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【期間限定無料公開】発達障害・自閉症スペクトラムの子どもに時間にそって動いてほしいときの対応――指示を出すときにやってほしいたった1つのコツー

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何回も声をかけているのになかなか動かない子どもにイライラしていませんか?ポイントは「心の準備をする時間」。発達障害・自閉症スペクトラムの子どもには特にオススメな「予告」をマスターして、「早くしなさい!」を卒業しませんか?
 

【目次】

1.発達障害の特性~自閉症スペクトラムは時間感覚が育ちにくい!?~
2.ポイントは心の準備!自閉症スペクトラムの子どもは「予告」が有効
3.自閉症スペクトラムの子どもに「予告」で対応するときのコツ

 

1 発達障害の特性~自閉症スペクトラムは時間感覚が育ちにくい!?~

 
 
自閉症スペクトラム(ASD)のお子さんをお持ちのお母さん、「この子ってなんでこんなにマイペースなの!?」と思われたことはありませんか?
 
 
「もう〇時だよ!幼稚園に行くよ!」
「もうご飯だよ!お片付けして!」
「なんで動かないの!?早くしてよ…」
 
 
お母さんが何度指示しても、全然動かない…まだまだ遊んでいたり、動き始めてもの~んびり。こんなこと、日常茶飯事ではありませんか?実はこれ、ASDの特性のひとつなんです。
 
 
時間感覚が育ちにくい、という特性です。だから時間通りに動けないんですね。実は、時間感覚の発達記憶力に関係しているのです。
 
 
 
 
「今〇時だから、△△する時間!」毎日のルーティーンだとしても、覚えている方が スムーズに動けるに決まっています。
 
 
記憶力があり、学校の勉強にあまり苦労していないお子さんは、比較的時間通りに動くことができます。
 
 
一方で、記憶や学習面で苦労しているお子さんは、時間感覚もなかなか身につきません。どうしても 行動するまでに時間がかかってしまいます。
 
 
時間感覚を発達させるためには、記憶力をアップすることが有効なのです!
 
 

 
 

2.ポイントは心の準備!自閉症スペクトラムの子どもは「予告」が有効

 
 
しかし、記憶力を上げるなんて、一朝一夕でできるものではありませんよね。そんなときに有効なのが…
 
 
予告です!!
 
一般的に、自閉症スペクトラムのお子さんには、予告が有効だと言われています。初めての場面や、次の場面への切り替え苦手な特性を持つお子さんが多いので、事前に、
 
 
「〇時になったら△△だよ!」
 
 
と予告することで心の準備ができ、スムーズに行動できるというわけです。
 
 
 
 
しかし、予告のパワーはそれだけではありません! 時間通りに動けない子にもとても有効なんですよ!
 
 
さて、ご家庭での様子を振り返ってみましょう。ご飯ができたタイミングで、
 
 
「はい!もうご飯の時間だよ!お片付け!」
 
 
なんて指示していませんか?遊んでいたお子さん、今絶好調のタイミングだったかもしれません。大人だって、そんなタイミングで言われたら
 
 
「え~!?今いいところなのに!!」って思いますよね?
 
 
子どもだって同じです。「今楽しいもん!もっと遊びたいのに!!」って思うはずです。だからすぐに遊びをやめることができないのです。
 
そこに畳みかけるように
 
 
「も~!まだ片づけてないの!?早くしなさい!」
 
 
なんて言っちゃったら、お子さんは怒ったりパニックになってしまうかもしれませんね。
 
 
大人なら、毎日のスケジュールは頭の中に入っているでしょうし、ご飯を作っているお母さんを見て「そろそろご飯ができるぞ」と分かっているところに指示が来るので、すぐに行動を切り替えられます。
 
 
心の準備がバッチリできているのです。
 
 
でも、時間感覚が希薄なお子さんにとって、お母さんの指示は急なできごとなので
 
 
「え!?今!?まだムリだよ~!!」
 
 
となるのです。
 
突然の「はい、おしまい」が受け入れられず、心も体もすぐに切り替えることができません。だからスムーズに次の行動に移せないのです。
 
 
必ず予告して、子どもが「そろそろだな」と、心の準備をする時間を与えてあげましょう。
 
 
そこに次の指示を出せば、スムーズに動いてくれますよ!
 
 

 
 

3.自閉症スペクトラムの子どもに「予告」で対応するときのコツ

 
 
ただ、どれぐらい前に予告したらスムーズに動けるかは、お子さんによって異なります。
 
 
まずはお子さんの年齢×1分から始めてみましょう。これはあくまでも目安なので、お子さんの様子を見て調整しましょう。
 
 
記憶に苦労しているお子さんは、すぐに忘れてしまいますから何回か予告してあげることも大切です。
 
 
 
 
言い方はもちろん優しく「〇時になったらお片付け」は「〇時まで遊んでいい」ということですから、お子さんも気持ちよく行動が切り替えられるようになります。
 
 
「〇時になったらお片付けだよ、それまで遊んでいいからね」
 
 
と笑顔で伝えるようにしてください。ぜひやってみてくださいね!
 
 
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執筆者:吉野加容子
(発達科学コミュニケーショントレーナー、学術博士、臨床発達心理士)

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