「登校班で行きたくない」と行き渋りをする子に疲れていませんか。小学校一年生の行き渋り対応は、早めの気づきと関わり方がカギです。登校渋りが続く時期や「いつまで?」と悩むママへ、2つの具体策を紹介します。
【目次】
1.「行きたくない」と泣く朝…登校班がつらい繊細な娘
2.登校班がイヤな理由とは?繊細な子にとってのつらさ
3.登校班で行き渋りをする子が安心して登校できる2つの対応法
①付き添いはOK。楽しく登校しよう
②肯定の関わりで心を育てよう
1.「行きたくない」と泣く朝…登校班がつらい繊細な娘
「登校班で行きたくない!」小1で行き渋りなんて、まだ始まったばかりの小学校生活。どうしてうちの子が?と頭を抱えていませんか。
実は、小学校低学年の行き渋りは、早めに気づいて対応することがとても大切。対応次第では、不登校に発展するのを防げる可能性が高いんです。
1年生の登校しぶりの原因としてよく挙げられるのは、
・母子分離不安
・環境の変化
・友達や先生との人間関係
など。でも実は、それ以外にも「登校班」による行き渋りがあるのをご存じですか?
わが家の娘は、遊んだこともない近所のお兄さん・お姉さんたちと登校班で30分歩くことが不安で、毎朝私の手を離すことができませんでした。

4月には、同じように付き添う親御さんの姿も見られますが、多くの子は夏休み前には付き添いを卒業していきます。
それでも「うちの子はまだ…」となると、親の方がしんどくなってしまいますよね。
仕事がある日も、予定がある日も、できれば朝はスムーズに送り出したい。
わが家も当時は不安でしたが、繊細で感受性が強い娘は、スモールステップを重ねることで今では登校班で元気に通えるようになりました。
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2.登校班がイヤな理由とは?繊細な子にとってのつらさ
「登校班で行きたくない」そんな声、実はとても多いんです。大人から見ると、複数人で登校できることは安心感があります。
けれど、繊細な子や感覚が敏感な子にとっては、登校班がストレスの連続になることがあります。
たとえば、
・ママと離れるのが不安
・人見知りがあり新しい状況になじみにくい
・刺激に敏感でささいなことをストレスに感じる
・嫌なことがあっても言えない
大人には何気ない集団行動も繊細な子にはとても負担なんです。
とくに、小学1年生にとって学校生活は初めてのことばかり。
学校に慣れるだけで精一杯な時期なのに、その前の登校で心をすり減らしてしまったら、「学校」そのものが高いハードルになってしまいます。

「行きたくない」と感じたとき、それをうまく言葉にしたり、気持ちを切り替えて動き出すのは、小1の子にとってはとても難しいこと。
だからこそ、「登校班がイヤ」と泣いてしまう小1の子は、自分がダメなんじゃなくて“つらい状況にいる”というサイン。
では小学校一年生の行き渋りに、親はどんな対応ができるのでしょうか?
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3.登校班で行き渋りをする子が安心して登校できる2つの対応法
「登校班で行きたくない」と行き渋りをしている子に、今日からできる対応法をお伝えします。
それは、「楽しく登校する」ことと「子どもを肯定する」ことです。
◆①付き添いはOK。楽しく登校しよう
付き添い登校は過保護?ますます一人で学校にいけなくなるのでは?と不安に感じていませんか。
大丈夫。付き添い登校は“悪いこと”でも“甘やかし”でもありません。
むしろ、子どもの心に安心感を届け、次のステップに進むサポートになります。
わが家の娘も、毎朝「行きたくない」と行き渋り泣いていた時期がありました。
そんなとき私は、登校班に混ざって付き添い登校をしたり、登校班に間に合わないときはのんびり親子で登校をしました。
子どもをせかして登校班に間に合わせても、繊細な子にとってプラスにはならないからです。
私が意識したのは、
・楽しく登校すること
・親もがんばりすぎず、車で登校してもよしとすることです。

登校に安心感をもてることは、子どもの心にとって何より大切なこと。
登校班に慣れさせることより心を育てるほうが、実は登校班での行き渋りを卒業する近道なんです。
◆②肯定の関わりで心を育てよう
繊細な子・感覚が敏感な子は、実は学校に行くだけでめいっぱいのエネルギーを使っています。
だからこそ、普段から「できたね」と言葉にして伝えることがとても大切。
たとえば、
「自分で着替えができたね」
「朝ごはんもう食べれたね」
「ランドセルの準備できたね」
そんな小さな“できた”の積み重ねが、子どもの自己肯定感を育てていきます。
できて当たり前なことに「できたね」と伝えていくことがそんなに意味のあることなの?と感じるかもしれません。
不安が強い子には「これもできてるよ、あれもできてるよ、毎日たくさんのことができているんだよ」としっかり伝えることが次への原動力になります。
大丈夫。今日うまくいかなくても、心が育っていけば、必ず自分で歩き出せる日がきます。
焦らず、比べず、わが子のペースを信じて、寄り添っていきましょう。
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執筆者:本田ひかり
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)