冬休みの宿題はこう解決!発達障害・グレーゾーンの子どもが作文を書けるようになる親子のコミュニケーション術

発達障害・グレーゾーンのお子さんにとって、作文は、何を書いたらいいのか?どうやって書いたらいいのか?わからなくて困ってしまうことが多いです。そんな子どもたちが作文に取り組むときの効果的な親子のコミュニケーション術をお話します。
 

【目次】

1.発達障害・グレーゾーンの子どもは作文を書くのが苦手!?
2.発達障害・グレーゾーンの子どもが作文が苦手な理由
3.作文が書けるようになる親子のコミュニケーション術

 

1.作文が書けるようになる親子のコミュニケーション術

 
 
冬休みいかがお過ごしですか?クリスマスにお正月… 冬休みは子どもたちにとって楽しみなイベントが盛りだくさん。
 
 
楽しいことはたくさんあるけれど、あっという間の冬休み…。発達障害・グレーゾーンの子どもたちは宿題にとりかかるのも一苦労…
 
 
 宿題のことを考えると、頭が痛くなってきますよね。特に作文
 
 
冬休みに作文の宿題がある学校もありますよね。作文の宿題って、どうやってサポートしたらいいのだろう…?悩まれている方もいるかもしれません。
 
 
この冬休みは、お子さんに「作文にチャレンジしてもらいたい!」と思われている方もおられますよね。そんなお母さんに、今日は作文についてのお話をしたいと思います。
 
 
 
 

2.発達障害・グレーゾーンの子どもが作文が苦手な理由

 
 
本を読むのは大好きだったり、口達者なお子さんが多いと思います。しかし、作文となるとなかなか進まない…というのが、発達障害・グレーゾーンの子どもたちのあるある!
 
 
インプットに比べてアウトプットが苦手だったり、「決められた答えがない場合」や「自分で考える」といったことが苦手だったりします。
 
 
ですから、「自分の考えを書きましょう!」とか「作文を書きましょう!」といわれても、「何をかいたらいいかわからない」「どうやって書いたらいいのかわからない」「思いつかない」と困ってしまって、思考がストップしてしまうのです。
 
 
私たちは、「なんでも好きなことを書いたらいいじゃない…」「自分の興味のあることについてかいたら?」「おばあちゃんとこに行ったんだからそのことについて書いたら?楽しかったでしょ…」など思うかもしれません。
 
 
実は、頭の中に情報はたくさんあるのですが、その情報を整理してアウトプットするのが苦手なだけなんです。 もしくは、情報はたくさんあっても、それを思い出して考えたり、たくさんの中から「これにしよう!」と決めることが苦手なだけなんです。
 
 
何を書くかを決めたとしても、それを思い出すだけでなく文字に書かないといけません。
 
 
そういう意味では、作文を書くという宿題は、発達障害・グレーゾーンの子にとって、ハードルが高いものとなります。
 
 
子どもに「できない」と苦手意識をもたせずに、子どもの頭の中にあるたくさんの情報から、うまく引き出してあげたいですね。では、お母さんはどっやってサポートしたらいいのでしょうか?
 
 
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3.作文が書けるようになる親子のコミュニケーション術

 
 
重要なのは会話です!親子のコミュニケーションが大切なんです。
 
 
日頃から皆さんは、お子さんとのコミュニケーションを心がけていると思います。子どもとコミュニケーションしながら、子どもの気持ちや感想を引き出していきます。
 
 
作文もルールがあるので、「それは決められたルールだよ!」と教えます。例えば、書き始めは一段空ける。 点や丸の付け方、行を変えることなど…。
 
 
これも小学校での丸付けでは、こういうテクニカルの部分もチェックされています。せっかく作文が書けたのに、テクニカル面でバツ×なんてもらうと、お子さんが自信をなくしてしまうかもしれません。
 
 
ルールはルールとして教えてあげること。 それも分かりやすく!です。
 
 
次に、作文の中身についてです。 まずはタイトルを決めます。『どんなことが書きたいかな〜』『どんなことが面白かった!?』など、お母さんが子どもが書けそうだな!というタイトルのヒントを与えてあげます。
 
 
そして、子どもが何かを言ってきたときは、「それ、イイね!」と褒めます!
 
 
 
 
どんな内容でもかまいません。ここで大事なのは、『子どもが自分で考え自分で出した答えがある!』ということです!ここは大袈裟にでも褒めてくださいね♪
 
 
それから、どんな風によかったのか、どんな思いだったのかなど、親子でコミュニケーションをとりながら、子どもが意見を出してきたらその都度、褒めてあげながら仕上げてくださいね!
 
 
最初はうまく自分の意見を出せないかもしれません。そんなときは、お母さんがヒントをあげつつ様子をみながらサポートしてあげてください。自分で答えを出していくことができたら、アウトプット力は確実についていきます。
 
 
わたしもこの冬休み、子どもと一緒にがんばります! ぜひ皆さんも試してみてくださいね。
 
 
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執筆者:今村裕香
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
 
作文の苦手な発達障害・グレーゾーンの子どもをサポートする親子のコミュニケーション術公開中

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