発達グレーゾーンの“自己主張できない”を“自信”に変えるママの対応

 

「自己主張できない…」そんな発達グレーゾーンの子に困っていませんか? 本当は意見を持っていても、不安や脳の特性で言葉にできない子は少なくありません。この記事では、ママができる対応で“自分の思いを言える力”を育てる方法をご紹介します。
 

【目次】

1.発達グレーゾーンの子が自己主張できないのはなぜ?
2.自己主張できない子の2つのタイプ
3.ママも不安になる“自己主張できない姿”と待つことの大切さ
4.自己効力感を育てる親子の関わり方
① 小さな自己主張を肯定して成功体験につなげる
② 発達グレーゾーンの子に効く家庭でできる声かけの工夫

 
 

1.発達グレーゾーンの子が自己主張できないのはなぜ?

 
みなさんもお子さんのこんな場面に困ったことはありませんか?
 
 
・先生に聞きたいことがあっても黙ってしまう
・友達に『やめて』と言えず我慢している
・本当は意見があるのに、うつむいたまま話さない 
 
 
 
 
 実はこれ、発達グレーゾーンの子によく見られる姿です。
 
 
なぜかというと、自己主張ができない背景には“脳の特性”があります。 
 
 
・不安や緊張を感じやすい
・考えているうちに言葉が出てこなくなる(ワーキングメモリーが弱い)
・言語化の力がまだ発達途上
 
 
 この3つが重なることで、子どもは「言いたいのに言えない」状態になりやすいのです。
 
 
さらに「空気を読まなきゃ」「嫌われたくない」といった環境からのプレッシャーも加わり、ますます声を出しにくくなってしまいます。
 
 
 

つまり、自己主張できないのは「性格が弱いから」ではなく、脳の未熟さと環境要因が重なって起こる自然な現象なのです

 
 
この記事では、子どもの「自分を伝える力」を育むママの声かけをご紹介しています。
 
 
 

 

 
 

2.自己主張できない子の2つのタイプ

 
発達科学の視点から見ると、「自己主張ができない」には2つのタイプがあります。
 
 
①意見がまとまっていないから言えないタイプ
ワーキングメモリや情報整理力が弱いため、自分の思いをまとめられずに黙ってしまう。
 
 
②意見はあるけれど、不安や緊張で言えないタイプ
偏桃体が敏感に働き、「どう思われるだろう」と不安が大きくなり声が出せなくなる。
 
 
これらは「性格の弱さ」ではなく、脳の特性が背景にあるのです。
 
 
 
 

3.ママも不安になる“自己主張できない姿”と待つことの大切さ

 
私の娘も、自分の意見をもっているのに黙ってしまうことがあります。
 
「本当はこう思っているのに」と分かっていながら話せない姿に、胸が痛むことも…。
 
・学校で理不尽な思いをしても言えない
・友達に伝えたいけど言葉にならない
・先生に質問したいけど勇気が出ない
 
 
そんな姿にママはもどかしさや不安を感じますよね。
 
 
そして、本人も後から「本当はこう言いたかった」と悔しさを抱えてしまうのです。
 
 
だからこそ大切なのは、急かさず“待つ”こと。
 
 
 
 
ママが答えを急がないことで「自分のペースで話していいんだ」と安心できます。
 
 
思春期女子には特に大切な対応です。
 
 
この時期の女の子は自分の気持ちを言葉にする力がまだ育ち途中で、否定されたり急かされたりすると「もう言わなくていいや」と心を閉ざしやすいからです。
 
 
次章では、具体的な関わり方をお伝えしますね。
 
 
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4.自己効力感を育てる親子の関わり方

 
子どもが「自分の思いを言ってもいいんだ」と感じるには、親のサポートが欠かせません。
 
 

◆➀ 小さな自己主張を肯定して成功体験につなげる

 
「アイスはバニラがいい」
「ここに座りたい」
 
 
➡ そんな小さなリクエストでも「そうなんだね」と肯定すること。「意見が通った!」という経験が積み重なると、脳は「言っても大丈夫」と学びます。
 
 
 
 

◆② 発達グレーゾーンの子に効く家庭でできる声かけの工夫

 
例えば、買い物リストを子どもに決めてもらう。夕食のメニューを一つ選んでもらう。
 
 
➡ 家族が子どもの意見に従う体験は、「司令塔役」としての練習になり、自己主張の力を育てます。
 
 
また、親がインタビュー役になって「どう思う?」と質問してあげるのも有効。 子どもの思考を整理し、言葉にする練習になります。
 
 
自己主張できない発達グレーゾーンの子は、性格ではなく脳の特性が原因。
 
 
 
 
 
ママの関わり方次第で「自己効力感=自分ならできそう」という力を育てることができます。
 
 
・急かさず“待つ”
・小さな意見を尊重する
・家庭で「司令塔役」を体験させる
 
 
この3つを意識するだけで、子どもは少しずつ「自分の意見を言える子」へと成長していきます。
 
 
小さな声かけが、子どもの“自信の根っこ”をつくるのです。焦らずに、ゆっくりで大丈夫。ママの関わりが一番の力になりますよ。
 
 
 
 
自分の意見をなかなか言えない子どもを心配しているママ!対応策をご紹介しています!

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執筆者:瑞上 ようこ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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