見ている親も辛い…ADHDの子の友達トラブルにお母さんができるサポート術!

 

些細なことで怒り出し友達とトラブルになってしまうADHDの子。遊びたくてもうまくかかわれない様子を見ていると、親としては心配で悲しい気持ちになりますよね。どうしてトラブルになってしまうのか?その原因とサポート方法を紹介します。
 

【目次】

1.怒り出して友達と仲良く遊べないADHDの息子
2.トラブルになってしまう理由を分析
◆感情を言葉で伝えることが苦手
◆ネガティブな記憶の積み重ね
◆お友達から「悪い子」のレッテルを貼られている
3.トラブルが減っていくお母さんのサポート方法
◆叱らずに気持ちに共感して言葉にする
◆友達に子どもが怒っている理由を説明する

 
 

1.怒り出して友達と仲良く遊べないADHDの息子

 
 
発達障害の子どもが友達とうまく遊べない。
 
すぐにトラブルになってしまう・・・。
 
 
そんなお悩みはありませんか?
 
 
私には発達障害・注意欠陥多動性障害(ADHD)の特性をもつ、小学校低学年の息子がいます。
 
 
人が好きで友達と遊ぶのが大好きなのですが、上手にコミュニケーションが取れずにトラブルになってしまうことが多々ありました。
 
 
 
 
息子が友達とトラブルになるパターンはだいたいいつも同じ。
 
 
些細なことから怒り出して友達が困る行動を止めることができない
 ↓
みんなに指摘されてしまう
 ↓
さらによくない行動が加速し負のループに陥る
 
 
といった具合です。
 
 
その姿を見ると、悲しくなり、切ない気持ちになります。
 
 
今はまだ遊んでくれる友達がいても、今後学年が上がるにつれて友達が離れていってしまうのではないか・・・。
 
 
そんな心配が頭をよぎりつつも、どう対応していいかわからず、言って聞かせることしかできない日々でした。
 
 
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2.トラブルになってしまう理由を分析

 
 
発達障害、グレーゾーンの子は、どうして友達関係がうまくいかないのでしょうか。
 
 
息子はどうしてトラブルになってしまうのか分析してみました。
 
 
息子の例ではありますが、多くの子に共通するケースなので参考にしてみてくださいね。
 
 

◆感情を言葉で伝えることが苦手

 
 
トラブルになりやすい理由の1つに、言葉で表現することの苦手さが挙げられます。
 
 
友達と遊ぶ時には、自分のやりたいことができなかったり、希望が通らないことがありますよね。
 
 
複数人になるとなおさらです。
 
 
自分の思いと現実のギャップにイライラしてしまい、その気持ちを言葉で表現することもできず、衝動性の強さも重なって言葉より先に暴言を吐いたり、手が出たりしてしまいます。
 
 
さらに、ネガティブな感情のときはそうでないときに比べて思考力が落ちると言われています。
 
 
落ち着いているときよりも言葉で説明したり、感情をコントロールしたりすることもより難しい状況になってしまっているので、手や口が出やすくなってしまうのです。
 
 
 
 

◆ネガティブな感情の積み重ね

 
 
友達関係でうまくいかないことが多いと、ネガティブな記憶として貯まっていきます。
 
 
ネガティブな記憶は蓄積されやすいと言われているのですが、友達と遊んでいるときに些細なきっかけで過去の経験から不安な気持ちが呼び起こされます。
 
 
そして防衛本能が働き、友達に対して攻撃的な行動をとってしまうことが考えられます。
 
 

◆友達から「悪い子」のレッテルを貼られている

 
 
いつもトラブルを起こしていると、友達から「あの子はいつもすぐ怒る」「いつも怒られている」と「悪い子」のレッテルを貼られてしまっている可能性があります。
 
 
そうすると、些細なことででも相手も敏感に感じとり「また嫌なことをしようとしている!」と指摘されることが増えてしまい、悪循環が起こってしまいます。
 
 
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3.トラブルが減っていくお母さんのサポート方法

 
 
トラブルになって、1番傷ついているのは本人です。
 
 
ネガティブな気持ちをやわらげ、言葉で気持ちを説明できるようにサポートしたこと、友達にも息子の気持ちを伝えることで、息子は少しずつ友達トラブルが減っていきました。
 
 
私が実践した対応を紹介します。
 
 

◆叱らずに気持ちに共感して言葉にする

 
 
トラブルになってしまったら、まずは気持ちに共感してあげましょう。
 
 
子どもが話してくれる場合は、その言葉を繰り返してあげることで気持ちが整理されていきます。
 
 
もし、自分で気持ちを話すことが難しければお母さんが代弁してあげてください。
 
 
「悔しかったんだね。」
 
「本当はこれをやりたかったんだね。」
 
「〇〇が嫌だったんだね。」
 
 
といった具合です。
 
 
お母さんが感情に名前をつけてあげることで、自分の感情を表す言葉のバリエーションが増え、少しずつ言葉で気持ちを伝えられるようになっていきます。
 
 
言葉で表現できない感情をコントロールすることは難しいので、お母さんが思考の整理を手伝ってあげるイメージです。
 
 
また、共感してあげることで、
 
 
「お母さんはわかってくれる。」
 
 
と、受け止めてもらった安心感を得ることもできます。
 
 
叱られ続けている場合、「また叱られる!」と思い、お母さんからの声かけはシャットアウトされてしまうかもしれません。
 
 
ですが、叱ることをやめ、気持ちを代弁したり、共感してあげたりすることを続けることで、お母さんの声かけが耳に入るようになっていきます。
 
 
根気よく続けてみてくださいね。
 
 
 
 

◆友達に子どもが怒った理由を説明する

 
 
いつも一緒に遊ぶ友達であれば、
 
 
「このことが嫌で怒り出しちゃったみたいなんだ。〇〇くん(友達)は悪くないのに嫌な思いさせちゃったよね。ごめんね。」
 
 
というふうに、相手の子に嫌な思いをさせてしまっていることに対して謝りつつ、自分の子どもが怒っている理由を説明してあげることで、相手の子も理由がわかり、不要に指摘されることを減らすことができます。
 
 
実際、トラブルが起きたときにお友達に状況を聞くと、
 
 
「どうして息子が怒り出したのかわからない。」
 
 
ということがよくありました。
 
 
繰り返し伝えてくうちに、友達も息子が怒るのにも何か理由があることをわかってくれて、一方的に責められてしまうことを減らすことができました。
 
 
友達と遊びたいのにうまくかかわれない姿を見ると悲しい気持ちになりますが、お母さんのサポートで気持ちや行動のコントロールができるようになり、楽しく遊べる時間も増えていきます。
 
 
そのときは「今日は楽しかったね!」「○○くんと仲良く遊べてうれしいね!」と、うまくいった記憶を言葉にして積み重ねてあげてくださいね!
 
 
 
 
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執筆者:若月綾
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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