やめてと言ってもやめない発達障害児を叱ると逆効果!嫌がっているのにしつこい子どもへの対処法

 

やめてと言ってもやめない!嫌がっているのにしつこい発達障害の子どもを叱るのは逆効果!反抗的になったり自信を失ってしまいます。叱らなくても、嫌がっていることを理解し、やめてくれるようになる対応のコツを3つお伝えしますね。
 

【目次】

1.やめてと言ってもやめない!嫌がっているのにしつこい息子に怒り爆発!
2.嫌がってるのにやめられないのはなぜ?
3.やめてと言ってもやめない発達障害の子に効く!対応3つのコツ
①感情に巻き込まれない!
②子どもの気持ちを代弁する
③コソコソ話

 
 

1.やめてと言ってもやめない!嫌がっているのにしつこい息子に怒り爆発!

 
 
・やめてと言ってもやめない!
 
・嫌がっているのにしつこい! 
 
・ふざけだしたら止まらない!
 
 
こんなお子さんに悩んではいませんか? 叱ってもやめない!諭しても聞いてくれない!本当に疲れますよね。
 
 
つい感情的に怒ってしまうなんて方もおられるのではないでしょうか。
 
 
実は、やめてと言ってもやめない子に言い聞かせようと、いくら叱ったところで子どもの行動は何も変わりません。それどころか、酷くなる一方です。
 
 
 
 
私には小学3年生の息子がいます。幼いころから楽しいことが大好き!人懐っこくてみんなに可愛がられるタイプでした。
 
 
しかし年長の頃からふざけることが増え、ふざけだしたら止まらない!という行動が目立つようになりました。
 
 
保育園では怒られたくないという思いから問題行動は見られませんでしたが、家では何度やめてと言ってもやめない!
 
 
一度スイッチが入ると、人が嫌がっているのにしつこい… 特にパパに対して、
 
 
・すれ違いざまにお尻をペンッと叩き、追いかける!
 
・こちょこちょをやり続ける!
 
・しつこい戦いごっこで力加減なし!
 
 
始めは笑顔でかわしていたパパですが、何度言ってもやめない長男に対して、イライラが募り最後にはドカンと叱ることが増えてしまいました。
 
 
「やめてくれる?」
「やめて!」
「やめてって言ってるでしょ!」
「やめろやこら~!」
 
 
やめてと言えば言うほど、しつこくやり続けます!大きな声、怖い声で、やめてと言っても、めげません!
 
 
むしろしつこく追いかけてちょっかいを出したり、さらにふざけたり、もっと激しい戦いごっこを仕掛けてきたり…
 
 
いくらやめてと言ってもやめない息子に、温厚なパパも次第に怒り心頭、そのうち、ちょっとしたちょっかいでも怒るようになってしまいました。
 
 
そして息子はちょっと叱られただけで癇癪を起こし、大きな声で怒り返したり、叩いたりするようになってしまいました。
 
 
パパは叱り続け、私はなだめ続け、息子は怒り続ける…
 
 
毎日のように繰り広げられるパパと息子のバトルに、私もイライラして、いい加減にして!と怒ってしまう日々を送っていました。
 
 
やめてと言ってもやめない!なんで? やっぱり発達障害? どうしたらいいの?
 
 
そう悩んでいたとき、発達科学コミュニケーションに出会い、脳に届く声かけの方法を学びました。
 
 
そして、やめてと言ってもやめない!嫌がっているのにしつこいのは、自分たちの声かけが間違っていたからだと気が付きました。
 
 
つまり、厳しく叱ることは逆効果だったのです。 大きな声で正論を叩きつけ、無理にやめさせようとしていたことで状況が悪化していたのです。
 
 
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2.嫌がってるのにやめられないのはなぜ?

 
 
やめてと言っているのにやめない!嫌がっているのにしつこい理由は大きく分けて2つあります。
 
 

◆①発達特性

 
 
1つは、発達障害の特性によるものです。
 
 
例えば、友達をくすぐり合ってふざけている場合です。
 
 
始めはちょっとくすぐり合う程度だったはずが、徐々にくすぐり方が激しくなり、大きな声で騒ぎ出す… 最後には興奮して走ってはいけない場所で走り回り、大騒動!
 
 
注意されても大興奮で駆け回る!なんてことありますよね。
 
 
途中で気が付いてやめることができたらいいのですが、
 
 
・気持ちの切り替えが苦手
 
・場の空気が読めない
 
・相手の表情が読めない
 
・衝動性がある
 
・こだわりが強い
 
・過集中
 
 
このような特性を持っている子どもたちは、ここでやめるのが難しいのです。
 
 
もうやめよう!と言われたところで、気持ちや行動の切り替えが苦手な子は 楽しいことがやめられません!
 
 
相手が本当に嫌がっていても、相手の表情を読むのが難しいので、みんなも楽しいはずだと思い込み、やめられません。
 
 
もう終わりという空気になっていることにも気づけません。
 
 
ですから、一度興奮スイッチが入ってしまうと、いくら大きな声でやめてと言われたところで、やめられなくなってしまうのです。
 
 
人が嫌がっている理由が分からなかったり、怒られている理由が分からない場合は、混乱して癇癪につながってしまう場合もあります。
 
 
注意したいのは、子ども自身もやめたくてもやめられず、切り替えができないことに困っている場合もあるということです。
 
 
やめてと言ってもやめない子を厳しく𠮟りつけると、楽しかったはずの時間が激しく怒られただけの時間に、あっという間に変わってしまいます。
 
 
そして怒られて悲しかったという記憶しか残らなくなってしまいす。
 
 
こうした失敗体験の繰り返しで、自分はダメな子だと、自信をなくしてしまったり、反抗的になってしまうのです。
 
 

◆②お試し行動

 
 
2つめは、もっと注目して欲しい!かまって欲しい!という欲求から、やめられない場合です。
 
 
親が困っていても、自分に注目してくれていることに満足します。
 
 
また親がどのような対応をするのか試して、親の愛情を確かめている場合があります。
 
 
やめてと言われても、やめずにやり続けることで、かまって貰えたという嬉しい記憶が残ってしまうと、気を引こうとしてまた同じことを繰り返してしまいます。
 
 
だからこそ、やめてと言ってもやめない時の親の対応はとても重要になります。
 
 
対応を間違ってしまうと、さらにやめられなくなったり、反抗的になったり、酷い癇癪や自信喪失につながってしまうからです。
 
 
次に、嫌がっているのにしつこい!やめてと言ってもやめない発達障害の子を叱らなくてもやめれるようになる対応をお伝えしますね。
 
 
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3.やめてと言ってもやめられない発達障害の子に効く!対応3つのコツ

 
 
ふざけだしたら止まらない!やめてと言ってもやめない! 嫌がっているのにしつこかった息子がやめてと言ったらやめられるようになった方法をお伝えしますね。
 
 

◆①感情に巻き込まれない!

 
 
やめてと言ってもやめてくれないとき、何よりも、ママが感情的にならず落ち着いて対応することが大切です。慌てず冷静に対応することです。
 
 
・またか… いい加減にして!
 
・何度言ったら分かるの?
 
 
なんとか早くやめさせたい!と思うかもしれませんが、ママも子どもと一緒のテンションで、声をかけたり、無理に制止しようとすると興奮を助長してしまいます。
 
 
ママが激しく怒ると子どもも怒りだします。 なぜなら感情は伝染するからです。
 
 
特に感情的になりやすいママは注意してくださいね。
 
 

◆②子どもの気持ちを代弁する

 
 
子どもは、大人が思っている以上に、「思っていることを、正しく言葉で伝えること」が難しいです。
 
 
ですから、子どもの本当の気持ちをママが代弁してあげて欲しいのです。
 
 
例えば、「もっと一緒に戦いごっこをして遊ぼう!」と上手く伝えられず、
 
 
・「パパ、くっさ~!」と言いながら力加減のないパンチをやり続ける
 
・嫌がっているのしつこく、こちょこちょをやり続ける
 
 
などです。
 
 
子どもをよく観察していると、行動や言動の裏にある、本当に思いに気が付くことができます。
 
 
「○○くん、もっと戦いごっこがしたいんだね。パパにお願いしてみようか!」
 
「パパ、もっと一緒に戦いごっこしてくれる?」
 
「もっと戦いごっこしたかったんだ!強いパンチしてごめんね。」
 
 
ママが子どもの気持ちを代弁し、言葉で伝えることをサポートしてあげると、気持ちを言葉で伝える事が苦手な発達障害のお子さんも、だんだん言葉で伝えられるようになりますよ。
 
 

◆③コソコソ話

 
 
やめてと言ってもやめないときにお勧めなのが「コソコソ話」です。
 
 
やめてと言ってもやめない時、子どもの声に負けんばかりの声で注意してはいませんか?
 
 
ママの声が大きくなればなるほど、子どもの声もさらに大きくなります。
 
 
しかし大きくて怖い声は、聞きたくないと自然と耳を閉ざしてしまいます。また遠くから聞こえる声は自分ごととして受け取りにくいです。
 
 
「やめなさい!」いくら叫んでも子どもがやめてくれないのも分かりますね。
 
 
ですからやめて欲しいときは、傍に行って、耳元で、「○○くん…、あのね…聞いてくれる?…」 と 優しく、笑顔で、ゆっくりと声をかけます。
 
 
落ち着いた声で、囁くように、まるでコソコソ話をするように伝えると 子どもはママの声に耳を傾けやすくなりますよ。
 
 
これは発達科学コミュニケーションの基本テクニックのうちの1つです。
 
 
 
 
いかがでしたでしょうか?
 
 
私は、何度やめてと言ってもやめてくれなかった息子に、「もう!やめて!」と怒るのをやめました。
 
 
そして笑顔で近づき、名前を呼び、あのね…聞いてくれる?と優しくゆっくりと話しかけるようにしました。
 
 
その結果、ふざけて興奮していても、聞く耳を持ち、嫌がっていることを理解してやめてくれるようになりました。
 
 
もちろん今でも時々、ふざけ過ぎてテンションが上がることもあります。しかし、こちらの話に耳を傾け、やめてと伝えるとやめてくれるようになりました。
 
 
怖い顔、大きい声に心当たりのあるママ、ぜひ試してみてくださいね。
 
 
 
 
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執筆者:優木はるこ
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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