夏休み明けの登校しぶりの理由と、親がやるべき対応をお伝えします。子どもが安心して行動できる声かけの具体例を紹介します。
【目次】
1.夏休み明けの登校しぶりに悩んでいませんか?
2.学校に行きしぶる本当の理由
3.登校しぶりをしている子にやってはいけないNG対応
4.不安が強い子が動き出す3つの対応方法
1.夏休み明けの登校しぶりに悩んでいませんか?
家の娘は体を動かすことが大好きで、ゲラゲラとよく笑う女の子です。
夏休み中も旅行や習い事など楽しく充実した日々を過ごすことができました。
しかし2学期が始まり、朝になると動きが止まる。機嫌が悪い。
「お腹が痛い」
「学校行きたくない」
そう言って布団から出てこない娘。
そんな夏休み明けの登校しぶりに困っていませんか?

娘は小学4年生の夏休み明けに突然、登校しぶりが酷くなりました。
それまでも嫌がることはありましたが、学校だけはなんとか行けていたのです。
だからこそ突然の登校しぶりに、私は動揺しました。
「このまま不登校になる?」
「甘やかしているのかな?」
そんな不安でいっぱいになり、最初は間違った対応をしてしまいました。
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2.学校に行きしぶる本当の理由
不安が強い子どもは、脳の特性から刺激にとても敏感です。
・教室のざわざわした音
・先生の注意の声
・友達との距離感
・急な予定変更
周囲から見ると「普通の学校生活」でも、本人の脳はフル稼働状態。
例えるなら、常にたくさんの情報を同時処理しているようなものです。

その結果、脳が「これ以上は危険」と判断すると、行動が止まってしまいます。
それが「学校に行きたくない」というサインです。
決して甘えでも、怠けでも、親への反抗でもありません。 脳が自分を守ろうとしている状態なのです。
3.登校しぶりをしている子にやってはいけないNG対応
娘が「行きたくない」と言い出したとき、私はこう言っていました。
「みんな行ってるよ」
「どうして行けないの?」
「少しでもいいから行こう」
良かれと思って説得していました。

ですがこれは、娘の脳にとって、さらに負荷をかける行為でした。
警戒アラートがなっている脳には、正論が入りません。
説得されればされるほど、緊張は強まり、癇癪と暴言がひどくなっていくのです。
4.不安が強い子が動き出す3つの対応方法
◆「行けない理由」を探さない
「どうして?」を連発するのをやめました。
代わりにこう言いました。
「そっか、今日はしんどいんだね」
理由を追及せず、状態をそのまま受け入れました。
それだけで娘の表情が少し穏やかになりました。
◆先に安心を回復させる
学校に行かせることよりも、安心を回復させることを優先しました。
・ぎゅっと抱きしめる
・穏やかな声で話す
・好きな話題を出す
・面白いことを言って笑わせる
脳が安心を感じると、脳の警戒アラートは少しずつ解除されます。
脳に安心が戻ると、「今日どうする?」という前向きな話し合いができる状態になります。

◆小さな成功体験を積み重ねる
いきなり一日登校を目指すのをやめました。
・玄関まで行けた
・校門まで行けた
・別室登校できた
小さな成功体験を積み重ねました。
行けたことではなく行こうとしたことという過程を肯定しました。
この小さな行動を続けると、娘の自己効力感が少しずつ戻ってきました。
しばらくは別室登校が続きました。
ですが、安心を優先させる関わりを続けると、娘は自分から「今日はちょっとだけ行ってみようかな」と言うようになりました。
終わりの会だけ、1時間だけ、2時間だけと、波はありながらも、笑顔で登校できる日が増えています。
不安が強い子が学校に行きしぶるとき、 大切なのは「行かせること」ではありません。
脳の警戒アラートに気づき、 安心を回復させること。
そして小さな成功体験を積み重ね続けることが大切です。
焦ってしまう気持ちは痛いほどよくわかります。
私もずっと焦り続けていました。
でも焦らなくて大丈夫です。
安心がたまると、子どもは必ず前を向きます。
ちょっと肩の力を抜いて、まずは子どもに安心を与える安心貯金から始めてみませんか?
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執筆者:米倉あさこ
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)




