父親と息子のNGな関わり方が子どもの気力を奪います!親子の信頼関係は共感力

 

お母さんと子どもの関わり方に尽力している発達科学コミュニケーション(発コミュ)ですが、父親の子育てが影響力大!なことがあります。親子の信頼関係を築きたい一方で難しさを感じているお父さんに、ぜひ知って欲しい父親と息子の関わり方をご紹介します。
 
 

【目次】

1.こんな行動は見られませんか?お父さんの接し方が原因かもしれません
2.影響力大!お父さんが気を付けたい父親と息子の関わり方
3.お母さんも必見です!子どもを伸ばすお父さんとは?

 
 

1.こんな行動は見られませんか?お父さんの接し方が原因かもしれません

 
 
・同じ事を何回も注意され自信、自尊心を無くしている
 
・攻撃的な行動が増えた
 
・自制が効かない
 
・自分の存在意義がわからなくなる
 
 
などという状況、実はお父さんのお子さんとの関わりが大きく影響しているかもしれません。
 
 
我が家には注意欠陥多動性障害(ADHD)・自閉症スペクトラム(ASD)・感覚過敏・衝動性ありの息子がいます。
 
 
6年生の1学期、友達関係の悩みで自信をなくし、学校への行きしぶりがありました。
 
 
コロナ禍で在宅勤務が増えた父親は、今まで会社生活で目に付かなかった現実を目の当たりにし、息子のできないところばかりが気になり、よく怒っていました
 
 
そんな中、息子は一度辞めた習い事を、再び縁があり再開することに。
 
 
今までは習い事も父親が見に行く機会はほぼなかったのですが、曜日の都合もあり、練習風景や試合を観に行くことが増えました。
 
 
すると、コーチが話をしている間よそ見が多い、同じことを何度も注意されている、動いてみたら、「何やってるんだ?!」の連続と言った息子の行動。
 
 
 
 
おまけに練習前の準備をなかなかしない。もしくは準備したと息子が言うものの、家を出る直前にアレが無い、コレが無い…父親は黙って見ていられず、罵声を浴びせる。
 
 
こんなことの繰り返しでした。
 
 
子どもに対して熱心過ぎるあまり、つい色々と口を出したくなるものですが、間違ったコミュニケーションを繰り返していると、子どもにとって毒親になりかねないのです。
 
 
発コミュ基礎講座を始めて3ヶ月が経ち、まだまだ友達問題は課題が多いけど、息子は落ち着いて来ているし、やる気も復活しつつある。
 
 
私はこのまま発コミュを続けて、子どもが変化したところを父親に見せたい!そう思っていました。
 
 
ところが、習い事の練習中、同じ事を何回も注意され、遂に練習させてもらえなくなった息子を見た父親は、掛ける言葉を無くし、息子を避けるようになってしまったのです。
 
 
話しかけてもろくに返事をしない、下の子にはあれこれ世話をしてあげるけど、息子には全く何もしない。
 
 
こんな毎日を過ごしている間に、息子の心は酷く傷つき、生きる気力を失っていったのです。
 
 
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2.影響力大!お父さんが気を付けたい父親と息子の関わり方

 
 
お父さんのこんな行動がお子さんを苦しめます。
 
 
◆話を適当に聞いている
 
◆話に一貫性が無くて気分で言うことが変わる
 
◆自分の否を認めず謝らない
 
◆キレて言うことを聞かせようとする
 
 

 
 
今回はこの中から「キレて言うことを聞かせようとする」についてお話しします。
 
 
お父さんが関わることで、効果大と言われることの一つにキャンプ、アスレチック、釣り、自然体験があります。
 
 
そのせっかくの機会に叱り方を間違えると、子どもを伸ばすチャンスを潰してしまいかねません。
 
 
 
怖さや大きな声の威圧、又はキレることで、子どもの問題行動を解決しようとする。
 
 
それがなぜ良くないのか?
 
 
それは、子どもに本質が伝わりにくくなるから。
 
 
子どもの脳に届く言い方、届かない言い方があります。
 
 
勢いに任せた言い方や感情的な言い方は、効果が続かないことが多いんです。 
 
 
さらに、怒られ続けることで、自信を無くしたり、行動を起こすやる気を失くしてしまいかねません。
 
 
それはなぜか?
 
 
子どもがしたことには理由があります。
 
 
その時の感情で怒りをぶつけてしまっては子どもから成長のチャンスを奪ってしまいます。
 
 
お父さんだからこそ!お子さんに大きな効果をもたらす関わり方をご紹介します。
 
 
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3.お母さんも必見です!子どもを伸ばすお父さんとは?

 
 
 
お父さんがして欲しくなかった、あるいは悪いと思っていることをお子さんがしてしまった時に、お子さんの気持ちには共感をし、行動に喝を入れましょう。
 
 
ダメだから、ダメ!と頭ごなしに叱るのではなく、その行動に対しての良い悪いを子どもが自分で考動できるように導くのが効果的な叱り方です。
 
 
好ましくない行動に対しては、「なんで?」と聞きたくなるかと思いますが、勢いに任せて「なんでそんなことするんだ?」と言うと、攻めの気持ちがこもってしまいます。
 
 
そうすると、それ以上は言いたいことを言えなくなってしまったり、「だって…」から始まる言い訳を引き出してしまいます。
 
 
そこに「言い訳するな!」なんて言ってしまうと、子どもは気持ちを分かってもらえない、言いたいことが言えないと、欲求不満になるのです。
 
 
ポイントは攻めたい気持ちを一旦抑えて、パパは責めていないよと言う態度を見せることです。
 
 
子どもから引き出したいのは、
 
 
”どうすれば良かったのか?”
 
 
お子さんは何がしたかったのでしょう?
 
 
行動には理由があります。
 
 
話しを聞いてもらえたということは、自分の思いを受け止めてもらえたこと=信頼感
 
 
正解のない子育て、ちょっとしたコミュニケーションの違いでお子さんの問題行動が増えてしまったり、お父さんとの関係が悪くなってしまっては勿体なさすぎます。
 
 
お子さんは今自分の能力を伸ばそうとしているんだ、と見方を変えると怒りたくなる基準が変わってきませんか?
 
 

 
 
お子さんにとって好影響なお父さんは、お子さんが大好きなお父さん。
 
 
気持ちをわかって、良い行動に導いてくれる、そんなお父さんがたくさん増えることを心から応援しています!
 
 
 
 
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執筆者:五上亮子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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