【京都府 おでかけ情報】「海の京都」は発達障害・グレーゾーンの脳をグングン発達させる!『天橋立』

「天橋立」は、ご存知の通り日本三景のひとつ。京都府北部の丹後地方にあります。京都市内も見所がたくさんありますが、発達障害・グレーゾーンの人にとっては人混みが多くて行きづらい場所も。そこで「海の京都」と言われる天橋立と周辺スポットを紹介します!
 

【目次】

 

1.発達障害・アスペルガータイプのお母さんにオススメ「海の京都・天橋立」

 
 
京都は観光名所もたくさんあるし、歴史ある風景や街並みを探索したい!
 
 
でも、京都市内は国内外からの観光客が年々増え続けており、どの観光スポットも人が多くて、市内を走るバスはいつもギュウギュウ詰め
 
 
特に人ごみが苦手な発達障害・アスペルガータイプのお母さんにとっては、楽しめる余裕がないかもしれません。
 
 
 
 
そこでオススメしたいのが「海の京都・天橋立」です。
 
 
天橋立を楽しむには展望所からの眺めはもちろん、天橋立の中を歩いたり、自転車や船に乗ったり、海水浴場で泳いだりと自然を感じられる楽しみ方もオススメです。
 
 
(天橋立を歩いて渡ると片道約50分、自転車約20分です。自転車のレンタルもありますよ)
 
 
天橋立周辺には、たくさんの観光スポットや公園、釣りやシーカヤック、手作り体験など、脳の発達をグングン加速させる要素が盛りだくさんです。
 
 
景色を楽しむもよし、体を動かすのもよし、アクティビティや手作り体験もよし。天橋立を五感で楽しみましょう!
 
 

2.股のぞきだけじゃない!発達障害・グレーゾーンの脳を発達させる天橋立の楽しみ方とは?

 
 
日本三景の1つ「天橋立」。まず思い浮かぶのは、橋がかかったような松並木の砂浜ですね。
 
 
松並木を歩くのはもちろんオススメですが、いろんな場所から天橋立を楽しめるスポットをご紹介します。
 
 
◆天橋立ビューランド
 
 
天橋立を南側から一望できる「飛龍観」という、絶景を楽しめるミニ遊園地です。ロープウェーかリフトを使って行きます。小さなお子さんが楽しめる乗り物もありますよ。
 
 
天橋立を、立って見たり、股のぞきで見たり。いろんな体勢で見て楽しむことができます。
 
 
◆笠松公園
 
 
天橋立を北側から一望できる「昇龍観」という、絶景を楽しめる公園です。「股のぞき」発祥の地でもあります。ケーブルカーまたはロープウェイで行くことができます。
 
 
実は「股のぞき」で見える景色の違いを日本人の科学者が研究した結果、2016年に「イグ・ノーベル賞」の「知覚賞」を受賞しているんです。
 
 
◆シーカヤック体験
 
 
約5000本の松の木が青々と生い茂る日本三景天橋立。そんな雄大な自然をシーカヤックに乗って体感できます。小学生以上のお子さんから体験できます。
 
 
箱メガネを使って、天橋立の海の生き物を観察できますよ。
 
 
◆釣り体験
 
手ぶらで参加できる釣り体験です。ガイド付きなので、初めての人でも安心です。キス・コチ・カレイ・ハゼ・ベラ・セイゴなど、日によって、いろいろな魚が釣れますよ!
 
 
◆手作り体験
 
・オリジナルキャンドル作り
・干物作り
・黒ちくわ作り
・丹後ちりめん(絹織物)小物作り
 
などの京都丹後の特産品を使った手作り体験が楽しめます。お子さんと一緒にぜひどうぞ!
 
 
 
 
脳の発達には「体験すること」がとても大切です。見る・聴く・触る・味わうなど、五感を使って楽しみながら、脳を発達させることができますよ!
 
 

3.天橋立へのお出かけを彩る特別列車に乗るなら、家族でしっかり予習しましょう

 
 
天橋立には、で行く方法と電車で行く方法があります。家族が楽しく行動できる交通手段を選びましょう。
 
 
「京都丹後鉄道」は、列車の旅を楽しむための特別な車両があります。
 
 
・レストラン列車の「丹後くろまつ号」(予約制)
・カフェテリア列車の「丹後あかまつ号」(予約制)
・観光列車の「丹後あおまつ号」(予約不要・普通運賃のみで乗車可能)
・京都〜丹後を走る特急列車「丹後の海」(KTR8000系・特急料金が必要)
 
 
京都丹後地方の、のどかな風景に癒されながら、特別な列車の旅が楽しめます。ご家族やお子さんが鉄道好きなら、文句なしにオススメです!
 
 
電車で行く時の注意点は、本数が少ないことです。
 
 
「京都丹後鉄道」の列車は、都市部のように数分おきではなく、1時間に1〜2本程度の本数です。特急列車はさらに本数が少なくなります。時刻表の把握は必須です。
 
 
列車の発車時間に間に合うように、予定を組みましょう。
 
 
発達障害・グレーゾーンの子どもは、次の予定があっても、興味があるものが目に入ればすぐに引き寄せられてしまいます。現地での行動では、時間に余裕を持つことが大切です。
 
 
 
 
オススメは、しおりを作ることです。どんな乗り物に乗るか、現地でどのように行動するかを事前に子どもに説明できます。写真もあるとイメージしやすいですね。
 
 
お子さんと一緒にしおりを作ると、子どもの希望も分かりますし、当日の行程脳にインプットされやすいです。
 
 
お出かけ前から行先の情報を家族で共有することで、当日の行動がスムーズに運びますよ。
 
 
脳の発達に一番大切なのは「楽しむこと」。天橋立をぜひ楽しんでくださいね。
 
 
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執筆者:渡辺みゆき
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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