3歳癇癪で泣き叫ぶ子に手がつけられないときの迷わない親の関わり方

 

3歳の癇癪で泣き叫ぶ場面に、どう対応すればいいのか迷っていませんか?思いどおりにいかないと癇癪になる子どもに対して、その場しのぎの関わりを続けると、かえって迷いが増えることもあります。この記事では、迷いを減らす関わり方の軸をお伝えします。
 

【目次】

 
 

監修者:吉野加容子

発達科学コミュニケーション創始者/パステル総研主宰/発達科学ラボ代表

 

脳科学をベースに、発達障害・発達グレーゾーンの子どもの発達支援を専門とする。広島大学教育学部卒業後、東京学芸大学大学院修士課程、慶應義塾大学大学院博士課程で学び、民間企業での脳科学研究、医療機関での発達支援、大学での教育に従事。

 

15年以上にわたり発達に悩む親子と向き合う中で、「子どもの発達を本当に伸ばすのは、家庭での365日の関わりである」という結論にたどり着く。

 

病院や学校だけでは支援が届きにくい発達グレーゾーンの子どもたちに対して、家庭で再現できる支援を確立するため、脳科学・教育学・心理学を融合した独自メソッド「発達科学コミュニケーション」を開発。

 

これまでに数多くの親子の変化を生み出し、“ママが変われば子どもが変わる”という発達支援の新しい当たり前を広げている。

著書に『発達障害とグレーゾーン 子どもの未来を変えるお母さんの教室』『脳を育てる親の話し方』『脳が喜ぶ子育て』など。

 

1.3歳児が癇癪で泣き叫ぶ「買って!」に手がつけられないと感じていませんか

 
 
3歳の子がお店で「これ買って!」と癇癪で泣き叫ぶ。
 
 
周りの視線を感じながら、どうにもならない時間が続く…。
 
 
そんな場面に、心当たりはありませんか?
 
 
実は3歳児の癇癪は、成長の過程でよくあることですが、対応の分かれ道になることがあるんです。
 
 
最初は「今日は買わないよ」と伝えていても、泣き声が大きくなると「もういいか」と買ってしまう。
 
 
逆に、我慢させようと決めても、泣き叫ばれると不安になって途中で声をかけてしまうこともありますよね。
 
 
 
 
気づくと、毎回対応が変わっている。
 
 
そして、ふとよぎるのは「大きくなれば、そのうち落ち着くのかな…」という期待。
 
 
けれど同時に、同じ場面を何度も繰り返している感覚もありませんか?
 
 
もしかすると今、癇癪が繰り返されやすい関わりになっているかもしれません。
 
 
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2.3歳児の癇癪で泣き叫ぶ場面が繰り返されやすい関わりとは

 
 
「これがしたかったのに」「順番がちがう」「自分でやるつもりだった!」
 
 
3歳になると、こうした“思い通りにしたい”欲求がぐんと強くなります。
 
 
これは「わがまま」ではなく、自我の芽生えと脳の発達による成長のサインです。
 
 
 
 
癇癪で泣き叫んでいるとき、言葉が届きにくい状態になっています。それでもなんとかしようとして、
 
 
・なだめる
 
・説明する
 
・途中で許す
 
 
こうした関わりをしてしまうことはよくあります。
 
 
実はやってしまいがちな対応ですが、 関わるタイミングが途中で変わること、ここがズレやすいポイントです。
 
 
子どもは、どうすればいいのかを経験から学んでいきます。
 
 
その中で 関わり方が毎回変わると、いつまでも“正解”がわからず、脳が間違って学習してしまうことがあります。
 
 
結果として、 泣き叫ぶ行動が繰り返されやすくなってしまうのです。
 
 
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3.癇癪で泣き叫ぶ娘の対応に迷っていた私のズレ

 
 
私も以前は、3歳の子どもの「買って買って!」癇癪に悩んでいました。
 
 
スルーしてみても、さらに泣き叫ばれて不安になり、「やっぱり無視はよくないのかな」と途中で声をかけてしまう。
 
 
けれどそうすると、さらにしつこく「買って!」が繰り返され、泣き叫びが激しくなっていきました。
 
 
 
 
振り返ってみると、「どう止めるか」ばかり考えていたことに気づきました。
 
 
泣き叫ぶことを止めようとして、関わるタイミングがズレていたのです。
 
 

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4.3歳癇癪で泣き叫ぶ子の対応に迷わないための1つの関わり方

 
 
では、どうすればいいのでしょうか。今回お伝えしたいのは、1つです。
 
 
一瞬でも落ち着いたときに「落ち着けたね」と伝えること。
 
 
そのための流れを整理します。
 
 

◆①関わらないと決める

 
 
子どもは「泣いたらなんとかなった」という経験を無意識に学習していきます。
 
 
癇癪が「目的達成の手段」となってしまうと、それがクセづいてしまうことも。そんな時は、あえてスルーする勇気も必要です。
 
 
癇癪で泣き叫んでいる最中は、言葉が届きにくい時間です。
 
 
今は届かない時間と分けて考えます。
 
 

◆②一瞬の変化を待つ

 
 
完全に泣き止まなくても大丈夫です。
 
 
・声が少し弱まる
 
・一瞬止まる
 
 
小さな切れ目を見つけます。
 
 

◆③すぐに言葉にする

 
 
“小さな切れ目”の瞬間を逃さず「落ち着けたね」と伝えます。
 
 
ここで初めて関わります。
 
 
最初はまた泣き出すかもしれません。それでも大丈夫です。
 
 
繰り返していく中で、落ち着くという経験に言葉が結びついていきます。
 
 
 
 
大切なのは、完璧にやろうとすることではありません。
 
 
まずは一度、「今、少し落ち着いたかも」その瞬間を見つけてみてください。
 
 
その1回が、迷いを減らすきっかけになります。
 
 
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よくある質問(FAQ)

 

Q1.3歳が癇癪で泣き叫ぶとき、スルーするのはかわいそうではないですか?

 
A.3歳の子どもが癇癪で泣き叫ぶときは、思いどおりにいかない感情が大きく動いている状態です。このときは言葉が届きにくいため、無理に関わろうとしてもうまくいかないことがあります。スルーは放置ではなく、届くタイミングを待つ関わり方です。落ち着いた瞬間に言葉をかけることで、少しずつ気持ちの切り替えを学んでいきます。
 

Q2.思いどおりにいかないと癇癪になる3歳の子どもは、わがままなのでしょうか?

 
A.思いどおりにいかないと癇癪になる姿は、わがままに見えてしまうこともあります。ただ、気持ちをどう扱えばいいのか分からない状態であることも多いです。そのため、やめさせることよりも、落ち着いた経験に言葉をつなげていく関わりが大切になります。
 

Q3.3歳の癇癪で泣き叫ぶのは、そのうち自然に減っていきますか?

 
A.成長とともに落ち着いていく面もありますが、関わり方によって同じ場面が繰り返されやすくなることもあります。特に、思いどおりにいかないと癇癪になる場面で対応が毎回変わると、どの行動がよかったのかが伝わりにくくなります。落ち着いた瞬間に関わる経験を積み重ねることが、変化につながっていきます。
 
3歳の癇癪で泣き叫ぶ場面でも、関わり方の軸があると迷いは少しずつ減っていきます。 一人で判断し続けずに学べる無料メール講座はこちらから。

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執筆者:本田ひかり
発達科学コミュニケーションアンバサダー

 

保育園の頃から癇癪や登園しぶりのあった娘にうまく関われず、自分は「子育てに向いていない」と感じていました。

 

小学2年生で登校しぶりが悪化し不登校に。外に出ることも難しくなった娘に「このままじゃだめだ」と思いながら、どうしていいかわからず。

 

そんな中で発達科学コミュニケーションを学び、子どもを変えようとするのではなく、関わり方を見直したとき、少しずつ親子の空気が変わっていきました。

 

子どもに合った関わりができるようになると、張りつめていた子育てが、無理なく進んでいく感覚に変わっていきました。

 

かつては家にこもり外出も難しかった娘は、現在思春期。友達と過ごす時間を楽しめるようになりました。

 

かつての私のように、わが子に合う子育てがわからず苦しんでいるママへ、無理に頑張らなくても親子は変わっていく。そんな関わり方を届けたいと思い発信しています。

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