一方的に話す発達障害の子が遊びで会話の順番を守れる方法

 

発達障害の子どもに多い「一方通行な会話」。空気が読めなかったり、一方的に話してしまう子に親もつい疲れてしまいますよね。実は、脳の特性と環境の影響が関係しているんです。この記事では親子で遊びながら順番を守れる関わり方をお伝えします。
 

【目次】

1.「またその話…」一方通行な会話に困っていました
2.子どもが一方的に話し続けてしまう理由
3.親子の会話で子どもの会話力を伸ばすのがいいワケ
4.発達障害の子が会話の順番を守れる遊び方

 
 

1.「またその話…」一方通行な会話に困っていました

 
 
お母さんとの遊びのやり取りで、お子さんは会話の順番を守れるようになります。
 
 
うちの発達障害・自閉症の小学4年生の息子は話すことが苦手で、話をしていてもうまく会話のキャッチボールができないタイプです。
 
 
「その話、何回目…?」
 
 
そんなふうに感じたこと、ありませんか?
 
 
・自分の好きな話しばかり話してくる
 
・「今、その話しはしないで…」と、その場に合った会話ができない
 
・別の人と会話しているのに話を遮って、話しかけてくる
 
・自分の言いたいことだけ一方的に話す
 
 
子どものそんな様子を見てハラハラしたり、将来が不安になったりしていました。
 
 
 
 
わたしが娘と話している時に、お構いなしで会話を遮って話しかけてくることがよくあり、
 
 
「ちょっと待っててね」と言っても、すぐ忘れて話しかけてくるなんてこともありました。
 
 
「きっと小学生になったら会話もうまくなるだろう」と思い、過ごしていたのですが、
 
 
小学校に上がっても言葉はなかなか増えないし、会話の進歩はみられません。
 
 
他のお子さんみたいに楽しく会話をしたいなといつも望んでいました。
 
 
わたしが発達科学コミュニケーションを学んだことで、親子遊びで子どもの脳を発達させて会話の順番を守れる方法を知ったのです。
 
 
その方法についてお伝えしたいと思います。
 
 
 
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2.子どもが一方的に話し続けてしまう理由

 
 
発達障害・自閉症の子どもは、どうして一方的に話してしまうのでしょうか。
 
 
それは、自閉症の特性が大きく関係しているからなのです。
 
 
発達障害・自閉症の子どもの特性として、興味関心が狭いということがあります。
 
 
一人遊びを好んだり、人と関わるときは何かしてほしいときだけのことが多いのです。
 
 
 
 
もともとの特性なので、変えることは難しいですが、一人でばかりいると、一向に興味関心はなかなか広がりません。
 
 
さらに、興味関心が狭いことに加え、自閉症の子どもは興味が周囲よりも自分の内面に行きがちです。
 
 
その為、自分の言いたいことを一方的に話し、お母さんの話を聞かず、会話が一方通行になってしまい、うなづきや反応しないことも多いのです。
 
 
「どうしてこんなに同じことばかり話すの?」
 
 
そう思ってしまうのは、決してお母さんのせいじゃありません。
 
 
だからこそ、環境から整えていくことが大切なんです。
 
 

3.親子の会話で子どもの会話力を伸ばすのがいいワケ

 
 
会話が苦手な子どもに対して、集団活動に参加させようと考えがちですが、実はこの対応はオススメしません。
 
 
なぜなら、発達障害の子どもたちは学校や保育園などの集団で、先生が話す言葉を受け取ることが難しいからです。
 
 
・他のことに注意がいって自分に向けて話しかけられたことに気づいていない
 
・話す内容が自分のレベルよりももっと難しい内容で、理解に時間がかかる
 
 
などと、無理をさせている状況だと返って会話に自信をなくしてしまうだけなのです。
 
 
 
 
子どもの会話が上手くなるには 親子で1対1での楽しいコミュニケーションを取ることが近道です。
 
 
いつもお母さんが子どもと会話をすることで会話のやり取りが上手になるのです。
 
 
次項では子どもと楽しく遊びながら会話のキャッチボールができるようになった方法をお伝えしますね。
 
 

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4.発達障害の子が会話の順番を守れる遊び方

 
 
こちらの様子にかまわずに一方的に話し続ける子に会話の順番を教えましょう。
 
 
そんな時やってほしいのが、ボールを会話に取り入れることです。
 
 
キャッチボールが好きな息子にはピッタリでした。
 
 
キャッチボールで遊んでいるときに、「ボールを持っている人が、今からお話する番だよ」というルールをつくってお話しします。
 
「今日の食べ物で一番美味しかったのは何?」
「昨日のお出かけ先で一番楽しかったのはどこ?」と
 
本人が答えやすそうな好きな内容をオススメします。
 
 
ボールのキャッチボールで楽しみながら、会話のキャッチボールもできるので一石二鳥ですよね。
 
 
話す順番が可視化されるのでわかりやすいのもポイントです。
 
 
一方的に話す子どもは、相手が話を聞くことを想定していないことが多くあります。
 
 
ですから話をしてくれたら笑顔で目を見て「うんうん」と聞いてあげることも大事です。
 
 
 
 
リアクションをすることで「話をわかってくれた」と感じてくれます。
 
 
この積み重ねをすることで、こちらの話しに耳を傾けてくれることが増えてきますよ。
 
 
お話を聞いてくれたときは盛大に「お話を聞いてくれてくれてありがとう~!」と肯定することを忘れないようにしてくださいね。
 
 
親子で遊ぶ時間に会話のキャッチボールも試してみてくださいね!
 
 
 
 
 
 
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執筆者:みやび 楓
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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