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発達障害の子どもの「片付けられない」を改善する!お家でできるワーキングメモリ対策

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発達障害・グレーゾーンのお子さんの片付けられない特性で悩んでいませんか?何度注意しても改善しないのにはワーキングメモリの弱さがあるかもしれません。ワーキングメモリとは一体何?どうすれば片付けられるようになるの?その疑問にお答えします。
 

【目次】

 

1.発達障害の片付けられない特性とは

 
 
発達障害・グレーゾーンのお子さんの、片付けられない特性にお困りではありませんか?
 
 
出したおもちゃは出しっぱなし、片付けなさいと言っても片付けない。
 
さっきまで使っていたものを失くして「ない、ない」と騒ぐ。
 
学校への忘れ物も多い。
 
 
お母さんとしては疲れてしまいますよね。
 
 
ついつい声が大きくなって、「何回も言ってるでしょ!」「しっかりしなさい!」って叱りたくもなります。
 
 
でも・・・本人も悪気があってそうしているわけではないんです。
 
 
片付けなきゃと思っていても、いつの間にか散らかっているし、なぜか物を失くしてしまう。
 
 
学校への忘れ物も多いため、先生に叱られ、嫌味を言われる。
 
 
実は子ども自身が一番困っています。
 
 
では、なぜ片付けられないのでしょうか。
 
 
そこには、脳のある機能が関わっています。
 
 
 
 

2.何度叱っても改善しないワケ

 
 
片付けられない理由には、ワーキングメモリの弱さがあります。
 
 
ワーキングメモリとは、見たり聞いたりしたことを一時的に覚えておいて、理解したり、整理したり、判断したりする機能のことです。
 
 
不要な情報を無視する役割もあります。
 
 
片付けにおいては、
 
 
・使ったおもちゃや本をどこにしまうか判断する
 
・はさみを一時的に置いた場所を頭の片隅に覚えておいて、別の作業をし、またはさみを使う
 
・学校に持って行くものを判断し、ランドセルに入れる
 
 
など、ワーキングメモリが活躍する場面は数多くあります。
 
 
ワーキングメモリがうまく機能すると、日常生活をスムーズに送ることができますし、逆にうまく機能しないと、生活のいろいろな場面で困り感が出てきます。
 
 
発達障害・グレーゾーンの子どもには、このワーキングメモリ機能の弱い子が多くいます。
 
 
特に、注意欠陥多動性障害(ADHD)タイプのお子さんには多くみられ、ワーキングメモリと注意力には、密接な関わりがあります。
 
 
叱って行動を改めさせようとしても、身につくものではありません。
 
 
ワーキングメモリは精神的な影響を受けるとも言われており、イライラや不安があると働きにくくなります。
 
 
 
 
発達障害・グレーゾーンの子どもは、精神的な不安定さを抱えやすく、引きずりやすい傾向があります。
 
 
お母さんや先生が、子どもに片付けさせよう、忘れ物をなくさせようと叱り続けるとどうなるか。
 
 
片付けができるようになるどころか、ワーキングメモリの働きを妨げてしまうかもしれないんです。それは残念なことですよね。
 
 
では、ワーキングメモリの弱い発達障害・グレーゾーンの子どもは、どうすれば片付けができるのでしょうか。
 
 

3.片付けられない子のためのワーキングメモリ対策

 
 
今回は、ワーキングメモリの弱い子の片付けられない状態を改善するために、お家でできる対策をご紹介します。
 
 

◆ワーキングメモリへの負担を減らす

 
 
まずは、ワーキングメモリをサポートする工夫、ワーキングメモリへの負担を減らす工夫が大切です。
 
 
例えば、
 
 
・物の置き場所を決める
・置き場所にラベリングする
・学校の準備はお母さんが毎回チェックする、または一緒に準備する
 
 
という風にして、情報整理がしやすくなるように、環境を整えましょう。
 
 
片付けや準備に対するハードルをぐっと下げてあげてください。
 
 

◆成功体験を積む

 
 
負担を減らすと片付けられることも増えますから、できたときはしっかり認めてあげましょう。
 
 
使ったものをしまえたら、「しまえたね」「助かるよ」と、伝えます。
 
 
片付けに取りかかりにくければ、一番片付けやすそうな場所や物から、「これボックスに入れようか」などと笑顔で誘って、できたら「バッチリだね!」と言ってあげてください。
 
 
このとき、お母さん基準で「しっかり」片付けることや、すぐにできるようになることを期待せず、一つでも二つでもできたら、できていることだけに注目して、そこを肯定してあげてください。
 
 
オススメは、お子さんがたまたま片付けができたとき、または、確実に置き場所を知っているものについて、「○○ってどこにあるんだっけ?」とお母さんが探している様子で聞いてみることです。
 
 
きっと答えてくれるはずですから、そうしたら、
 
 
・そっか~!○○(子ども)はよく覚えているね!
・片付けてくれてたんだね!
・助かる~♪
 
 
などと伝えると、置き場所を覚えることや片付けることへの意識付けになりますし、お母さんに頼りにされて、やる気も出ちゃいます!
 
 
 
 
このように、発達障害・グレーゾーンのお子さんの片付けに対する成功体験を重ね、行動を繰り返して定着させていきましょう。
 
 
欲張ると何も定着しないので、少しずつで大丈夫ですよ!
 
 
先ほどもお話ししましたが、不安やイライラを抱えていると、ワーキングメモリは機能しにくいと言われています。
 
 
片付けに限らず、いろいろな場面で子どものできていることに注目する肯定的な対応が大切です。
 
 
今できていることを「できているね」とそのまま伝えるだけです。それが例えどんな小さなことや当たり前のことであっても。
 
 
すると、子どもの不安やイライラが減って、ワーキングメモリの働きを邪魔せずに済みますし、モチベーションが上がって、できることがぐんと増えますよ!
 
 
以上、片付けられない子どものワーキングメモリをサポートする方法をお伝えしました。
 
 
片付けの負担を軽減しながら、肯定的な対応によって安心感を与え、小さなところから片付けを習慣化していきましょう!
 
 
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執筆者:ふたくちしき
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
 

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