学校疲れる?子どもが疲れやすい理由と頑張りすぎに効く3ステップ対応法

 

新学期からの環境の変化、子どもへの影響は意外と大きいです。特に繊細タイプや発達障害の特性をもつ子は頑張りすぎる分、今更?というタイミングで「学校疲れる」と元気がなくなることも。今回は、疲れやすい子どもの頑張りすぎに効く対応法をお伝えします。
 

【目次】

1.環境の変化の疲れ、今になって出ていませんか?
2.子どもが学校で疲れるのには理由があります!
◆人と気軽に話ができない、人見知りがある
◆感覚過敏がある
◆気持ちの切り替えが苦手
3.疲れやすい子どもに効く!元気が取り戻せる対応法
ステップ1 疲れ切る前に休息をとる
ステップ2 気持ちをアウトプットさせる
ステップ3 リフレッシュできる技を身につける

 
 

1.環境の変化の疲れ、今になって出ていませんか?

 
 
毎年春は子どもにとっては環境が大きく変わる時期ですね。
 
 
張り切って学校に行っていても「五月病」なんて言葉があるように5月には少しずつ疲れが見えてくる子もでてきます。
 
 
元気がなく、学校から帰ってきたらヘトヘト
すぐに横になりたがる
イライラして感情が不安定
 
 
こんなと様子が見えたら要注意かもしれません。  
 
 
 
 
 
環境の変化は子どもにとって、大人が想像するよりも大きな影響があるんです。
 
 
例えば、進学や進級にて
 
 
先生、クラスメイトがガラリと変わった
教室の場所が変わった
勉強する内容がむずかしくなった
 
 
進級、進学すれば当たり前のこと。たったこれだけで?と思うかもしれません。
 
 
ですが、繊細な気質の子どもや発達障害の特性をもっている子どもは、こうした一度に起こる変化が心や脳に大きな負担になることがあるのです。
 
 
子どもの目から見ると、他の子はうまく馴染んでいるように見えますし、子ども自身も新しい環境で心機一転、気合いが入っていますから頑張りすぎてしまうこともあるでしょう。
 
 
すると、これからの時期にかけて、だんだんとエネルギー切れを起こしてくる子がでてきます。
 
 
頑張ろうとしているのに、疲れて行き渋りや登校拒否に発展してしまうのは避けたいですね。
 
 
これを、「学校に行くだけで疲れたなんて言わないでよ」と力技で改善しようとするのはNG対応ですよ。
 
 
今回は、もっと子どもの特性にあった対応法をお伝えしたいと思います。  
 
 
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2.子どもが学校で疲れるのには理由があります!

 
 
そもそも、どうして子どもは学校に行くだけで疲れてしまうのでしょうか? 
 
 

◆人と気軽に話ができない、人見知りがある

 
 
これは、繊細なタイプの子どもに多いですね。
 
 
繊細タイプの子は、先生もクラスメイトも変わると、この人はどんな人?どんな雰囲気の人?とずっと思いをめぐらせながら人と接しています
 
 
人と関わることが嫌いではないけど、話しかけるには勇気が必要だったり、話しかけてもらえればしゃべるけど・・・という子の場合も、いつも周り人の顔色を気にしています。
 
 
すると、新しい人間関係の中、ずっと気を張っているわけですから疲れやすくもなります。
 
 
発達障害があって記憶の力が弱い子の場合には、まず顔を覚えて名前を覚えて…と人に慣れるまでに時間がかかってしまうので余計に気を遣う期間も長くなっています。  
 
 
 
 
 

◆感覚過敏がある

 
 
感覚過敏も発達障害の子や繊細な気質の子どもに多い特性です。
 
 
まわりのざわざわした音や、ちょっとした物音が気になる、光がまぶしすぎる、周りの人の匂いが気になる・・・といった、感覚の過敏性が原因でストレスを感じています。
 
 
感覚過敏は、その場にいるだけで音や匂いが気になったり、不快に感じるわけですから我慢している間はずっと辛い時間になってしまいます。
 
 
これまでの環境と違うことで予想しなかったことが起きたり、思いがけない刺激で余計に感覚の過敏性が増してしまうこともあるでしょう。
 
 
こうした感覚過敏は、気持ちが疲れていたり、寝不足だったりという場合には普段は気にならないことでも余計にストレスに感じる場合もあるので注意が必要です。  
 
 

◆気持ちの切り替えが苦手

 
 
発達障害や、繊細な気質を持っている子どもはネガティブな記憶が脳に残りやすい傾向があります。
 
 
学校であった嫌なことを思い出しては、嫌な気持ちを引きずってしまうのです。
 
 
例えば、質問されたことにうまく答えられなかった、クラスメイトが注意されていた、先生の顔や雰囲気がなんだか嫌だった、などと何度も思い出しては暗い気持ちになっています。
 
 
そんなこと気にしなきゃいいのに…と大人の私たちは気軽に考えてしまうかもしれません。
 
 
ですが、子どもにとっては嫌な出来事ほど記憶に残ってしまい、頭の中で反芻しては次に切り替えることが難しくなってしまうのです。
 
 
このように、子どもは本人も気が付かないうちに、気を遣ったり緊張状態にあって日常的にエネルギーを多く使っています。
 
 
もしかすると、そんな子ども達にとっては学校がつらい、疲れると感じてしまうのは当然のことかもしれませんね。 
 
 
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3.疲れやすい子どもに効く!元気が取り戻せる対応法

 
 
では、疲れやすい子どもに対して親はどのような関わり方をすればいいか、お伝えしますね。 
 
 

◆ステップ1 疲れ切る前に休息をとる

 
 
私たち大人もそうですが、疲れたのなら休むのが一番!
 
 
ですが、「疲れているなら学校休んだらいいよ!」というのは、ずる休みさせているようで抵抗がある、と感じるママもいるかもしれませんね。
 
 
かといって、本当に疲れ切って学校にいけないのでは元も子もありませんから、ここは柔軟に考えて休息を優先してもらいたいと思います。
 
 
頑張って勉強しよう!とか何かにチャレンジしよう!好きなことに没頭しよう!と思えるのは心も体も元気だからこそ。
 
 
そう考えると、早めにお休みさせることが大切です。
 
 
休ませるのに抵抗があるのなら、例えば、学校は午前中だけ授業にでて午後は早退させるとか、前の晩からゆっくりして、翌朝は遅めに登校させるというのもオススメですよ。  
 
 
 
 
 

◆ステップ2 気持ちをアウトプットさせる

 
 
休息がとれたら、今度は気持ちを吐き出す機会をもってもらいたいです。
 
 
子どももなぜ疲れているか分からなかったり、疲れてることにも気が付いていないかもしれません。
 
 
ですから、余計に子ども自身が思いや感情を表現することができると、気持ちもスッキリしてきます。
 
 
特に、言葉で誰かに伝えることは、発した言葉から自分の心の状態を客観的に再認識することができます。
 
 
子どもの感情を吐き出させる場合には、子どもがどんなことを話しても絶対に否定しないことが大事です。
 
 
子どもの声に耳を傾けて、うなずいたり「そうなんだね」と受容的な態度で聞いてあげてくださいね
 
 
嫌な気持ちになったよと言われたら「嫌な気持ちになったんだね」と反復することでしっかり聞いてもらえていると安心感を与えることができます。
 
 
子どもにとってママがホッとできて気持ちがはき出せる安全地帯になってもらえたらと思います。  
 
 

◆ステップ3 リフレッシュできる技を身につける

 
 
一旦、休んで気持ちを吐露し、気持ちがリセットできたとしても繊細タイプの子どもはまたすぐにストレスを溜めてしまいがちです。
 
 
だったら、どうするか?
 
 
私がオススメしたいのは、自分のとっておきのリフレッシュ方法を見つけておくことです。例えば、
 
 
・お気に入りの散歩コースを見つける
・カラオケやダンスを思い切り楽しむ
・親子でスポーツをはじめてみる
・大好きなアイドルなどの推し活
 
 
など、子どもの好きを利用して、気持ちをリフレッシュする方法をいくつか準備しているといいですね。
 
 
特に体を動かすストレス発散方法は、脳内にセロトニンという神経伝達物質がでて気持ちを安定させ、集中力を上げる働きがあるのでオススメです。
 
 
ストレスは誰でもずっとついてくるもの。
 
 
ですが、疲れやすいことで、本来ならできるはずのことできなくなったり、学校に行き渋ってしまうのはもったいないですよね。
 
 
疲れやすい子ども達も親子で気持ちをリフレッシュさせて、うまくバランスをとりながら、力を発揮してもらいたいと思います。  
 
 
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執筆者:井上喜美子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

 

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