夏休み明けの不登校対策!発達障害の小学生が学校生活にスムーズに戻る3つのコツ

夏休み明けの学校対策はお済みですか?発達障害の我が子に配慮してほしいことを学校へ伝えるうまい伝え方があるんです。休みが明ける前の「今」伝えることが大事!今回は、学校へうまく伝える方法3つをご紹介します。
 

【目次】

 
 

1. 学校(不登校)対策が「今」大事なのは、なぜ?

 
 
そろそろ夏休みが終わりますね。
 
 
旅行やイベントや、ゲームなど、楽しかった長期休みが終わるのは物悲しいですが、「楽しかったー!!」だけで終わらないのが発達障害児ママのあるあるです。
 
 
夏休みの宿題がまだ残ってるなー
 
チャイムのある久しぶりの学校生活
 
教室の席はどこになるかな?
 
 
誰もがソワソワする季節です。
 
 
しかし、環境が変わることに人一倍敏感な、発達障害やグレーゾーンのお子さんは、新しい環境へ慣れることに精一杯パワーが必要なんです。
 
 
だからこそ、発達障害やグレーゾーンのお子さんが、学校で少しでも周りに理解してもらえるよう、スムーズに学校生活をスタートしたいですね。
 
 
 
 
そのためには、事前にお子さんの特性や配慮してほしいことを、学校へ伝えることが重要になります。
 
 
「でも、休み中だし…先生も忙しそうだし…始まってからでいいじゃない?
 
 
なんて考えは、捨てましょう!
 
 
学校側も、休みが終われば大忙し!担任も人間ですから、
 
 
「夏休みの宿題の取りまとめはどうしよう?」
 
「忘れた子にはどう対応しよう?」
 
「久しぶりにクラスのみんなの顔が見られるな」
 
 
と、ワクワクソワソワしながら、準備を進めます。
 
 
そんな手探り状態なときに、発達障害やグレーゾーンの子どもの取説、配慮事項があれば、嬉しいと思いませんか?
 
 
特に夏休み前までの状況で、困りごとがあった場合、なおさらです!
 
 
お互いにスムーズな新学期を始めるために、ママたちからの情報は、とても参考になるのです。また、新学期前に伝えておくことで、メリットになることが、他にもあります。
 
 
多くの学校が休み明け、ちょうど1ヶ月経った9〜10月頃
 
・運動会
・学芸会
・授業参観
・個別懇談 などを行います。
 
※注) 行事の時期、内容は各学校によって異なります。
 
 
休み明けまでに、発達障害やグレーゾーンの子に配慮してほしいことを伝えておけば、授業参観などの際に、お子さんの学校での様子を見ることができますね。
 
 
みんなで行う行事が増えるからこそ、
 
「▲▲してもらっていて安心した」
「もっと●●してほしい」
「◆◆な時はこう対処してほしい」
 
など、次の対策をとることができます。
 
 
また長期休み明けは、行き渋り不登校が増える時期です。秋頃の学校行事で、お子さんの実際の姿を見る機会を利用し、学校と連携してこれから紹介する対策をとっていきましょう。
 
 
ママ自身が気持ちを前向きにして、笑顔でお子さんを学校へ送り出せるように、「今」から準備をしていきましょうね。
 
 

2.厳選テク1:発達障害やグレーゾーンのこと、どうやって伝えればいいの?

 
 
まずは、内容をまとめて、紙に書き出しましょう。
 
 
(1)お子さんの特性
・得意、好きなこと(集中すること、楽しんでやることなど)
 
・苦手なこと(行動、人との関わり、学習など)
 
・感覚過敏の有無や特徴
 
 
(2)配慮してほしいこと
・感覚過敏への対応 (席の位置、匂いや音への配慮、授業前の声かけなど)
 
・友達との関係
 
・宿題やテストについて
 
・クールダウンができる環境
 
 
(3)家庭での対応方法(具体例)
・行動の切り替えがうまくいく方法例
 
・カッとなったときのクールダウン方法
 
・宿題のやり方
 
 
など、それぞれのお子さんについて、知っておいてほしいことを書き出しましょう。
 
 
 
 
紙にまとめて手渡すことで、「伝えた」という事実の記録になります。さらに、紙ベースであれば、相手(学校)にもわかりやすく、教師同士でも共有しやすくなります。
 
 
また、今後継続して相談していく上での大切な記録になっていきます。ぜひ、書面で渡してみてください。
 
 

3.厳選テク2:小学校の誰に伝えればいいの?

 
 
先生が学校にいる日もわからない、そんな長期休み中に誰に相談すれば良いのでしょうか。
 
 
平日であれば学校へ連絡して、話を聞いてもらえる相手を見つけます。
 
 
学校には、校長、副校長、教頭、主幹、生徒指導など様々な立場の先生がいます。学校ごとで対応方法が違うので、対応する相手も、学校でそれぞれ違います。
 
 
話を聞いてくれる相手は必ずいるので、安心して連絡してみてください。
 
 
担任に一度相談してみるのも良いでしょう。しかし、担任に話しづらかったり、より専門的な知識がほしかったりするときもありますね。
 
 
そんな場合は、スクールカウンセラーや、支援コーディネーターもいます。
 
 
・悩みや不安を聞く
 
・専門的な知識で相談にのる
 
・より専門的な知識のある機関へ繋ぐ
 
・学校での支援体制の計画を立てる
 
 
などを担う役割でもあるので、活用してみてください。
 
 
 
 
一番大切なのは「学校で、一人でも味方を見つける!」です。そんな先生が一人でもいれば、お子さんにとってもママにとっても、心の安心につながります。
 
 
先生は、担任だけではありません。
 
 
一人でも多く、お子さんの特性を理解し、ママの話を聞いてくれる存在を見つけてくださいね。
 
 
そして、ここで役に立つのが、紙にまとめたことです。読んでわかる資料にしておくことで、ことづてより、伝えてください、より、先生方の理解が深まります。
 
 

4.厳選テク3:相手を動かすテクニック

 
 
最後に、発達科学コミュニケーションならではの、究極のテクニックをお伝えします!
 
 
それは、笑顔!
 
 
は?と思われた、そこのあなた。笑顔をなめてはいけません!
 
 
発達科学コミュニケーション講座では、発達障害やグレーゾーンのお子さんに、指示を出すときのテクニックを学びます。
 
 
その中で一番の基盤となるものが「3S」3Sの一つが「Smile」、つまり笑顔なんです。
 
 
 
 
指示やお願いをされるときに、イラついた顔で迫って来られたら、あなたはどう感じますか?
 
 
いくら良い商品と分かっていても、訪問販売や営業マンが、仏頂面や必死で主張ばかりする人だと、「要りません!」と言いたくなります。
 
 
人間の脳は、最初の印象で「嫌だな」と感じてしまうと、自己防衛力によって構えてしまい、インプットを浅くする傾向があります。
 
 
ですから、せっかくママが作成した資料や訴えも、笑顔アリor仏頂面で、学校側への伝わり方も大きく異なってきます。
 
 
ぜひ、軽やかな笑顔で伝えてみてくださいね♪
 
 
発達科学コミュニケーションでは、発達障害やグレーゾーンのお子さんへの褒め方や、指示出しなどのメソッドを学ぶ講座が充実しています。
 
 
それは、大人同士のコミュニケーションもうまくいく、例外のないメソッドでもあります。
 
 
今回のような不登校対策について、学校側へ配慮してほしいことを依頼するときにも、使える最高のコツがたくさんあります。
 
 
学んでみたいな、と気になっている方は、ぜひ個別相談に連絡してみてください。
 
 

5.まとめ

 
 
いかがでしたか?発達障害やグレーゾーンのお子さんのことを、学校へ伝えるのは「今」です。
 
 
学校との連携は、うまくいくときもあれば、なかなか難しい壁にぶち当たるときもあります。それでも、どうか諦めないでくださいね。
 
 
お子さんが笑顔で楽しめる学校、ママが笑顔で送り出せる学校、親子で楽しい思い出がいっぱいの学校生活になるよう、心の底から願っています。
 
 
 
 
この記事がそんなママの参考になれば幸いです。
 
 
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執筆者:松尾まりか
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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