発達障害ADHDタイプの幼児の言葉の発達に重要な役割を果たすのが、絵本を通じたコミュニケーションです。今回は絵本の読み聞かせがなぜ重要かと、どのように楽しく興味をもって読めるようになるかについてご紹介します。
【目次】
1.発達障害・幼児に絵本の読み聞かせで言葉の力をつけたい!
発達障害注意欠陥多動症(ADHD)の子どもを育てていて本の読み聞かせをしようとしてもうまくいかないことってありますよね。
・動き回る
・喋り始める
・ページを勝手にめくる
などで困っているママはいませんか?
我が家の注意欠如多動症(ADHD)の5歳・4歳の子ども達も読み聞かせをしていると、
本をビリビリに破ってしまう!
お話を聞かずに大暴れ!
どっちの持ってきた本を先に読むかで大モメ!
といった感じで、読み聞かせどころではなくなる状態に…私自身も絵本を読み聞かせするやる気を失くしていました。
しかし、なぜこんな行動を起こすか理解し、普段のママとのコミュニケーションや対応を変えてみると、今では落ち着いて絵本が読めるようになりました!
子どもの言葉の発達は、その後の学習や社会性において重要な要素とも言えます。
絵本の読み聞かせは、言葉を覚えたり、文章を理解したりするための基礎を築く上で効果的な手段です。
特に、視覚的な要素が豊富な絵本は、言葉と絵の関連性を理解しやすく、子どもの興味を引きつけるので、絵本の読み聞かせの時間は特に重視したいですね。
2.ADHDの子どもが絵本の読み聞かせが難しい3つの理由
ADHDの子どもに絵本の読み聞かせが難しい理由について3つご紹介します。
◆集中力が低い
ADHDの子どもは、集中力が低い傾向があります。
絵本をじっくりと読むことが難しく、興味を持続させることが難しいのです。
◆運動欲求が高い
ADHDの子どもは、運動欲求が強い傾向があります。
静かに絵本を読むよりも、動き回ることや体を使って遊ぶことの方が好きなのかもしれません。
◆情報処理がゆっくり
ADHDの子どもは、情報を処理する能力が未熟な場合が多いです。
絵本のストーリーや文章を理解するのに時間がかかり、興味を失いがちです。
3.楽しく興味をもって読めるようになるコミュニケーション
ではどのようにしたら、子どもが楽しく興味を持って絵本を読めるようになるのかについて説明していきます。
◆子どもの興味に合わせる
子どもの興味や関心に合わせた絵本を選んで読み聞かせることが大切です。
興味を持つキャラクターやテーマが登場する絵本を選ぶと、興味を持って聞き入ることができます。
我が家のADHDの子ども達がハマったオススメの絵本をご紹介します。
◆参加型の読み方をする
子どもと一緒に絵本を読みながら、声を出したり、音を立てたりするなど、参加型の読み方をすると楽しみながら興味を持って聞くことができます。
我が家のADHDの子ども達がハマったオススメの絵本をご紹介します。
ADHDの子どもを育てるママたちが絵本の読み聞かせで困ることはよくあります。
しかし、子どもの興味や関心に合わせた絵本を選び、参加型の読み方や絵本を活用した遊びをすることで、子どもとのコミュニケーションを深めることができます。
絵本の読み聞かせが困難な場合は、短い時間や小さな段階から始めてみることも有効です!
一番大切なのは、子どもとの楽しい時間を共有し、言葉の力を育むことですよ!
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執筆者:多良 みのり
(発達科学コミュニケーショントレーナー)