会話が続かない!広がらない!発達ゆっくりの子どもとのコミュニケーション量を増やす3ステップトレーニング

 

保育園・幼稚園の迎えの帰り道、お子さんとの会話が広がらない発達ゆっくりのお子さんに悩んでいませんか?簡単3ステップで親子のコミュニケーションを増やし、脳をぐんぐん発達させましょう!
 
 

【目次】

 
 

1.子どもとの会話が広がらなくて悩んでいませんか?

 
 
保育園・幼稚園の帰り道、発達ゆっくりのお子さんに「今日○○したんだって?」「○○楽しかった?」って声かけて「うん」で会話が終了してしまい、 園での楽しかった事や出来事を教えてくれない。
 
 
親子の会話が広がらないって悩んでいませんか?
 
 
同じクラスのお友達が「ねーママ!今日ね!」ってお母さんへ楽しそうにお話をしている姿を見るのに、なかなか我が子から今日の出来事や楽しかった事など教えてくれなくて寂しい・不安という気持ちではないでしょうか?
 
 
 
 

 「今日ね!○○したよ」「○○が楽しかったよ!」ってお話してくれる日はいつ来るのだろうか?と不安を抱いたり、大きくなっても「今日何したの?」に対して「わからない」や無視。

 
 
親子のお会話ができないのではないかと 先のことまで心配になるお母さんのお悩みをよく耳にします。
 
 
そこで、今回は会話がは広がらない発達ゆっくりのお子さんにオススメの、簡単3ステップでできるトレーニングをお伝えします!
 
 

2.なぜ、教えてくれないの?発達ゆっくりの子どもの理由とは

 
 
発達ゆっくりのお子さんは脳の発達もゆっくりなため“見る・聞く”のインプットは得意でも話す・伝えるのアウトプットが苦手な子が多いのです。
 
 
例えば、
・絵本の絵や内容をよく聞いているが、話の内容を自分の言葉で説明するのは難しい 
 
 
 ・テレビやYouTubeの映像に夢中になり、内容をしっかり理解しているが、 質問に上手く答えられないことが多い
 
 
 特に、自閉スペクトラム症(ASD)傾向のお子さんは集中して情報をインプット・理解するのは得意でも、それを言葉で説明するアウトプットが難しい姿が見られます。
 
 
 
 
うまく言葉にできないことが、お子さんの特性と捉えておくと「どうしたらいいのか?」と考えるようになり、ママが不安を抱きにくくなります。
 
 
早めに対応策をたてていきましょう! 
 
 
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3.「うん」しか答えないわが子…将来が心配!

 
 

我が家の4歳の発達ゆっくりの息子も、見る・聞くのインプットは得意ですが、話す・伝えるのアウトプットは苦手です。

 
 

絵本や動画を見て楽しんでいるので、見聞きは出来、理解もしている様子ですが、それを言葉にして伝えることが難しい傾向があります。

 
 
そのため、保育園のお迎えの帰り道、息子から今日やった事やお友達の話をすることがなく、連絡帳や先生から出来事を聞いて会話に組み込んでも「うん」で終わってします事がよくありました。
 
 
「今日も楽しかった?」
「うん」
「なにしたの?」
「…」
「大好きな水遊びあったて先生から聞いたよ!」
「うん」
「楽しかった?」
「うん」
 
 
 質問しては「うん」の繰り返し 会話が続かない寂しさ。
 
 
息子から「ママ聞いて!今日ね!」って話てくれる日が来るのだろうか…
 
 
また、彼が就学・社会に出た時、他の人とコミュニケーションを取ることができるのだろうか?という不安も感じていました。
 
 

 
 
なぜなら、 小学生になってからも「今日楽しいかった?」「何したの?」に対して「うん」「わからない」で終わってしまい、親子の会話ができない。
 
 
学校や職場でも報告ができない人・コミュニケーションが取れず孤立してしまっている人を見てきた経験があったからです。
 
 
そこで、子どものうちからすぐにはじめたいママとできるトレーニング方法について、 私が取り組んできた事をご紹介しますね。
 
 
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4.簡単3ステップ!ママの真似っこコミュニケーショントレーニング

 
 
まず、発達ゆっくりのお子さんは脳の発達がゆっくりなためインプットが得意でもアウトプットがまだ未発達ということをママが知っておくことは大切です。
 
 

また、報告の仕方をお子さんがわからないからできないのかもしれません。

 
 
そんなお子さんにぴったりなのは、今日の出来事や気持ちの報告の仕方をママがお手本で見せてあげる方法です!
 
 
 説明・報告ができるようになる為の、大切な3つのステップをお伝えします!
 
 

◆①子どもの注意をママに向ける

 
 
話はじめる前に まずは、近づいて笑顔で「ね~ね~聞いて!」とお子さんの注意をお母さんに向けましょう。
 
 
すると、お子さんの得意なインプットの準備ができ、話を聞いてくれる耳が出来ます。
 
 
何かに夢中になっていたらタイミングをずらし話を聞いてくれれるかどうか見守りましょう。
 
 

◆②ママが今日の出来事を話す

 
 
お母さんに注意が向き、聞く準備ができたら 「ママ今日ね」とすぐに話始めます。
 
 
 最初から長く1日の話を聞くのは難しいので、例えば、お昼ご飯に話題を絞って短く話します。
 
 
この時、お子さんが好きな物・普段から触れているワードを入れると「わかる!」と脳はぐんぐん発達します ! 
 
 
(例)「ママは今日のお昼ごはんに〇〇くんの好きなカレーを食べたよ」
 
 
  このように、出来事+好きな物を入れて話します。
 
 
 お子さんも話してくれるようになったら、「美味しかった」「辛かった」などの気持ちをいれたり、「辛くて、ママお水いっぱい飲んじゃったんだ」など少しずつ長くしていきます。
 
 

◆③知っている事を簡単な質問形式で聞く

 
 
 お子さんが好き・興味がある話題かつ、お母さんも把握できていることを2択や質問形式にして聞いてみましょう。
 
 
 (例)「今日のお昼ご飯のジュースはオレンジ味だった?りんご味だった?」
 
 (例)「今日はお絵描きしたの?車で遊んだの?」
 
 
「オレンジ」「お絵描き」などの単語だけでの解答で成功です。
 
 
まずは、好きなモノの話は脳の発達にもいいんだ!という意識で話題に出し、ぐんぐん発達させます。 
 
 
 間違えてても「そうだったんだ」と受け入れて、訂正はしないで大丈夫です。
 
 
ここで「違うでしょ」と否定してしまうと、話すモチベーションが下がってしまって話すことがイヤになりかねません。
 
 
「ジュースは美味しかった?」「今日は先生となにしたの?」など続けます。
 
 
 この3つのステップで私がお手本を見せた事で、今では我が家の4歳の息子は、お迎えに行き私を見つけるなり「ママ、今日ね〇〇くんね」と先生より先に自分から保育園での出来事を話してくれるようになりました!
 
 
もし、今お子さんとの会話が続かないと感じ悩んでいらっしゃったら、ぜひお母さんがお手本になって真似っこトレーニングを試してみてくださいね! 
 
 
 
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執筆者:美山 すず
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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