口を開けば喧嘩…反抗期がひどい息子とのやりとりに毎日疲れていませんか?実は、反抗期は『聞く耳を育てる会話の仕方』で親子の衝突をぐっと減らすことができます。この記事では、今日から使える“ラクになる反抗期対処法”をご紹介します。
【目次】
1.反抗期がひどい息子と喧嘩にもう限界!
2.どうして反抗期には親の言葉が届かない?
3.喧嘩をグッと減らし反抗期をラクに乗り越える反抗期対処法
1.反抗期がひどい息子と喧嘩にもう限界!
中学生の息子と顔をあわせるたびに口喧嘩…。
「もう疲れた、限界かも」と感じてしまいますよね。
実は会話を少し工夫するだけで、反抗期のひどい息子との喧嘩はグッと減らすことができるんです。
我が家の注意欠如・多動性障害(ADHD)傾向の息子が中学生になると、勉強もせずゲームばかり。
そんな姿を見ては「勉強しなさい!」と言い続けてました。
反発し続ける息子にゲームを取り上げたり、制限をつけて強制的に終了させるという事をさせた結果、反抗期のひどさがさらに増していきました。
「このままじゃ親子関係はさらに悪化する・・・」と不安しかありませんでした。
しかし、そんな時「息子には私の言葉が届いてないのかも」と気づいたんです。
そもそも私の言葉を聞こうとする耳を持ってない!のかも。

そこで親の言葉を素直に受け止める力、つまり「聞く力」を意識した会話をするようにしました。
すると少しずつ息子の態度が変わり、 あれほど言い返してばかりだったのに、私の言葉を受け止め、簡単なお手伝いをしてくれるまでになりました。
つまり、反抗期のひどさは“親の言葉が届かない”ことが原因のひとつ。
だからこそ、まずはなぜ反抗期には親の言葉が届かないのか? を理解することが大切なんです。
次の章では、その理由について詳しくお伝えします。
2.どうして反抗期には親の言葉が届かない?
中学生の息子が反抗期になると「全然聞いてない!」「何度言っても届かない!」と感じることはありませんか?
実はそれ、あなたの伝え方が悪いのではなく、脳の発達の特性が深く関係しているのです。
脳は「聞く→理解する→覚える→行動する」という流れで少しずつ成長していきます。
しかし、成長途中の子どもはこの力がまだ未熟。
特に発達に凸凹がある子や成長がゆっくりな子は、聞いているように見えて実際にはほとんど理解できていないことも多いのです。

たとえば「宿題やったの?」と聞いても、そもそも「聞く力」が弱いために頭に入っていなかったり、理解が追いつかず「またうるさいこと言われた」とだけ感じてしまったりします。
親からすれば「聞いてない!」「反抗期ひどい!」と見えるのですが、子どもからすれば「どうせわかってくれない」という気持ちから攻撃的な態度となってしまうのです。
さらに追い打ちをかけるのが、親の「ダメ出し」。
「勉強しなさい!」「なんでできないの!」と繰り返し注意されると、子どもはますます耳を塞ぎ、反抗的な態度を強めてしまいます。
実際には、親の言葉が届いていない状況なのに、責められているようにしか感じられないのです。
つまり、親がどれだけ一生懸命伝えても反抗期のひどさが増してしまうのは、子どもがまだ十分に育っていない「聞く力」で必死に防御しているから。
これは親のせいではなく、脳の発達の特性によるものなんです。
私自身も息子の反抗期がピークの頃、まさに同じように「全然聞いてない!」「言えば言うほど反発される」と悩んでいました。
しかし「そもそも聞く耳が育っていないのかもしれない」と気づいてから接し方を変えることで、驚くほど子どもの反応が変わっていきました。
それまで毎日のように続いていた口喧嘩が減り、少しずつ私の言葉を受け止められるようになったのです。
反抗期のひどさは「親の言葉が届いてない」ということを理解し、親子の会話の仕方を工夫することが大切です。
次では、中学生反抗期の子がスッと耳を傾け、親の言葉で自然に動けるようになる「聞く力を育てる具体的な反抗期対処法」を紹介します。
3.喧嘩をグッと減らし反抗期をラクに乗り越える反抗期対処法
反抗期ひどい息子でも、親が会話の工夫をするだけで衝突はぐっと減ります。
今日からできる子どもの「聞く力」を育てる具体策を3つご紹介します。
◆①子どもが「聞きたい」と思う話題を優先
「ゲームばっかり…」とつい注意してしまいがちですが、まずは子どもの興味ある話から会話を始めるのがコツです。
子どもの興味のある話なら自然と聞きたい、話したいとなりますよね。
我が家の息子も、ゲームの大会や友達との話題から会話を始めると、自然と私の言葉に耳を傾けるようになりました。
◆② 感謝や肯定の言葉で「褒める」
ただ「すごいね!」では反抗期の中学生には逆効果。
「〇〇してくれてありがとう」「頑張ったね」と感謝や肯定を伝えると、素直に受け取ってくれます。
軽く背中に触れる、OKサインを出すなど言葉ではなく行動で表現することも効果的ですよ。
◆③毎日の小さな行動を見逃さず声かけ
「おはよう」「ご飯美味しそうに食べてくれて嬉しい」など、日常の小さな行動も見逃さずに褒めることが大切です。
最初は無視されたり「うざい!」と言われても大丈夫。
息子の場合も続けることで、少しずつ親の言葉が届き、息子から話しかけてくれることも増えました。

反抗期のひどい子どもに疲れている親にとって、こんなにやらないといけないの?とプレッシャーを感じるかも知れませんが、そんな事はありません!
まずは1つでもラクに始められることからスタートすればOK。
そうすることで必ず子どもの態度は変わってきます。
その小さな変化を見逃さず「褒め」を継続すれば最悪な親子関係から素敵な親子関係へと変わっていくことができますよ。
ぜひ色々な「褒め」をして子どもの「聞く力」を育て、素敵な親子関係を築いてくださいね!
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執筆者:平野 可奈子
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)
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