夜なかなか寝てくれない発達障害・ADHDの子どもの睡眠トラブルを解決する3つのポイント

 

発達障害・ADHDの子どもが夜なかなか寝てくれない!と悩んでいませんか?実は発達障害・ADHDと睡眠障害は併発しやすいと言われています。子どもの睡眠リズムを整えるために、お子さんが眠りにつきやすくなるポイントを紹介します。
 

【目次】

1.ADHDグレーゾーンの息子は眠ることが苦手
2.発達障害ADHDと睡眠障害は併発しやすい
3.そもそも睡眠ってそんなに大事なの?
4.子どもが眠りにつきやすくなる3つのポイント
①「9時までに寝せよう」という思い込みを捨てる
②寝室にいく楽しみをつくる
③褒める

 
 

1.ADHDグレーゾーンの息子は眠ることが苦手

 
 
 私には発達障害・注意欠陥多動性障害(ADHD)グレーゾーン4歳の息子がいます。産まれたときから睡眠について多くの悩みがありました。
 
 
✔︎眠たくても眠れないので常に機嫌が悪い
✔︎乳児の頃は抱っこでしかお昼寝しない
✔︎2歳頃から寝るのが怖いと言い寝室に行くのを嫌がる
✔︎自宅でのお昼寝の寝かしつけはドライブが必須
✔︎保育園でのお昼寝は3歳までおんぶ紐で寝かしつけしてもらう
 
 
喋れるようになってからは、夜に「そろそろ寝るよ〜」と声をかけると「嫌だ!寝るのは怖い」と言って寝室に行くのを怖がるようになったんです。
 
 
当時は「まだ遊びたくて、そんなこと言ってるのかな」と思い、遊びをやめさせて無理やり抱っこで寝室に連れていくこともありました。
 
 
 
 
次第に寝室に連れていくのも大変になるほど寝ないこだわりが強くなってきたので、部屋の天井で映像が映し出されるドリームスイッチを購入してみました。
 
 
すると、歌や童話を見たい気持ちから、寝室に来てくれるようにはなりました。
 
 
けれど、見終わってから寝るのを嫌がったり、保育園での昼寝では睡眠がとれないなど、眠ることへの拒否は続いていました。
 
 
眠たいはずなのに眠れない息子を見て、「上手く寝れるようになったら本人も楽なのに」と感じることもありました。
 
 
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2.発達障害ADHDと睡眠障害は併発しやすい

 
 
発達障害の子どもは一般的な子どもに比べて睡眠障害の割合が高いと言われています。
 
 
ではなぜ、発達障害の子どもは睡眠障害を抱えていることが多いのでしょうか?
 
 
発達障害の原因となる脳の発達遅滞は、脳の記憶と感情のエリアに起こります。
 
 
海馬という部位が記憶の働きを司っていて、発達障害と海馬、海馬と睡眠が関係あると言われていますが、詳しいメカニズムはわかっていません。
 
 
 
 
ただ、発達障害の子どもは先天的に、脳内の神経伝達物質の一種であるセロトニンやメラトニンの分泌量が少ないと言われています。
 
 
セロトニンは、幸せホルモンとも呼ばれ、精神を安定させる働きがあります。これが少ないと不安やストレスを感じやすくなります。
 
 
つまり、発達障害の子どもはセロトニンが不足することで、眠ることや暗い場所、夢を見ることへの不安が強くなり、眠ることへの抵抗感が強くなるのです。
 
 
また、メラトニンは睡眠ホルモンと呼ばれ、通常夜にかけて分泌量が増えることで眠気を誘います。メラトニンのもとになるのは、セロトニンです。
 
 
発達障害の子どもはセロトニンが不足しがちなので、メラトニンの分泌量も不足しがち。そのため、単純に眠くなりにくいのです。
 
 

3.そもそも睡眠ってそんなに大事なの?

 
 
なかなか寝ないお子さんに対して
 
✔︎寝かしつけでお互いにイライラするならお昼寝させなくてもいい
 
✔︎寝かしつけに時間がかかるから寝たくないなら寝なくてもいい
 
なんて思っているお母さんは多いのではないでしょうか。
 
 
そもそも、なぜ睡眠をとる必要があるのでしょうか?
 
 
十分な睡眠をとることは、疲れた身体を休めるためだけでなく、起きている間に脳で学習した情報や記憶を整理し定着させるために必要です。
 
 
つまり、睡眠時間は脳のメンテナンスの時間なのです。
 
 
 
 
また、脳下垂体という場所から、身体の成長に欠かすことのできない成長ホルモンが分泌されています。
 
 
成長ホルモンは、激しい運動の後や熟睡している睡眠中に分泌されます。
 
 
成長ホルモン同様、思春期頃になると黄体形成ホルモンも睡眠中に分泌量が増加します。
 
 
これは、精巣や卵巣を刺激して性ホルモンを分泌させています。
 
 
このように、睡眠は子どもの成長にとって必要不可欠なホルモンの分泌が増加する時間とも言えます。
 
 
寝不足になると、脳の活動が低下し、注意力や集中力、判断力、記憶力が低下します。
 
 
さらに、怒りっぽくなったりなど感情のコントロールがききにくく感情系にも影響が出ます。
 
 
脳の活動をスムースにするためには、大脳を休ませる必要があるのですね。
 
 
寝不足の影響から感情コントロールや認知機能、忍耐力の低下などさまざまな発達障害の症状が悪化してしまう可能性もあります。
 
 
睡眠トラブルを放っておくと、日中の活動における集中力の低下や授業中の居眠りの原因になります。
 
 
活動に遅れたり、勉強についていけなくなると精神的に辛くなり、最終的には不登校・不登園につながっていくので、睡眠トラブルは早めに解決したいものですね。
 
 
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4.子どもが眠りにつきやすくなる3つのポイント

 
 
発達障害の子どもは睡眠障害を伴いやすいので、幼少期から定時に寝かせて定時に起こし、睡眠習慣を身につけておくことが大事になってきます。
 
 
 ここで、お子さんが眠りにつきやすくなるための3つのポイントを紹介します。
 
 

◆①「9時までに寝かせよう」という思い込みを捨てる

 
 
睡眠不足になると悪影響だから…とお母さんが睡眠に対して神経質になりすぎるのは逆効果です。
 
 
睡眠は、時間よりもリズムが大事です。
 
 
つまり、9時に寝る日もあれば、12時や1時に寝る日もあるなど、リズムがバラバラなのはよくありません。
 
 
10時にならないと寝ない子は寝ません。
 
 
10時に寝るのが遅い…ということではなく、もうそのリズムが身についているのであれば、「うちの子は10時が寝る時間」と割り切った方がいいでしょう。
 
 
多少遅くてもリズムが整っていることが大事なのです。
 
 

◆②寝室に行く楽しみを作る

 
 
家族みんなで1日を振り返る会話をする、絵本を読む、ドリームスイッチを見るなどお子さんが寝室に行きたがるような内容をとり入れてみてください。
 
 
楽しみがあることで、眠ることへの拒否感が和らいで、すっと寝室にきてくれると寝かしつけが楽になります。
 
 
 
 

◆③褒める

 
 
お昼寝できたり、夜いつもより早めに布団に入ることができたら、それは子どもにとって素晴らしい成功体験になります。
 
 
お昼寝ができた時は「ぐっすり眠れたね。スッキリしたから夜までたくさん遊べるね!」としっかり褒めましょう。
 
 
夜早めに布団に入ることができたら「早くお布団に入れたから今日は絵本3冊読めるね!」「いつもより長くお話ができるね!」とたくさん褒めて、子どもとの時間を増やしてあげてください。
 
 
お昼寝したり、早く布団に入ることができたら、こんなにいいことがあるという経験が子どもの中に刷り込まれていきます。
 
 
そうすると、自然と子どもが自分から寝室にいけるようになってきます。
 
 
幼少期から子どもの睡眠リズムを整えてあげることで、心身ともに健康に育ててあげましょう。
 
 
ぜひ、意識してやってみてくださいね。
 
 
 
 
睡眠が苦手な子の睡眠リズムを整えるポイント

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執筆者:中井春菜
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
 
 
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