コロナウイルス感染拡大を防ぐため、全国の公立学校が臨時休校を決めました。急な長期休校で、家庭での過ごし方や、来年度のことなど、漠然と不安になっている発達障害の子やママもいることでしょう。そんなときの学校との連携の仕方をご紹介します。 |
【目次】
1.突然の別れと急に始まる長期休校
2.発達障害の子どもの家庭での過ごし方を学校に相談したいとき
3.来年度のことを相談したいとき
4.まとめ
1.突然の別れと急に始まる長期休校
コロナウイルス感染拡大を防ぐため、全国の公立学校が、3月2日より休校にするように要請がありましたね。
みなさんのお子さんの学校はどうですか?
最後の登校日を終えたお子さんの表情はどうでしたか?
卒業生は、送る会などが中止になったり、卒業式が縮小されたり、制約されることが多く、悲しい思いをするお子さんも多いのではないでしょうか。
在校生は、「ラッキー、休みだ!」と思える子もいれば、「大好きな先生と、今日でお別れ?信じられない!」と落ち込む子もいるでしょう。
しかし、この影響は子どもだけではなく、お母さんにダイレクトに影響してきます。
頼りにしていた担任との急な別れ!
長期休校中の子どもとの過ごし方への不安!
3月に予定していた学校の見学や相談!
など、急な予定変更でお母さんたちも動揺していることでしょう。
子どものことを学校に相談してもいいのかな?
先生たちはバタバタしているから電話なんてしてはいけないかな?
と、相談することを躊躇してしまうかもしれませんが、まだ年度内!相談していいのです!
不安に思うことあれば、まずは電話して相談してみてください!
その相談の仕方にも、効率的な相談の仕方があるので参考にしてみてくださいね。
2.発達障害の子どもの家庭での過ごし方を学校に相談したいとき
長期休校では、家庭で過ごしたり、学童を使ったり、放課後デイサービスを使ったり、様々な過ごし方があります。
発達障害・グレーゾーンのお子さんは、予定の変更が苦手な子も多く、いつもと違う過ごし方でイライラしたり、不安になったりと、過ごす場所でトラブルを起こしてしまうこともあるかもしれません。
もし、トラブルが起こってしまったとき、それをお母さんだけで抱えることはやめましょう。
日頃、集団でのお子さんの様子を知っている先生や、スクールカウンセラーと一緒に解決策や作戦を考えた方が、視野を広く持って考えられます。
そこで、有効なのが「記録」です。
お子さんとの会話や、預け先からの報告などを、時系列で記録しておくと役に立ちます。説明しやすく、困っているトラブルの解決策のヒントになります。
また、蛇足になりますが、 長期休校中の記録は、外出ができないような災害時の過ごし方の参考にもなります。簡単でいいので、1日の流れや、どんなことをして、何を食べていたのか、運動量なども併せて記録しておくといいでしょう。
手帳などに、ささっと書いてみてくださいね。
3.来年度のことを相談したいとき
新入生になるお子さんのお母さんの中には、3月になったら学校に見学に行き、教室に慣れたり、入学式の体育館を見たりしておこう、と計画していた人もいることと思います。
もっと早く見学しておけばよかった〜!と諦めるのは、まだ早い!
各自治体、各学校によって、対応が異なりますが、一度学校へ電話してみた方がいいでしょう。
ウイルス感染拡大防止のための休校ですから、個人で見学させてもらうだけなら、対応してくれる学校が大半ではないかと思います。
連絡の時期は、今はまだ対応にバタバタしているので、学校側も見通しがもてるようになった3月1週目後半以降がいいかもしれません。また、卒業式が開催される学校は、それ以降が狙い目です!
4.まとめ
学校は、休校なだけで機能しています。
年度内は、お子さんの担任は変わりません。
クラスの子どもたちとの突然の別れや、休校に悲しんでいるのは、先生たちも同じです!
だから、遠慮せずに電話などで連絡してくださいね!
このピンチを学校と協力して乗り越えましょう!
学校との上手な連携の方法について配信中!
執筆者:松尾まりか
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)