家族でのおでかけのとき、HSCや発達障害の子にネガティブな記憶が残るのは、発達的には非常にもったいないんです!ワクワク体験でポジティブな記憶を残せる、岐阜県の「アクアトトぎふ」をご紹介します。 |
【目次】
1.せっかくのおでかけが「つまんない」記憶で終わるリスク
2.知らないでは済まされない!HSCや発達障害の子にポジティブな記憶を残す方法
◆①肯定的な声かけ
◆②モノを残す
3.期間限定!子どもたちを魅了する「アクアトトぎふ」のイベント
2.知らないでは済まされない!HSCや発達障害の子にポジティブな記憶を残す方法
◆①肯定的な声かけ
◆②モノを残す
3.期間限定!子どもたちを魅了する「アクアトトぎふ」のイベント
1.せっかくのおでかけが「つまんない」記憶で終わるリスク
家族そろっておでかけしたあと、子どもたちから「あ~楽しかった」「また行きたい」という言葉を聞けると親としては嬉しいですよね。
しかし、ひといちばい敏感な子(HSC)や発達障害の子からは
「楽しくなかった」
「もう行かない」
「疲れた」
「面白くない」
などのネガティブな言葉が出ることもあるのではないでしょうか?
そんなことばかり言われていると、だんだん連れていく方も気が重くなります…。でも、おでかけしないのはもったいないんです!
脳はたくさんの刺激を受けることで、発達していきます。おでかけをポジティブな記憶が残るものにして、子どもたちが発達するための機会として生かしていきたいですよね。
2.知らないでは済まされない!HSCや発達障害の子にポジティブな記憶を残す方法
先ほどもお話したように、HSCや発達障害の子はネガティブな記憶が残りやすい傾向があります。しかし、「ポジティブな記憶を全く残せないのか?」というと、そんなことはありません!
お母さんのコミュニケーションや行動次第で、同じ場所だったとしても「楽しかった」思い出を残すことができるのです。 ポイントは2つあります。
◆①肯定的な声かけ
一般的な「すごいね」などの褒めに加え、「〇〇してるんだね」といった実況中継、「何見てるの?」などの関心を示すことなども肯定的な声かけになります。
おでかけで子どもを発達させたいと思ったら、ネガティブなコミュニケーションは、ぜひとも封印してください!
◆②モノを残す
モノを残すというのは、思い出のモノを目で見てわかる形で残してあげるということ。
おでかけの後に見返して、「あのとき〇〇して笑ってたよね」や「ここで〇〇して楽しかったよね」と、さらにポジティブな記憶を強化するために使います。
写真や動画でも良いですし、そこで買ったお土産でもOK!おでかけ先で作ったものなども良いですね。
3.期間限定!子どもたちを魅了する「アクアトトぎふ」のイベント
岐阜県各務原市にある「アクアトトぎふ」という水族館では現在、企画展として「ブラジル・パンタナール大湿原 アマゾンを超える水の楽園 ~第2章 残された森~」が行われています。
この企画展は2019年12月14日(土)~2020年4月12日(日)までの開催予定。ブラジルの森に暮らす個性豊かな生き物たちを紹介するとともに、その森が失われつつあることなどもあわせて紹介されています。
展示されている生き物ももちろん魅力的なのですが、オススメは「スタンプラリー」!これにワクワク要素が満載なのです。
全部で5回、5色のスタンプを押すことになるのですが、最後の黒色を押すまで、絵の全貌はわかりません。写真の左が小学校低学年の子が完成させたスタンプ、右が小学生のきょうだいの手を借りて3歳の子が完成させたスタンプです。
いかがでしょうか?幼児と小学生を比べても、意外に大差なくできていると思いませんか?
実は、スタンプを押す際、枠にはめ込みながら1色ずつ押していくので、大幅に失敗することがないのです。「失敗しない」こともネガティブな記憶を残さないためには重要なポイントです。
「わー!できてきたね!」
「何の絵になるんだろう?」
「順番、譲ってくれてありがとう」
などの肯定的な声かけを連発して、ワクワクの気持ちを高めてくださいね。
また、完成させてからミュージアムショップに持っていくと、プレゼントがもらえます。我が家の子どもたちは小さなハート形のチョコレートをもらって喜んでいました。
肯定的な声かけをしつつ、モノで強化して、家族でのおでかけをポジティブな記憶として残してあげてくださいね!
――施設詳細――
【名前】世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ
【住所】岐阜県各務原市川島笠田町1453
【営業時間】平日9:30~17:00、土日祝日9:30~18:00
【休館日】年中無休
【公式サイト】https://aquatotto.com/
【住所】岐阜県各務原市川島笠田町1453
【営業時間】平日9:30~17:00、土日祝日9:30~18:00
【休館日】年中無休
【公式サイト】https://aquatotto.com/
※おでかけの際には公式サイトで最新の情報を確認してください。
執筆者:渡辺カナ
(発達科学コミュニケーションリサーチャー、臨床心理士)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー、臨床心理士)