「うちの子、空気が読めない?!」と心配な発達障害・グレーゾーンアスペルガータイプの子どもをもつお母さん、大丈夫です!親子のコミュニケーションを工夫することで子どもの特性を強みとして生かし、才能をどんどん伸ばすことができます。 |
【目次】
1.発達障害・グレーゾーンアスペルガータイプの子どもの「空気が読めない」2つのパターン
2.「空気が読めない」って本当にマイナス?特性を強みにするのはお母さんです!
3.発達障害・グレーゾーンアスペルガータイプの子どもとのコミュニケーションの工夫
1.発達障害・グレーゾーンアスペルガータイプの子どもの「空気が読めない」2つのパターン
発達障害・グレーゾーンアスペルガータイプの子どもは「空気が読めない」というイメージがありませんか?
空気を読むとは…
『その場の雰囲気から状況を推察する。特に、その場で自分が何をすべきか・すべきでないかや、相手のして欲しいこと・して欲しくないことを憶測して判断する。』
ということです。
では、「空気が読めない」子って一体どんな子どもなんでしょう?発達障害・グレーゾーンアスペルガータイプの「空気が読めない」には、2パターンあるんです。
1つ目は、本当に「空気が読めない」子。つまり、我関せずな子で、わが道を行くタイプ。このタイプは周りが何をやっていようとお構いなし!自分の世界や自分のペースが強い子と言えます。
2つ目は、空気を読もうと、周りを気にしている子。しかし、敏感すぎて空気を読みすぎて、身動きとれなくなっている…。
そして、一生懸命自分なりに考えて行動するけど、場面に合っていない。周りに合わせようとしているけれど、どこかズレてしまうという子です。
このタイプは口達者な子も多く、小学校3年生くらいだと人を試すような表現を使うこともよくあります。
例えば、
お母さん「早くご飯を食べたほうがいいよ!」
お子さん「早く食べて、宿題をやれってこと?」
お母さん「違うよ!早く食べたほうが、ご飯が冷めなくて美味しいからだよ!」
という感じです。
実はこれ、「この理解で合ってるの?」「もっと分かるように言ってよ!」という子どものメッセージなんです。でも、お母さんは「何が言いたいの!?」とイライラしてしまいますよね…。
実はこういう空気を読むことが苦手なタイプには、子どもの言葉の本当の意味を汲み取ってあげることがとっても大事なんです!
そこで、今回は「自分なりに考えて行動するけどどこかズレてしまう」というタイプに焦点を当て、お母さんにしてほしいことをお伝えします。
2.「空気が読めない」って本当にマイナス?特性を強みにするのはお母さんです!
発達障害・グレーゾーンアスペルガータイプの子どもは「空気が読めない」ので周りとの波長が合わず、ときとして周りの方が困ってしまうこともあると思います。
でも、「空気が読めない」って本当にマイナスなんでしょうか?実は、空気の読めなさは強みとして考えることもできるんです!
その「空気が読めない」子は、今はまだ空気の読み方が分からず人に合わせられないだけ、かもしれません。
そうだとしても、周りとトラブルを起こしさえしなければいいのです!トラブルを起こさない力をつけてあげればいいだけ!という見方です。
トラブルを起こさないようにしつつ、迎合しない姿勢を磨いていくことで、普通の人が見過ごしたり我慢したりしていることの本質を突いて、解決できる人になっていけるのです!
これって、強みではないでしょうか?強みを生かしつつ、コミュニケーションのやり方・方法を学んでいけばいいのです!
知ってましたか!?空気が読めない人の方が、この世の中、成功してるんですよ!でも、もともとのコミュニケーションのままで強みが生かされる例は、残念ながらあまり見たことがありません。
重要なのは、周りとトラブルにならないためのコミュニケーションを教えていく!ということです。
そうは言っても、教えられることがうまく受け入れられないお子さんもいるので、本人が気づかぬうちに気づかぬところで教えてあげるのがベストです!
それができるのが、親子のコミュニケーションなんです。
困ったことも裏を返せば強みになる!それを困ったこととするのか強みとするのかは…お母さん次第なのです。いかがですか?
子どもの強みを見つけ、自信をつけさせ、自分らしく生きていくって最高ですよね!
お子さんの苦手なところをぜひ、お母さんのコミュニケーションの工夫で強みに変えていきませんか?そして、得意なところをどんどん伸ばしていきましょう!
3.発達障害・グレーゾーンアスペルガータイプの子どもとのコミュニケーションの工夫
発達障害・グレーソーンのアスペルガータイプのお子さんは、相手の気持ちを想像したり、その場に合った発言や行動をとることが苦手です。
そのため、普段から意味を取り違えたり、ズレたりしてしまうことがしょっちゅう起こっているのです。この感覚は、小さい頃からずっと続いていると当たり前になっているかもしれません。
しかし、このズレは、子どもにとってスムーズなコミュニケーションとは言えませんよね? ご家庭以外でも、友達どうしの間や学校などで、似たような場面がたくさんあると思います。
お母さんが実際はどういう意味で言っているのか、先生やお友達が本当はどういう意味で言っているのか、子どもも分からず困っているかもしれません。
「空気が読めない」子どもとスムーズなコミュニケーションをとる方法は、お母さんの本当の気持ちを伝えてあげること。
先ほどの会話の例なら、本当の気持ちは「冷めないうちに食べた方が美味しいと思う」ですから、「早く食べた方がいいよ~」のときにそのことも冷静に伝えてあげてください。
こういう会話を繰り返すことで、発達障害・グレーゾーンアスペルガータイプのお子さんも言葉に含まれている人の気持ちの理解が少しずつ進み、コミュニケーション能力がアップします。
もし「うちの子、空気が読めないかも。」と思ったときには、お母さんの本当の気持ちを伝えるコミュニケーションをしてあげてくださいね!
一緒にいる時間が多いお母さんだからこそ、毎日のスムーズな親子のコミュニケーションでお子さんのコミュニケーション能力をアップできるのです!
どのようにコミュニケーションを工夫したらいいか自信がない、というお母さん!わが子に明るい将来を本気で願っているお母さん!
ぜひ、一緒に発達科学コミュニケーションで学びませんか?子どもの特性を理解し、強みを見つけて、才能をどんどん伸ばしていきましょう!
▼コミュニケーション力をアップさせる注意力の育て方!▼
執筆者:今村裕香
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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