運動会を嫌がる繊細な子が前向きになる自信の育て方

 

運動会が苦手な繊細な子には、ネガティブな記憶が強く残りやすい特性があります。不安がふくらんでなかなか参加できない子に、ママができる寄り添い方とは?前向きな気持ちと自信の育て方をお届けします。
 

【目次】

1.運動会への苦手意識を強めやすい繊細な子
2.不安を育てる繊細な子の脳のしくみ
3.運動会への前向きな気持ちの育て方

 
 

1.運動会への苦手意識を強めやすい繊細な子

 
 
たくさんの先生や子どもたち、保護者の前で、ひとり固まる。
 
 
運動会を嫌がる繊細な子の姿に、戸惑いや心配を感じるママは少なくありません。
 
 
実は、わが家の繊細な息子もそのひとりでした。
 
 
運動会の練習が始まると、登園しぶりが激しくなったり、気持ちが不安定になってすぐに機嫌が悪くなったり・・・
 
 
運動会本番では、会場に着いただけで「運動会やだ!」と泣き出し、そのまま逃げ出してしまうほど運動会が苦手でした。
 
 
かろうじて参加しても、周りの楽しそうな様子とは裏腹に、ずっと緊張した様子でした。
 
 
ほとんどの時間、泣いていたり、目を閉じてうずくまっていて、まるで時間が過ぎるのを待っているかのようでした。
 
 
せっかくの運動会なのに、「どうしてうちの子はみんなと同じようにできないの?」
 
 
私自身は周りの目を気にして恥ずかしいと思う気持ちと、できない息子をどうしても他の子と比べてしまう、自分への自己嫌悪で苦しくなっていました。
 
 
 
 
終わったあとも、「楽しくなかった」「できなかった」とつぶやく息子。
 
 
年を追うごとに、運動会に対する苦手意識が強くなり、拒否感も強くなっていきました。
 
 
「なんでそんなに嫌なの?」と聞いても、「嫌だから」「恥ずかしいから」と言うばかりで、どうしたらいいのかわかりませんでした。
 
 
でも、あるとき「繊細な子には、嫌な記憶が強く残りやすい」という話を聞いて、息子の気持ちが少しずつ見えてきたのです。
 
 
\50個→100個にパワーアップ/
育てにくい子が3ヶ月で変わる!

「発達科学コミュニケーション」
肯定の声かけ集 プレゼント中♪
↓↓↓

 

 

 
 

2.不安を育てる繊細な子の脳のしくみ

 
 
繊細な子は、感受性が強く、記憶のしかたにも特徴があります。
 
 
特に、「嫌だったこと」「できなかったこと」などのネガティブな記憶が強く残りやすいのです。
 
 
脳には「嫌だったこと」や「怖かったこと」を記憶するしくみがありますが、繊細な子はそれをとても強く覚えています。
 
 
しかも、頭の中でそのネガティブな記憶を思い出すたびに、その記憶が強化されていく、という特性もあるんです。
 
 
強化とは、たとえば、たった一度注意されたことでも、
 
 
「すごく怒られた」「自分ばっかり怒られた」と強く感じてしまう。
 
 
そんなふうに、嫌だ思う感情がどんどんふくらんでしまうのです。
 
 
運動会も同じです。
 
 
少しでも失敗した、不安だった、怖かったという経験があると、そのネガティブな記憶が強く残っていて、それを思い出すたびに、「運動会は嫌だ」という気持ちがどんどん大きくなってしまうのです。
 
 
 
 
しかも、1年に1度の行事だからこそ、前の年の記憶がずっと残ってしまう。
 
 
そうすると、「またあのイヤな思いをするのかな…」と、どんどん不安がふくらんでしまうんです。
 
 
では、どうすればこの“ネガティブな記憶のループ”から抜け出せるのでしょうか?
 
 
 
やらかし男子が化ける!
将来の覚醒を促す、男の子専用の脳の育て方

↓↓↓

 

 
 

3.運動会への前向きな気持ちの育て方

 
 
わが家で効果的だったのは、運動会の動画を一緒に見ながら会話することでした。
 
 
これは「ネガティブ記憶」を「ポジティブな記憶」へと書きかえるための、第一歩です。
 
 
とはいえ、いきなり「これ見て!」と無理に見せるのではなく、ママが自然に動画を見始めるのがコツ。
 
 
私はまず、息子の近くで自分のスマホを開いて、息子の運動会の動画を再生しながら、
 
 
独り言のように「ここ、すごく頑張ってるね」と声に出して褒めました。
 
 
すると、息子が近づいてきて「なに見てるの?」と興味を持ったのです。
 
 
一緒に運動会の動画を見ながら
 
 
「参加できたね」「ここすごかったよね」「ママ感動したよ」
 
 
と、どんなに小さなことでもいいところを見つけて褒めていると、
 
 
自分が映っている動画を見ながら、
 
 
「でも、できなかったし・・・」「でも、失敗したし・・・」
 
 
と、ポツリポツリ話しはじめました。
 
 
そこで私は、
 
 
「参加できたのがすごい」「転んだけど最後まで走れてママはすごいと思った」
 
 
などネガティブな気持ちをポジティブに変えていく会話を意識して続けました。
 
 
息子は「そんなことないよ」と言いながらも、どこか嬉しそうな表情を浮かべていました。
 
 
こうしたやり取りを何度か繰り返すうちに、少しずつ息子に変化が現れはじめました。
 
 
「前は転んだけど、このときは転ばなかった」「ここできてたでしょ」
 
 
そんなふうに、自分のことをポジティブに振り返る言葉が増えていったのです。
 
 
そして次の年、息子は緊張はしていましたが、運動会を嫌がることなく参加することができました。
 
 
 
 
運動会が苦手な繊細な子を見ていると、「どうしたら参加できるんだろう?」「このままで大丈夫なのかな?」と不安になりますよね。
 
 
でも、ママが気持ちに寄り添って、ネガティブな記憶を切り替える関わりをすることで、少しずつ前に進むことができます。
 
 
「怖かった」「できなかった」ーーそんな気持ちを認めてあげること。
 
 
そして、子ども自身が気づいていない「できた」を見つけて伝えてあげること。
 
 
それが、繊細な子の前向きな気持ちの自信を育てていく第一歩になります。
 
 
無理に頑張らせる必要はありません。
 
 
「できるかも」と思える気持ちを、ママと一緒に少しずつ育てていきましょう。
 
 
 
 
 
 
お子さんの繊細さに困っているママへ対応策をご紹介しています!

▼ご登録はこちらから

メールアドレス ※必須
名前(姓) ※必須

 
▼無料小冊子プレゼント▼
 
♡小冊子のご感想
癇癪や暴力を起こす息子に、「なんでそんなことするの」と思っていましたが、原因がわかったことで、子どもを見る目が変わりました。これからは冷静に対応できそうです。

癇癪・暴力がスッとおさまる!

指示出しゼロの対応法

↓↓↓

 
 
 
執筆者:くぼ あかり
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
発達グレーゾーンの困りごとを大人に持ち越さない 世界一シンプルなおうち発達支援
小冊子無料プレゼント
発達グレーゾーンの困りごとを大人に持ち越さない 世界一シンプルなおうち発達支援
小冊子無料プレゼント
タイトルとURLをコピーしました