「ママ見て!」自閉症の子どもの「みてみて期」を作り出す!会話のキャッチボールが続く方法

「ママ見て!」を全く言わない自閉症の子どもに寂しい想いを感じていませんか?「みてみて期」は発達に大切な段階です。ママとの愛着を深めて会話のキャッチボールが続く親子になる秘訣をお伝えします!
 

【目次】

1.「ママ見て!」と言わない自閉症の子どもに寂しい想いをした過去
2.みてみて期が子どもの成長と愛着形成に大切な理由
3.自閉症の子どもと会話のキャッチボールが続く接し方

 

1.「ママ見て!」と言わない自閉症の子どもに寂しい想いをした過去

 
 
普段の会話のなかで、 「ママ見て!」と言われることはありますか?
 
 
世間一般では「ママ見て!」と毎日、何度も言われると、うんざりしてしまいそうな言葉ですよね。
 
 
けれど、この「ママ見て!」は子どもが発達には大切で、「みてみて期」と呼ばれています。
 
 
2歳から4歳の子どもに多く訪れるこの「みてみて期」、実は私は楽しみにしていました。
 
 
子どもがみてみて!って言い始めたら「ちょっと待ってね」とか「あとでね」みたいなことは絶対言わないでおこう。とことん付き合ってみよう。
 
 
そんな風に心待ちにしていました。
 
 
けれど、生まれた息子は言葉が苦手な自閉症の子どもで、「ママ、見て!」と言われることが全くなかったのです。
 
 
「ママ、見て〜♪」どころか、ほっといてくれと言う様子した。
 
 
 
 
私が「あ、見て!犬がいるよ、かわいいね」と子どもの好きそうなものに注意を向けても見向きもせず、自分のことに没頭していて私の言葉が全く届きません。
 
 
2歳3ヶ月ごろからようやく単語が沢山出始めましたが、「これいる?」と聞くと、質問している私の発音を真似して「いる〜?」と言うのです。
 
 
言葉は沢山出るのにそんなオウム返しばかりで、会話が成り立たないという事実に直面しました。
 
 
「みてみて期」は、大好きな人と価値観を共有することで自分の存在を肯定する時期です。
 
 
幼児教育を学んでそう知っていたからこそ、私の存在はこの子にとってあまり意味がないのではないか?
 
 
心のつながりを感じられず、母親としての土台にすら立てていないのかもしれないという虚しさがありました。
 
 
4歳半になっても、息子に「ママ見て!」と言われることはなく、とても寂しい想いでした。
 
 
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2.みてみて期が子どもの成長と愛着形成に大切な理由

 
 
「ママ見て!」を言えるようになる理由のひとつは承認の欲求を満たしたいという欲求が子どもにあるからです。
 
 
承認欲求は自閉っ子が誰しも持っている欲求の1つであり、この欲求を満たしてあげないことにはなかなか自立に結びつきません。
 
 
誰でも良いわけではなく、大好きなママに認められたい!という思いが育っているからこその言葉なんです。
 
 
ほかにも、子どもの「みてみて!」に答えることは、安全の欲求を満たす事にもつながります。
 
 
安全の欲求も、誰しも持っている欲求の1つであり、これも必ず満たしてあげなければ同じく自立には結びついていかないのです。
 
 
例えば、鉄棒や滑り台をするときにみてみてと言うのは、ママを信頼しているからこそであり、安全を保証されたことにより思いきって取り組めます。
 
 
ママからの安全の保障は、新しいことに挑戦する不安な子どもにとって何よりも心強いこと。
 
 
「ママ見て!」と言われたということは、子どもから信頼されている、愛着が深まっている証なのです。
 
 
 
 
そしてさらにもう1つ!
 
 
「ママ見て!」は、言語能力も含めて今の自分とは違う力を身につけて、更に1段高い発達のステージへ進む意欲の一種の目印になる言葉なのです。
 
 
では、どうすれば親子の愛着を深めて、「ママ見て!」と言われるほどの関係を結んでいくことができるのでしょうか。
 
 
次で詳しくお伝えしますね。
 
 
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3.自閉症の子どもと会話のキャッチボールが続く接し方

 
 
自閉症の子どもの「みてみて期」実は、ママが作ることができます!
 
 
そして、意識して「みてみて期」を作ることで、子どもとの愛着が深まり、会話のキャッチボールができるようになるのです!
 
 
会話のキャッチボールができるようになるからこそ、大好きなママと楽しい、嬉しいなど価値観の共有ができるようになります。
 
 
その価値観の共有が「ママ見て!」という言葉につながります。
 
 
そのためには、まず子どもにとって心地の良い言葉をかける必要があります。
 
 
心地よい言葉とは、どんな小さなことだろうと、できていることを丸ごと認めてくれるママからの言葉です。
 
 
 
 
癇癪を起こさないように地雷を踏まないように気を付けるのではなく、子どもが今していることに注目して、そのまま言葉で伝えてあげましょう。
 
 
朝の「おはよう。起きたね」から始まり、例えばごはんを食べるときには
 
 
「ごはん食べようと思って椅子に座ったね」
 
「スプーン持てたね」
 
「もぐもぐ食べてるね」
 
 
生活の場面では
 
 
「おトイレ行けたね」
 
「手を洗ってるね」
 
 
など、そんな風にもう既に当たり前にできている行動をたくさん言語化していってあげてくださいね。
 
 
この声かけが、ママとの愛着を深めて、「ママ見て!」と言えるようになる土台なのです。
 
 
息子は、「よく頑張ったね!」「すごい!」「上手だね!」といういわゆる承認欲求を満たす言葉をかけると、それすら癇癪を起こし怒る子でした。
 
 
そんな風に怒り出す子どもにも、今できていること・好んでしていることに注目した肯定の言葉のシャワーは、スッと脳に届きます。
 
 
ママの言葉をもっと聞きたいと思ってもらえる土台を作っていきましょうね。
 
 
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執筆者:桜山 尚
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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