不登校の子にかける言葉に悩むママへ。子どもの不安と自分時間を守る関わり方

 

不登校の子にかける言葉は、子どもの安心にも不登校が長引くかどうかにも影響します。ママの感情を整えほんの少し声のかけ方を変えるだけで、子どもの心とママの自分時間を守ることができます。この記事ではママが今すぐできる3つの対応をご紹介します。
 

【目次】

 
 

1.不登校の子にかける言葉が子どもに与える影響とは

 
 
不登校の中学生の子を見ると、「このままで大丈夫?」と将来が不安になりますよね。
 
 
でも、不登校は“逃げ”ではなく、心を立て直すための回復期間。
 
 
この記事では、不登校の子どもの心と自分時間を守るための“声かけ”をご紹介します。
 
 
では、不登校の子はどうして学校に行けないのでしょうか?
 
 
その理由は、
 
 
・勉強がわからず楽しくない
 
・友達があまりいない
 
・先生にいつも怒られる
 
 
など様々なストレスを抱えています。
 
 
実は 学校に行けない状態は、子どもからの「もう無理」というSOS。
 
 
 
 
しかし、親が不安でいっぱいだと、その不安が子どもに伝わってしまい、さらに動けなくなることもあります。
 
 
私の息子も不登校でしたが、息子のそんな苦しい状況を理解できていない一人でした。
 
 
「学校に行かないなんてあり得ない。勉強しなくて将来どうするつもり?」と悩んでました。
 
 
「学校行きたくない」という息子を無理矢理行かせようとして、毎朝バトルになっていました。
 
 
しかし、その声かけこそが息子の自己肯定感を下げ不安を強めてしまっていたんです。
 
 
まずは自分の感情を整え、子どもへの声かけをほんの少し変えたことで、子どもの安心と自分時間も仕事も諦めずに守ることができるようになりました。
 
 
次の章では、親の感情が整うことで、なぜ子どもの心も安定しやすくなるのかを、わかりやすくお話ししますね。
 
 
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2.不登校の親こそ自分時間を諦めない!ママの感情と言葉を整えるべき本当の理由

 
 
不登校が始まると、目の前のことでいっぱいになり、「仕事どころじゃない…」「私が頑張らなきゃ」と、不登校の親は自分の時間を削ってでも子育てに必死で向き合おうとします。
 
 
だけど実は、子どもの行動や言葉に必死で対応するより、親自身の感情と言葉を整えるほうが、結果的にメリットは大きいのです。
 
 
なぜなら、親の感情や言葉は、子どもの脳にダイレクトに影響するからです。
 
 
脳には大きく分けて、
 
 
①感情で反応する「動物脳」
 
②落ち着いて判断する「理性脳」
 
 
の2つがあります。
 
 
不登校の子どもは、不安やストレスが強く、①の動物脳が暴走モードになっています。
 
 
そんな状態のときに、親から
 
 
・「早く学校行きなさい」
 
・「いつまで休むの?」
 
 
と責めるような言葉をかけられると、動物脳がさらに刺激され、“危険だ!逃げなきゃ” と感じてしまうのです。
 
 
その結果、
 
 
・学校の話をすると黙り込む
 
・ゲーム三昧で現実逃避する
 
・急に泣く・怒る・暴れる
 
 
などの行動が強くなります。
 
 
逆に、親が落ち着いた声で
 
 
・「今日はゆっくりしてていいよ」
 
・「気持ち聞かせてね」
 
 
と伝えると、子どもは「ここは安心できる場所なんだ」と感じ、動物脳が静まりやすくなります。
 
 
その結果、理性脳(考える脳)が働きやすくなり、心が回復しやすくなるのです。
 
 
 
 
不安や焦りを抱えたママは、そのままの気持ちが声かけに出やすく、「子どもを変えよう」とするほど逆効果になり、不登校が長引きやすくなります。
 
 
しかし、親の感情が整うことで、
 
 
・子どもの情緒が安定する
 
・家庭での衝突が減る
 
・呼び出し・早退の回数が減る
 
 
こうした効果が出て、結果として不登校の親も自分時間や仕事を諦めずにすみます。
 
 
次の章では、ママの不安が軽くなり子どもの理性脳が働きやすくなる具体的な感情と言葉の整え方をお伝えしますね。
 
 

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3.今日からママの自分時間を守る!感情と言葉の整え方

 
 
不登校が続くと、子どもの自己肯定感は低下し、不安が強くなって心が不安定になりがちです。
 
 
その心を安定させるためにまず必要なのは、ママ自身の感情を整えること。
 
 
ここでは、今日からすぐできる3つのステップを紹介します。
 
 
 
 

◆①ママの「感情に気づく」

 
 
不登校が始まると、心配・不安・いらだち・焦り・悲しさ…いろんな感情が一気に押し寄せますよね。
 
 
そんな時は一旦立ち止まり、自分の感情を言葉にしてみましょう。
 
 
たとえば、「早くして!」と強い言葉になりそうなときは、まずは一度立ち止まり、
 
 
・「私は何に不安を感じてる?」
 
・「何にイライラしたんだろう?」
 
 
と自分に問いかけてみてください。
 
 
気づくだけで、心はスッと落ち着いていきます。
 
 

◆②感情を「言葉にする」

 
 
次に、その感情を自分のために言葉にしてみます。
 
 
・「今日は仕事で疲れて余裕がないんだな」
 
・「息子が心配で不安になってたんだ」
 
・「未来が見えなくて焦ってたんだ」
 
 
こうして言語化すると、脳の中で「感情脳 → 理性脳」へ切り替わり、冷静さを取り戻すことができます。
 
 
続けるほど、子どもへの声かけも自然と穏やかに変わっていきます。
 
 

◆③感情を「伝える」

 
 
最後は、整った気持ちを子どもにやさしく伝えるステップです。
 
 
ここで大切なのは、子どもを変える言葉ではなく、「自分の気持ちを丁寧に伝えること」。
 
 
たとえば、
 
 
・「今日はちょっと疲れてるから、ゆっくり話したいな」
 
・「あなたの気持ちを聞きたいと思ってるよ」
 
・「学校のことは急がなくて大丈夫。一緒に考えていこうね」
 
 
ママが落ち着いたトーンで気持ちを伝えると、子どもは「責められていない」「受け止めてもらえてる」と感じて安心します。
 
 
その結果、
 
 
・子どもの心が安定する
 
・家庭が落ち着く
 
・ママの仕事や自分時間が守られる
 
 
という“良い循環”が生まれます。
 
 
私自身、自分の感情を言葉にする習慣を続ける中で、「今、この言葉が嫌で腹が立ったんだな」と客観的に見られるようになりました。
 
 
子どもの感情に巻き込まれず、落ち着いて話せる場面が増えていった結果、息子と穏やかに話せる時間が増え自分時間を持てるようになりました。
 
 
この3ステップは、特別な道具も知識も必要ありません。
 
 
ママの感情が整うと、子どもの心も自然と整う」それが不登校を長引かせない近道です。
 
 
まずは「自分の感情に気づくこと」から始めてみませんか?
 
 
繊細さんは登校渋りや不登校になりやすい?!繊細な子どもへの対応はこちらの動画で紹介してます▼
 
 

 
 

不登校の子への対応に悩む親のよくある質問(FAQ)

 
 

Q1:ゲームやスマホはどこまで許可していい?

 
 

A1: “完全禁止”よりルールを一緒に作る方が続きます。ゲームは不登校の子の安心を感じる時間でもあるため、「夜は〇時まで」「課金は一緒に確認する」などルールを子どもと一緒に作りながら上手に付き合うことが大切です。
詳しくは スマホ・ゲームを自分からやめさせられるママの共感対応はコチラ▼ を参照。

 
 

Q2:学校とのやり取りは何をすればいい?

 
 

A2: 最低限でOKです。連絡は、「今は休養が必要」「無理に登校刺激をしないよう共有」することです。あわせて家での成功体験を先生に伝えることで先生も子どもにあった対応をしてもらう環境を整えておくことが大切です。 詳しくは不登校の親と先生の安心サポート術はこちら

 
 

Q3: 不登校でも、行事だけ参加してもいい?

 
 

A3: OKです。ただし「子どもの気持ちが主役」です。子どもの「行きたい」という気持ちを尊重し、背中を押しすぎないことが大切。参加できてもできなくても、気持ちが前向きになったことを褒めてあげましょう。
詳しくは 不登校行事だけ参加で前向きになるコツ をどうぞ。

 
 
執筆者:平野可奈子
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)

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