小1息子の「学校行きたくない」原因は初めての席替えだった!その理由と対応法

 

入学して間もなく、学校行きたくないという子どもに困っていませんか?様々な原因が考えられますが、わが家の不安が強いASD傾向小1息子の行き渋りの原因は初めての席替えだったのです。席替えなど、初めて遭遇することに不安を感じる子の理由と対応をお伝えします。
 

【目次】

 
 

1.小1息子の「学校行きたくない!」に困っていました

 
 
入学してホッとしたのも束の間。子どもが突然「学校に行きたくない」と言い出して、困っている!という方はいませんか?
 
 
入学式も乗り越え、心配だった学校の授業や登下校、給食や掃除など、徐々に学校生活にも慣れてきた頃だと思っていたのに、どうしてだろう?と不安になりますよね。
 
 
実はわが家もそうでした。
 
 
息子は初めてのことに対して不安がとても強いところがあります。ですので、入学前から準備や仕込みをしていたこともあり、つまづきそうなポイントは押さえていたつもりでした。
 
 
しかし、私は忘れていたのです。「席替え」という、小学校で息子が初めて遭遇するできごとを。
 
 
 
 
担任の先生には息子の特性を伝えており、初めてのことをするときは見通しが立つよう事前に話して欲しいというお願いをしていました。
 
 
先生は、「席替えするよ~!」と数日前に話してくれたようですが、それでも息子は落ち着かず、席替え宣言の翌日は学校に行きたくないオーラ全開で玄関からの一歩が数十分かかるほどでした。
 
 
大人にとっては大したことないと思われがちですが、息子にとって席替えは人生で初めてのこと、未知の世界での一大イベントだったのです。
 
 
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2.小1息子が席替えを怖がったワケ

 
 
息子がなぜこんなにも席替えを怖がったかというと、考えられる理由は脳の仕組みの観点から大きく2つありました。
 
 
ひとつは、人の脳は「いつもと同じ」が好きです。裏を返せば、「変化」を嫌うということ。
 
 
新しいことをするときや何かいつもと違うことをするときには脳に負担がかかるので、脳はそれを避けたくなります。
 
 
大人でも、初めてのことに取り組むときや行動を起こすとき、「めんどくさいな、嫌だな」と思いませんか?
 
 
幼児期の子どもの脳は未熟です。しかも、すでに新生活の負担もかかっている時期。
 
 
「はじめての席替え」は、大人が思う以上の大きなストレスになり得るものなのです。
 
 
 
 
もう一つの理由として、「いつもと同じ」にこだわる脳のタイプを持つと初めてのことや変化に対して敏感に反応することがあります。
 
 
この「いつもと同じ」に固執する傾向が強いのが、自閉症スペクトラム(ASD)の発達特性を持つ脳タイプの子です。
 
 
見通しが立たないことや予測不能なことに強い不安を感じるので、初めてのことに対しての行動のハードルが高くなります。
 
 
何かを始めるとき、全てを理解して納得しないと行動に移せないこともあります。
 
 
それゆえ、ASDの脳タイプにとって、席替えはとても怖くて不快なものになってしまっていたのです。
 
 
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3.不安を和らげる対応は3つの質問でOK!

 
 
そんな初めてのことに対して不安が大きく膨らんで不安になっている子へ、質問と会話をすることで心配が安心に変わるキッカケになることがあります
 
 
わが家で実践し、効果があった3つの質問をお伝えしますね。
 
 

◆①「席替えって本当はどんなことするか、知ってる?」

 
 
子どもは大人が思うほど、言葉を理解していないことがあります。
 
 
ですので、もしかすると「席替え」とひと言で言っても、実際どんなことをするのか想像できていないこともあります。
 
 
この質問をすることで、子どもがどのくらい席替えを理解できているか分かります。
 
 
もし、言葉に詰まっていたり黙ってしまったら、「席替え」を具体的に説明してあげてください。
 
 
うちでは、「先生やクラスのメンバーは変わらないけれど、今までの自分の席や周りの子の席が入れ替わるんだよ」と伝えました。
 
 
机といすは変わるのか、何時間目にするのか、くじで決めるのか、少々めんどくさいですが、そこまでの詳細を伝えると安心できる子もいます。
 
 
 
 

◆②「次はどの席になるかな?」

 
 
席替えがどんなものか分かったところで、楽しい気持ちになる質問で気持ちを前向きにセットしていきます。
 
 
わが家では、「今の席だとできないことはない?」と聞いてみました。
 
 
すると、「端っこの席だから手を挙げても先生にあててもらえない」とのこと。
 
 
そこで「じゃぁ席替えしたら、あててもらえるチャンスはあるかもね!」と話すと、「ちょっと楽しみかも!」と前向きな発言が飛び出しました。
 
 

◆③「自分が思ったのと違う席になったらどうしようか?」

 
 
人生に予想外はつきものです。ですが子どもはまだそれを知りません。
 
 
そこで、自分がなりたい席になれない場合もあるという、席替えの予想外に備える会話も大事にしました。
 
 
とくにわが子のような脳タイプの子は、想定してないことが起こるとパニックになる場合があります。
 
 
そこで、事前に作戦会議をすることもおススメです。
 
 
わが家では、「思った通りの席じゃないこともあるけれど、席替えは2ヶ月に一回できるんだよ」と伝えていました。
 
 
思った通りじゃない!席替えなんて嫌だ!の嫌な記憶になることを予防するため、他の可能性やプランBを事前に伝えるのも得策です。
 
 
その際、にっこり、ゆったりと会話してみてくださいね!
 
 

4.初めての事が苦手だったわが子の現在

 
 
実のところ、小1息子の初めての席替えは、本人が希望していた結果にはなりませんでした。
 
 
ですが、事前に質問や会話を重ねることにより「2ヶ月に一回だったら…6年間で何回できるかな?」と気持ちを切り替えることができました^^
 
 
そのあと何度も席替えを経験し、3年生になり初めてのクラス替えも経験しましたが、パニックや不安になることなく過ごせています。
 
 
4年生になった現在は、「初めてのこと」に対しての耐性がずいぶんついてきたように思います。
 
 
先日の席替えも、当日知らされる→初めてのくじ引きでの席→希望ではない席、でしたが文句を言いながらも落ち着いていました。
 
 
それは、経験もあると思いますが、子どものことを理解し脳に届くコミュニケーションを大切にしてきたからだと感じます。
 
 
 
 
すぐにはスムーズにはいかないことも多いかもしれません。ですが、大人が気づき行動した分だけ必ず欲しい未来は手に入ります^^
 
 
わが家の経験が、「こうやって成長していくんだ!」という見通しと希望になれたら幸いです。
 
 
 
 
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執筆者:ひきのなつき
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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