3年生からスタートする外国語活動。覚えるのが苦手な子にとって授業について行けるか心配ではないですか?1ヶ月で英単語が80語以上記憶できた、とっておきの方法があります。楽しく英語習得を目指したい親子に、ぜひ試してもらいたい方法です。
【目次】
1.発達特性による覚えるのが苦手を変えたくないですか?
2.記憶力を上げ”覚えられない”を変えられる仕組み
3.歌を使うと記憶力アップ!英単語を覚えることが苦にならなくなった覚え方
1.発達特性による覚えるのが苦手を変えたくないですか?
小学3年生から始まる外国語活動の開始に、記憶力が弱く、覚えるのが苦手な子は不安がありませんか?
わが家の娘も記憶力が弱く、言葉を覚えるのが苦手な子です。
しかし娘は得意な歌を使って記憶力を高め、1ヶ月で英単語を80語以上記憶できました。
脳の得意な部分を動かすと他の部分(この場合記憶する場所)も動かされるという仕掛けを使って、楽しんで覚えることができました。
現在小学2年生の娘は小さい頃から英語の歌は聴いていて、いくつか単語やフレーズは知っていましたが、英語に苦手意識がありました。
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習い事先でたまたまコーチが英語で色を質問した時に、娘は知ってるはずの色を「私英語わかんないから」と返事していたのです。
周りは英会話スクールに通う子も多く、コーチの質問に”Yellow!”などと元気に答える子がたくさん。
そんな中で「私、英語わかんないから」と返し言葉のように言う娘の姿を見て、がっかりしましたし、3年生から始まる外国語活動で娘は自信をなくしたら、学校に行きたくない原因になってしまう、と心配でした。
英単語は、3年生で約80語、4年生で約160語を学習します。
娘は小さい頃から言葉を覚えるのが苦手で、なかなか語彙が増えませんでした。
発達の特性により言葉を記憶する部分の脳の動きが弱かったためです。
日本語でも、単語を教えても次の日には忘れている状態。
「〇〇っていう言葉聞いたことある?」という質問に「知らない」と答える事がしょっちゅうでした。
覚えることが苦手な子でも自信を持って外国語活動を楽しんで欲しいという思いから、英単語が記憶できるよう考えました。
そこで娘が得意な「歌を使うこと」で、苦手だった覚えることが飛躍的に伸びた方法をご紹介します。
2.記憶力を上げ”覚えられない”を変えられる仕組み
「得意を伸ばして苦手を克服」というフレーズを耳にしたことがあるかと思います。
得意なことをするとき脳はよく動き、苦手なことをするときは動きが悪くなると言う脳のカラクリを使った、得意なことで脳の運動量を上げて、苦手な部分の脳も動かそうというやり方です。
記憶する脳の部分の動きが悪いと言うことは、なかなかものが覚えられないと言うこと。
好きなこと、喜んでする事で脳を動かすと、記憶する部分の脳も動かせるようになります。
例えば、覚えるのが苦手な子に暗記をさせようとすると、脳の動きが悪くなり、なかなか記憶されません。
逆に得意なことをすると脳が良く動き、結果記憶力が上がるので、覚えることばかりさせようとするのではなく、好きなことをしながら覚えるようにします。
発達特性がある子が記憶するには得意な覚え方と向いていない覚え方があります。
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小学3・4年生の外国語活動は「聞くこと」「話すこと」が中心の内容。
そこで注目したのは聴く力。
娘の場合、歌が好き。そしてメロディーと一緒に覚えると記憶力が上がりよく覚えられるという聴力優位タイプです。
もしお子さんが何度話しても記憶できていない。言葉の覚えが悪いと感じていたら、試して欲しい方法です。
歌うこと、得意な聴く力を活かして集中的に脳を刺激し、苦手な記憶力をアップさせた方法をお伝えします。
3.歌を使うと記憶力アップ!覚えることが苦にならなくなった覚え方
日本語でも英単語でもなかなか言葉が記憶できず、語彙が増えない娘には”歌って覚えよう作戦”を立てました。
歌を思い出すことで、単語が次々に出てき、併せて意味も覚えられる様になりました。
歌を歌うという好きなことで脳が動くと、記憶する部分の脳も動かされ、よく覚えることができたのです。
実際、メロディーと言葉をセットにすると記憶に残りやすくなります。
娘はよく、CMの歌を2、3回で覚えその時の映像や、商品名などもハッキリ覚えていたんです。
そこで、まず月、曜日、挨拶の3曲に絞って歌を繰り返し聴かせてみました。すると数回歌をリピートした後、出てきた単語を覚えてしまいました。
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わが家ではこんな風に娘を誘ってみました。
動画サイトで”months”と検索し、娘の好きそうなイメージやテンポの曲を選んでおきます。
「さあ!聴くよー!」というより、何気なく流してみて私が歌ってみました。
子どもが「お?」という反応をしたら、「これ見てみて」と誘ってみます。子どもが好きそうな絵柄のものだと食いつきもいいですよね。
こんな入り口で歌を聴くことに誘い、一緒に歌ったり子どもが歌い出したらのって見せたりしました。
それまで聞いたことがある、なんとなく覚えている単語もあったのですが、曲を絞って繰り返し聴くことで、1月から12月の月の単語の発音と意味を合わせてハッキリ記憶することができました。
そして自分から何回も歌っていました。
◆ポイントは3つ!
1.楽しさ
好きか。お子さんが聴きたがるかどうか。
強制はしない。
ママが楽しそうに聴いている、または歌っていると子どもも引き込まれ、もう一回聴きたいというようになります。
インプットを繰り返して習慣化させます。
何回も聴きたい!となったら続けられます。
2.リピートする・真似をする・アウトプットする
聴いた歌を一緒に歌ったり、子どもが真似して歌っていたら、「上手だねー」「よく覚えてるねー」「発音が上手い!」などと声かけをします。肯定の声かけで子どものやる気が増します。
歌や言葉を思い出す時に脳に記憶されるので、真似しようと思い出す、それをアウトプットすることでよりしっかり記憶されるようになります。
覚えた歌は着替えの時などに繰り返し掛け流すと、動画を見せなくてもメロディーに合わせて一緒に歌っていました。
画面を見る時間が長いと気になりますよね。動画に夢中で動かなくなってもママは困ります。
3.集中できるか
聴き流しより、注目し聴く事で早く、確実に記憶されます。
Januaryは1月だということを、同じ様に1月から12月まで覚えるために、同じカテゴリーの単語を繰り返し聴くことで、月、曜日、挨拶を表すワードをそれぞれグループで覚えられました。
月は1月から12月まである、と覚えたのと同じように、JanuaryからDecemberまでのグループを、歌を繰り返し聴いて歌うことで覚えると、それらの単語が自然と口から出てくるようになりました。
1ヶ月もしないで3年生で覚える単語80語は軽く網羅できました。
覚えたらクイズで確認。記憶できているかが分かります。
お子さんが歌を口ずさんでいたら肯定の声かけをする、ママも楽しそうに歌う、一緒に笑う、時にはママが単語や発音を忘れたフリをすると子どもが教えてくれたりして、相乗効果で記憶力が上がります。
ぜひ、好きなことから脳を動かして、覚えるのが苦手を変えてあげてください。
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♡小冊子のご感想
癇癪や暴力を起こす息子に、「なんでそんなことするの」と思っていましたが、原因がわかったことで、子どもを見る目が変わりました。これからは冷静に対応できそうです。
\子どもが素直になる朝の声かけ35つき/
癇癪・暴力がスッとおさまる!
脳科学に基づく接し方
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執筆者:五上亮子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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