毎日毎日トラブルばかり起こす発達障害・グレーゾーンキッズ。ついイライラして「叱りすぎちゃった…」と落ち込んでいたのが最近までの私でした。そんな私が変われたのは、毎日自分と向き合う秘密の習慣にありました。 |
【目次】
1.トラブルばかりでイライラしてしまう⁈
毎日毎日トラブルばかり起こす発達障害・グレーゾーンキッズ。ついイライラして「叱りすぎちゃった…」と落ち込んでいたのが、つい最近までの私でした。
子どもの行動にイライラしたとき、こんな言葉をかけていました。わかりやすいように2パターンご紹介しますね。
A:朝の出勤前。急いでいるのになかなか着替えない。
「保育園行く時間でしょ?グダグダしないで、ほらっ!」
B:仕事から帰ってきて、やっと一息。そんなときに床にジュースをこぼした。
「何やってるの!ちゃんとコップを持たなくちゃダメでしょ!」
皆さんにも経験があるかもしれないですね。でもちょっと考えてみてください。これ、本当に子どもが悪いんでしょうか?違いますよね。そうです、これ全部大人の都合で怒っているんです。
このときの私の正直な気持ちはというと…?
A:仕事に間に合わないじゃない!まったくイライラする!
B:ああ…ゆっくりしたいのに。床拭くの面倒…
理由は何であれ、子どもが自分の都合と反することをするから、イライラして叱りすぎてしまうわけですよね。
2.インフルエンザ並み?ママのイライラは子どもに伝染します
そもそも子育ては思い通りにならないことの連続。そこに発達障害の特性があると、子育てのハードルが一気にあがります。うまくいかないことの連続で、イライラすることも多いものです。発達障害・グレーゾーンキッズは
・やろうとしても行動に移せない
・不器用だからうまくできない
・気持ちの切り替えがうまくできない
このようなことから、ママの心の地雷を踏んでしまう確率が高いんです。いつもは「特性だから」と見守れていても、体調が悪かったり疲れていたりすればママだってイライラします。それは仕方のないことです。
でも、注意していただきたいことがあります。それはママのイライラの矛先は子どもに向かいやすいということ。
そして感情は伝染しやすいということ。ママに怒られて、ママのイライラに影響を受ければ、子どもも冷静でいられなくなり、言葉や態度で反発してきます。そんな子どもの行動や感情にママが巻き込まれるとさらに悪循環。
結局叱りすぎてしまい、さらに抜け出せなくなります。子どもにとってママの存在は想像以上に大きいものです。子どもたちの安全基地である家庭がこんなふうになっていたら伸び伸び過ごしにくいですね。
では一体どうすればいいのでしょうか?
3.発達障害・グレーゾーンキッズママの「叱りすぎちゃった」を防ぐ秘密の習慣
発達障害・グレーゾーンキッズママの叱りすぎを防ぐ秘密の習慣、それはイライラを「記録」することです。
私はイライラすること自体は悪いと思っていません。
なぜならイライラは「自分の感情に気がついて!」という自分からの大切なメッセージだから。ですからイライラの正体を知って、うまくお付き合いできるようになりましょう。
まずは「どうして私は叱りすぎてしまったのか?」をその場でサッと書き出します。
スマホのメモアプリでも、ボイスレコーダーでもいいですよ。怒りのピークは「6秒」と言われていますから、記録しているうちに6秒くらい経ってしまうはずです。
私のさっきの例でいえばこんな感じで書きます。
A:仕事に間に合わないじゃない!まったくイライラする!
B:ああ…ゆっくりしたいのに。床拭くの面倒…
こうして記録すると、自分はこんなことでイライラしていたのか…と気がつくことができます。そして
A:余裕を持って起きられるように早く寝る
B:滑りにくいコップを用意する
など、叱りすぎなくてすむ対策を考えることができます。続けていくと、だんだんと自分が発する言葉や態度を調整することができるようになってきますよ。
いかがでしたか?イライラは自分でコントロールできます!
こういったちょっとした工夫をメール講座でお伝えしています!
執筆者:須藤ゆかり
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)