませんが、初心者や小さい子連れ、雨の日のお出かけ、手軽に釣り体験を楽しみたい親子にはもってこいです。
ちなみに私たちは平日に行きましたが、ランチタイムはサラリーマンばかりで、釣りを楽しんだのは私たち親子と若いカップルだけでした。週末の夜は宴会場として賑わうみたいです。
店舗によっては、寿司握り体験をしているところもあります。こちらは土日祝の開催で事前予約が必要です。
4.釣り体験で子どもの思考力と会話力を伸ばす3つの声かけ
せっかくの釣り体験。脳が伸びる発達のチャンスに変えませんか?
子どもの思考力や会話力を伸ばす声かけを、わが家で実践した例を参考にお伝えしますね。
◆声かけ1:「じゃあどうする?」
親が答えを教えるのではなく、子どもと一緒に作戦会議をする声かけで、子どもの考える力を伸ばしていきましょう。
例えば、
・○○店に行きたいよね、じゃあどうやって行こうか?
・鯛を釣るのに○○円かかるんだって、じゃあどうやってお金を出そうか?
・鯛が釣れないね…じゃあどうしようか?
子どもと作戦を立てることで、調べたり考えたりママ以外の人に聞いたりするので、自然と思考力・会話力アップのトレーニングになりますよ。
◆声かけ2:「教えて!」
子どもが元々好きなことや得意なこと・やったことがあることを教えてもらうことで、子どもの思考力や会話力を伸ばすことができます。
例えば、
・この魚の特徴、教えて!
・この魚、どうやって釣ったらいいかな?やって見せて、教えて!
こんな声かけで、子どもの脳がフル回転し出します。そして、教える”先生”になることで子ども自身の知識定着や自信アップの効果もあります。
◆声かけ3:「ありがとう!○○のおかげだよ!」
思考力や会話力を付ける土台は、安定した親子関係が大前提です。ですので、子どもの力が発揮されやすくなるような声かけが実はイチバン大事です。
例えば、
・○○くんが釣った魚美味しかったね、ありがとう!
・楽しい経験ができたのは、○○ちゃんが魚釣りしたいって言ってくれたおかげ!
感謝の言葉は、子どもの気持ちを満たし自信もつくので行動力もアップします。
わが家では、息子と一緒に釣りの予算を決めたり軍資金ゲットのための作戦会議をして、お父さんにプレゼンをしてお金をもらいました。
現地では、狙った魚が思うように釣れなかったので「じゃあどうする?」と考えて店員さんに聞くことができました。
釣った魚を食べながら、泳いでいる魚のマニアックな豆知識を教えてもらったり、釣った魚の合計金額を教えてもらったりしました。
帰宅してから、お父さんに今日の成果を知らせたときに「今日は楽しかったね、ありがとう!○○くんのおかげで、美味しい魚が食べられちゃった~!」ポジティブな言葉で感謝を伝えました。
すると、「次の狙いはヒラメだな!絶対ひとりで釣れる!唐揚げにして食べる!」とやる気と自信満々な発言をしていました。
それから一週間後、今度はお父さんと一緒に行って有言実行したのでした。
ぜひ『釣船茶屋ざうお』に出かけて、子どもの脳をフル稼働させる声かけを試してみてくださいね!
きっと、お子さんの新しい一面が発見できる感動と出会えるはずです。
–施設詳細–
【 施設名 】 釣船茶屋ざうお
【 住 所 】 目黒店:東京都品川区上大崎2-27-1 サンフェリスタ目黒5F
【 電話番号 】 03-6417-9588
【 営業時間 】 平日ランチ 11:30~14:30[L.O.14:00] 平日ディナー 17:00~22:00[L.O.21:00](金曜日は~23:00[L.O.22:00])土曜 11:30~16:00[L.O.15:00]、16:00~23:00[L.O.22:00]、日祝 11:30~16:00[L.O.15:00]、16:00~22:00[L.O.21:00]
【公式サイト】 https://www.zauo.com/
※おでかけの際は、公式サイトで最新の情報をご確認ください。
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執筆者:ひきのなつき
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)