もう迷わない!発達障害・グレーゾーンの子どもをもっと発達させる幼稚園選びの軸とは

発達障害・グレーゾーンの子どもの幼稚園、どういう基準で選びますか?マンモス園よりも小規模の幼稚園の方がいい?でも規模が小さいと心配?実は園の規模よりも大事なことがあるんです!幼稚園選びでママが持つべき軸についてお伝えします。
 

【目次】

 

1.「ホントにこの幼稚園でいいの?」発達障害の子どもを持つ母の悩み

 
 
もうすぐ春。新しい季節がやってきます。新しい環境に飛び込む子どもたち、「本当に大丈夫かな?」と心配ですよね。
 
 
たとえ自分の環境は変わらなくても、お友だちが転校したり、きょうだいが卒業したり。何かしら変化がある方が多いと思います。
 
 
今日は小規模の幼稚園に通わせている、あるお母さんのお悩みを紹介します。
 
 
1クラス10人程度の小規模の園に通っています。担任の先生は2人いらっしゃって、発達障害の息子も手厚く対応してくださっています。現状に大きな不満はないのですが、この春で転園する子が複数いてさらに人数が減る見込みです。
 
進学予定の小学校は1学年100人以上のマンモス校です。今の園の手厚い対応は魅力なのですが、小学校に進学したときに環境の変化が大きすぎるのではと心配です。
 
もう少し規模の大きい幼稚園に転園した方がいいでしょうか?」
 
 
というお悩みです。あなたならどう考えますか?
 
 
小規模の幼稚園でていねいに保育してくれている。
でも転園が相次いで規模がさらに小さくなるのが心配。
さらに進学予定の小学校がマンモス校!
 
 
となると、今の環境と進学後の環境に大きなギャップがありますよね。
 
 
今の環境に不満はなくても、「本当にこれでいいのかな?」という心配は当然です。
 
 
 
 
私の息子は、1クラス8人の超小規模幼稚園をこの春で卒園する予定です。お世話になったこの3年間を振り返って、発達が気になる子どもの幼稚園選びの軸についてお伝えします。
 
 
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2.小規模幼稚園の魅力は「幼児一人ひとりにかける時間が多いこと」

 
 
私の息子も発達障害。年少になってすぐ「自閉症スペクトラム」の診断がおりました。
 
 
我が家がお世話になっているのは超小規模の幼稚園。1クラス8人の異年齢保育の園で、8人のうち2人が我が家のきょうだいという密度の濃い環境で、毎日楽しく登園しています。
 
 
発達障害・グレーゾーンの子どもは、幼稚園でもさまざまな困りごとがありますよね。 私の息子でいえば、
 
 
・手先が不器用で工作は他の子の倍時間がかかる
・マイワールドでおしゃべり全開
・果物がどうしても食べられない
・初めてのゲームや遊びには参加しにくい
 
 
などの困りごとがありました。
 
 
発達障害・グレーゾーンの子どもを持つ親として、一番心配なのが「幼稚園で放置されないか?」という点だと思います。この点で考えると、人数が少ないクラスはかなり魅力的です。息子の幼稚園では、1クラス8人に2人の先生がつく超ゼイタクな環境です。
 
 
みなさんは幼稚園の職員配置基準をご存じですか?
幼児35人に対して1人です。
 
 
もちろん実際の幼稚園では、複数担任制をとっている園、1クラスの人数を制限している園もあります。でも今の日本は法律的に「幼児35人に担任1人」でOKなんです。
 
 
先生が一人ひとりの幼児にかける時間を考えると、小規模の園はそれだけ魅力的ですよね。
 
 
我が家がお世話になっている園では、なるべく息子のペースに合わせてくださっています。個別指示もていねいにしてくださっている印象ですし、時間も融通してくださいます。
 
 
最後まで自分でやり遂げられるように、工作の時間を長めにとってくださったり、療育の関係で早めにお迎えに行く日は、中途半端にならないように活動内容を調整してくださったりします。
 
 
こういった融通は小規模園だからこそだと思います。
 
 
また、先生方にも余裕があるのか、マイワールド全開でマシンガンのようにおしゃべりする息子が満足するまで付き合ってくれる環境です。
 
 
実は、おしゃべりといってもひとり言の方が圧倒的に多い息子。これは「遅延エコラリア」といって、過去に見たテレビや絵本の内容を関係ない場面でセリフのように繰り返すもの。自閉傾向の子にみられる症状です。
 
 
いわゆる、「よくしゃべるけど会話が成立しないタイプ」です
 
 
この「遅延エコラリア」への対応は
 
・一人で楽しくしゃべっているときに遮らない
 
・徐々に「コミュニケーションが取れる楽しさ」に気づけるよう、会話が成立する成功体験を重ねていく
 
 
ということが基本になります。
 
 
先生方は、ときには適度に距離をとって満足できるまでしゃべり倒させてくださったり、反対に根気良くコミュニケーションをとってくださったりしてくださったようです。
 
 
しゃべれないから不満、という状況にはさせずに、コミュニケーションの楽しさを教えてくださり、今では「○○先生と△△のお話ししたんだ~♪」と会話を楽しめるようになりました。
 
 
 
 
一概には言えませんが、今お子さんが楽しく幼稚園に通えていて、先生方の対応に不満がないのであれば、「小規模だから心配」という理由で環境を変える必要はないのではと考えています。
 
 
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3.幼児期の今必要!ゆるぎない自信をつけられる環境とは

 
 
小学校のことももちろん大切なのですが、「今」お子さんにどんな環境が必要なのか考えてみましょう。
 
 
幼稚園の今、子どもに身に着けてほしいもの。それは「ゆるぎない自信」です。
 
 
「僕はできるんだ!」というゆるぎない自信。これがないと、新しい環境に飛び込むことはできません。小学校に入学するときも、大人になってからも絶対に必要です。
 
 
ゆるぎない自信をつけてあげられる環境はどこでしょうか?もちろんおうちでの対応は必須ですが、ここでは幼稚園に限定して考えてみます。
 
 
規模が大きな園だから支援が手薄い、というわけではありません。先生の加配があるかもしれませんし、周りのお友だちが助けてくれるかもしれません。
 
 
行事が多い園も、イベント好きのお子さんならアリだと思います。
 
 
外遊びを徹底している園だと、多動気味のお子さんに合ってるかもしれません。
 
 
つまり、幼稚園の規模を基準にして考えるのをやめてみませんか?
 
 
「好きなこと・得意なことをしっかり伸ばす」のが発達の子育ての基本です。 嫌なことをやるよりも、好きなことをやる方が自信をつけやすいからです。
 
 
このように考えたとき、幼稚園を選ぶときの軸も見えてきます。
 
 
ズバリ、
ゆるぎない自信をつけられる環境か?
そのために子どもの好きな活動がしっかりやれるのか? 
とにかく子どもが楽しく過ごせるのか?
 
 
ということです。支援体制はその次に考えることです。
 
 
小学校が心配だから、 配慮してもらえるか不安だから。 お気持ちはとてもよく分かります。
 
 
でも、こういったネガティブな考えで探すよりも、「もっと子どもが楽しく過ごせる環境はどこかな?」という軸で検討した方がうまくいくと思います。今通われている園も含めて検討してみてくださいね!
 
 
 
 
幼稚園選びで悩んでいるお母さんに、私が必ずオススメしていることがあります。それは私立幼稚園を検討している場合、園長先生(オーナー先生)と会ってお話しすること。自分の考えと合う園長先生と出会えたら、安心して子どもを預けることができますよ。
 
 

4.成功体験だらけの3年間を送った息子の変化・成長

 
 
我が家が小規模園から転園しなかった理由、それはズバリ「自信をつけるチャンスが圧倒的に多いから」。
 
 
普段の園生活でも、息子のペースを乱すことなく最後までやらせてもらえる環境は「自分でできた!」のオンパレード。毎日が成功体験の嵐です。
 
 
本当にありがたいと思っているのは、毎日必ず園児全員が一番になれる場を作ってくださることです。
 
 
例えば、息子が工作に時間がかかって最後になってしまったとしたら、その日のうちに公園に出かけてかけっこ!工作はうまくできなくても、かけっこでは一番になれるので自信をつけられるというわけです。
 
 
息子の幼稚園では、年長さんが息子を含めて3人しかいません。しかも男の子は息子だけ!自然とクラスを引っ張る存在になれます。小さい子のお世話をしたり、みんなの前で本を読んであげる機会も多いです。
 
 
こうして毎日成功体験を重ねることができ、息子は発表会の劇ではなんと2年連続で主役をやらせていただくまでに大成長!リーダー役をどんどん任せていただいて、息子はゆるぎない自信をつけることができたと思います。
 
 
 
 

5.発達が加速する大チャンス!現状に疑問を持つことは大歓迎

 
 
「今の幼稚園に不満はないけれど、本当にいいのかどうか」と悩むことに罪悪感を感じている方もいらっしゃるかもしれません。
 
 
でも、私は現状に疑問を持って立ち止まって考えることは素晴らしいと思います。
 
 
もしかしたら、お子さんがもっと楽しく過ごせて、もっと自信をつけられて、もっと発達が加速する環境が見つかるかもしれません。これは大きなチャンスでもあります!
 
 
最終的に転園しなかったとしても、今の幼稚園をより肯定的にとらえることができると思います。
 
 
 
発達が気になる子の子育てで、一番怖いのが「知らない」ということです。
 
 
A園は幼稚園から通級がある
B園は先生方の教育が徹底されている
C園は外遊びが少ない
D園は音楽活動中心
E園は園長先生が人徳者
 
 
など、たくさんの情報があります。そもそも情報を持っていないと子どもにとってプラスになるのかどうか判断できません。常に新しい情報を取りに行く。これが発達の子育ての基本だと思っています。
 
 
今もし幼稚園に悩んでいるのであれば、他の幼稚園も見学させてもらって情報をゲットしてから判断したらいいと思います。判断できる情報がそろってないから悩むんです。
 
 
ぜひお子さんが一番自信をつけられる園はどこか?という視点で検討してくださいね。お子さんがぐんぐん伸びる環境に出会えるように応援しています!
 
 
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執筆者:丸山香緒里
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
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