不登校中学生が家でダラダラ過ごしていると「このままで大丈夫?」と不安になりますよね。だけど、不登校は心を休めるための大切な時間。この記事では、不登校親の対応として、家での過ごし方を工夫しながら子どもの回復を支える方法を紹介します。
【目次】
1.不登校中学生の家での過ごし方が心配。このままで大丈夫?
不登校中学生の子は、家にこもりダラダラ過ごす時間が多くなりますよね。
そんな姿をみると親としては「このままで大丈夫?将来どうなるの?」と不安が大きくなりますよね。
実は中学生の不登校という行動は、子どもが自分で自分を守るための防衛反応なんです。
私には高校1年生の息子がいます。
息子は中学2年生から不登校となりました。
私はその理由が全くわからず、毎日何とか無理矢理にでも学校へ行かせようと必死でした。
それでもずっと学校を休み続ける息子を見て
・勉強についていけなくなる
・カウンセリングを受けても変わらない
・高校進学はどうすればいいんだろう
と、このままだと休み癖がついてしまう。

だから絶対に学校に行かせないといけないと感じ、毎日不安と焦りでいっぱいでした。
不登校による不安は子どもだけでなく、不登校の親自身も不安が強くなります。
私自身も不安から息子を叱ることでしか対処できずにいました。
しかし、今振り返れば、あの不安と焦りこそが、不登校を長引かせていた最大の原因でした。
次では、学校に行けない本当の理由と、不登校の親が陥りやすい誤解と対応についてお話します。
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2.学校に行けないのは”甘え”じゃない!不登校になる本当の理由とは?
不登校の中学生は、家で過ごす時間が長くなり、「甘えてるんじゃないの?」と感じてしまいますよね。
しかし、実際不登校は怠けでも反抗でもありません。
不登校は子どもの「もう限界!」のサインです。
不登校の子は、「これ以上は心も身体も壊れる!」と危険を感じて、学校に行かないことで心と身体を守るというSOSのサインを行動で表現しているだけなんです。
不登校の子どもたちは日々、こんな不安を一人で抱えています。
・友達は勉強できるのに自分だけできない
・部活で頑張れず、自分が情けない
・友達関係がうまくいかない
・学校が楽しいと思えない
特に繊細な子や、思考のクセ(周りの目を気にしすぎる・失敗を引きずる)がある子は、ネガティブな感情を抱えやすく、心の疲労が積み重なっていきます。
こんな状態で「無理に行かせる」「叱る」「正論で追い詰める」ことを続けてしまうと、不登校はさらに長引き、親子関係まで傷ついてしまいます。
そして、不登校親の対応で一番やりがちなのが「学校に行く=将来安心」 という思い込み。
だけど本当にそうでしょうか?
これからのAI時代に必要なのは、
・教えられたことを正確にこなす力よりも
・自分で考え、選び、行動する力
・困ったときに「助けて」と言える力
です。
不登校の時期は、その力を育てる“準備期間”。

ただ叱って押し出す時間ではなく、将来を生き抜く力の土台を育てる大切な時間なんです。
私自身もこの事を知り不登校は準備期間と割りきって、息子への対応を変えたら少しずつ息子と穏やかに話す時間が増えていきました。
次では、将来の不安を軽くし、子どもの回復を大きく進める「不登校親の3つの対応方法」をご紹介します。
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3.将来の不安を消す!「言葉にする力」を育む親の3ステップ対応
将来の不安をなくすための家での過ごし方で親が意識するのは、お家を安心安全な場所にすることです。
ここでは、将来の不安を軽くし、子どもの心が回復に向かう3つのステップをご紹介します。
◆ステップ1:子どもの気持ちを受け止め共感
・否定も正論も言わない:「甘えだ」「早く行きなさい」はNG
・共感を先に置く:「そう思ったんだね」と受け止める
どんな言葉も受け止めることで安心感が生まれ、心の回復スイッチが入ります。
◆ステップ2:子どもが自分で選べる会話術
・質問は選択できる形にする:「今ご飯?あとで?」
・答えを言うまで待つ
・選んだ答えを肯定:「それで大丈夫」
自分で選択することで自己肯定感と自分で決める力が育ちます。
◆ステップ3:子どもが気持ちを言える声かけ
・簡単な言葉から感情を引き出す:「楽しい」「疲れた」
・慣れてきたら「どこが?」「心?体?」と少し深掘り
自分の気持ちを言葉にする練習が、学校や外で「助けて」と言える力につながります。

このように3つの対応を意識することで、お家時間は「ただの不登校期間」ではなく、未来を生き抜く力を育てる貴重な時間に変わります。
家で好きなことしかしない子どもの姿を見ていると不安になるかも知れませんが、心と身体が回復すれば必ず自分から動きだします。
実際、我が家の息子も不登校となり昼夜逆転の毎日。
そんな息子の行動を「甘え」ではなく「SOS」だと捉えなおしたことで、自然と叱らず普通のトーンで息子と会話することができるようになりました。
心が少しずつ回復したことで、学校に対して前向きになり、息子は体育祭・文化祭・修学旅行・卒業式と、学校行事に自ら参加するようになりました。
そして最後の卒業式で友達と笑い合う姿を見たとき、今までの対応で間違いなかったと感じることができました。
不登校の期間に“安心できる場所”を手渡せたからこそ見れた息子の笑顔だと実感しました。
このように3つの対応を意識することで、お家時間は“ただの不登校期間”ではなく、未来を生き抜く力を育てる貴重な時間に変わります。
そして何より、安心基地をつくれるのはママであるあなたです。
是非、子どもが将来どんな風に成長して欲しいか?というイメージを持って今はどんなサポートをするべきかを考えて見てくださいね。
不登校の子の不安の解消法をこちらの動画で紹介
不登校の子への対応についてよくある質問(FAQ)
Q1:家でゲームばかりしていると、本当に将来困りませんか?
A1:困りません。 むしろ、好きなことに没頭できる力は、これからのAI時代に必須の「自分で考え、深く探求する力」の種です。お家時間を成功体験を積む準備期間に変えることで、将来を生き抜く力を育てることができます。
詳しくは ゲーム・YouTubeをやめさせたいママが本当に知るべき真実 を参照。
Q2:無理に学校へ行かせようとして叱ってしまいました。もう手遅れでしょうか?
A2:決して手遅れではありません。焦って叱ってしまうのは、お子さんの将来を案じる親として当然の行動です。大切なのは、「過去の行動」ではなく「これからの対応」です。 まずは親自身が「叱らなくても大丈夫」と覚悟を決めることです。
詳しくは登校渋りの子どもにかける具体的な声かけ にまとまっています。
Q3:いつから勉強を再開させたり、学校の話を切り出したりして良いでしょうか?
A3:子どもから「話したい」と言うまで、親からは切り出さないのがベストです。 子どもから「勉強しようかな」「学校の話しようかな」のサインを出すまでは準備期間として温かく見守ってあげるのが回復の近道です。
不登校の子への心のケアはこちら子どもの心の問題への最初の対応 をどうぞ。
執筆者:平野可奈子
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)


