【教材付】ソーシャルスキルの第一歩にお母さんと一緒にチャレンジ!発達障害・グレーゾーンのおうちでできるトレーニング教材できました(未就学児編)

発達障害・グレーゾーンの子どもはソーシャルスキルが育ちにくく、集団生活で困りごとを感じてしまいがち。パステル総研では、ソーシャルスキルを育てるトレーニングにおうちでチャレンジできちゃう教材をつくりました。今回は未就学児編をご紹介します。
 

【目次】

 

1.ソーシャルスキルの弱さからくるこんな困りごとの経験、ありませんか?

 
 
ソーシャルスキルとは、他人と上手に関わるための技術やコツのこと。人が社会の中で円滑な人間関係を築く土台になるものです。
 
 
発達障害・グレーゾーンの子どもでは、その特性から、ソーシャルスキルが育ちにくい場合があります。ソーシャルスキルの弱さは集団生活への苦手感として現れてしまうので、集団生活を経験するとき、とたんに不適応を起こしてしまうお子さんがいるのです。
 
 
たとえば、お友達とのやり取りがうまくできない、ちょっとしたことでかんしゃくを起こす、順番が守れないなど、ほんの少しのつまずきから、お友達へ手を出してしまうトラブルに発展することはありませんか?
 
 
一方、幼児期までは、集団生活でのふるまいを厳しく求められないため、一見問題なく過ごしているお子さんもいます。 家族の中では手がかかるタイプだな、と感じていても、家庭なりのルールや関係性でフォローできることが多いからです。
 
 
その場合、小学校入学は大きな壁になります。遊び中心の園生活から、学習中心の小学校生活への変化や、先生が一人で受け持つ子どもの数が増え、配慮を受けづらくなるからです。
 
 
 
 
座って先生の話を聞く、みんなの前で発表する、時間割にそってみんなと同じように行動するなど、これまでとは一変した環境の中で、求められるようにふるまうことが、発達障害・グレーゾーンの子どもにとって難しいことは誰にでもわかりますよね。
 
 
うまくふるまえず、叱られるお子さん。そんな姿を見て、「なんでわが子はみんなと同じようにできないのかな」とお母さんもツライですよね。 でも、一番困って、一番傷ついているのは、実はお子さん自身なのです。
 
 
このような状態を避けるためには、小さいうちから、ソーシャルスキルを育てる関わりを意識する必要があるんです。
 
 
ではどうやってソーシャルスキルを育てればいいのか?次に説明していきます。
 
 
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2.就学前の発達障害・グレーゾーンの子どもに必要なソーシャルスキルとは?

 
 
ソーシャルスキルを身につけると、集団生活での生きづらさをいくぶん解消することができます。
 
 
生まれつき持っている脳の特性は治るものではありませんが、その特性が原因であらわれる困った行動は修正することができます。「こういうときはどういう行動をとったらいいのか」を子どもが理解すると、困りごとを減らすことができるからです。
 
 
さらに、園で許されていたことが小学校で許されるわけではないように、年齢やライフステージによって求められるソーシャルスキルは異なります。
 
 
そのため、お子さんに身につけさせたいソーシャルスキルを考える前に、その年齢の子どもにはどのようなチカラが必要なのか、を考える必要があるのです。
 
 
では、就学前の発達障害・グレーゾーンのお子さんに必要なチカラとは、いったいどのようなものでしょうか?
 
 

◆①年少~年中さんには、愛着形成とコミュニケーションを

 
 
年少~年中の時期は、簡単なルールを守る、言葉を使ったやりとりが上手になる、自分と他人が違うことを何となく理解し、相手を意識した付き合いがとれるようになる頃です。
 
 
そんな年少~年中さんに必要なのは、何と言っても家族との愛着形成です。 集団生活というそれまでとは違う環境に入り、なじめない間は、家族の中で安心感をしっかりと感じ、家庭を安心基地としてパワーを充電することがとても重要になります。
 
 
また、コミュニケーション力も必要です。ただ、この時期に十分言葉が発達していないお子さんもいらっしゃるでしょう。まずはお母さんと1対1のコミュニケーションをとれるようになることから始めていきます。
 
 
お子さんと接する際に、存分に甘えさせ、その上でお母さんとのコミュニケーションを練習していく。年少~年中の時期のこのような経験が、ソーシャルスキルを伸ばす土台になっていくのです。
 
 
 
 

◆②小学校入学を控えた年長さんには集団生活で困らないチカラを

 
 
小学校入学を控えたこの時期は、自立心が芽生え、周囲の物事に意欲的に関わっていく時期。どんどん自信をつけるチャンスです。
 
 
その一方で周りの期待が高まり、求められるレベルが高くなるため、「できない経験」が増えやすく、ちょっとしたことで意欲が低下してしまうこともあります。
 
 
できた喜びを感じ、意欲をアップさせるために、スモールステップで、「できた!!楽しい!」という経験を多くつむことが必要です。
 
 
また、他の子どもと自分を比べ出す頃でもあります。「できない」と思うことが、他の子への劣等感や苦手意識につながらないように、まずはお母さんと一緒に経験しておくことが大切です。
 
 
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3.やってみよう!トレーニング。教材の使い方をご紹介します。

 
 
でも、どうやってソーシャルスキルを育てればいいかわからない、と思われるお母さんに朗報です!
 
 
今回パステル総研では、発達障害・グレーゾーンのお子さんとお母さんのために、ソーシャルスキルトレーニング(SST)の教材をつくりました。
 
 
おうちでお母さんとできるSSTの教材は他にはないもの。無料でダウンロードできますので、ぜひこの機会に利用してみてください。
 
 

◆どんな項目があるの?

 
 
年少~年中編では、お母さんと1対1で簡単なコミュニケーションを練習し、友達や先生とのコミュニケーションに広げていけるスキルをご紹介しています。
 
 
あいさつや返事、ものの貸し借りや、自分の気持ちを伝えるロールプレイ、見る・まねをするコミュニケーションゲームなどがあります。
 
 
一方年長編では、就学に向けて必要なソーシャルスキルを取り上げています。
 
 
あいさつやありがとう、ごめんなさい、ものの貸し借りなどのコミュニケーションスキルや、小学校での生活を意識した、話を聞く、朝の準備などのトレーニングもご紹介しています。
 
 

◆どうやってやったらいいの?

 
 
SSTは発達障害専門の施設で、専門家によって実施されることが多いのですが、今回はそれをおうちで、親子一緒に楽しんでできるようにアレンジしました。
 
 
お母さんは、必要と思われるスキルを選んで、お子さんと1対1でやってみてください。成功体験を重ねるために、いまできている得意なスキルから練習するのもいいでしょう。
 
 
教材にはソーシャルスキルチェックシートを付けています。今のお子さんのソーシャルスキルレベルを確認できるようになっていますので、教材を選ぶ参考にされてくださいね。
 
 
教材には、トレーニングの目標や注意点が書いてあります。できないところばかりを指摘するしつけ的なトレーニングはNG。お母さんのさじ加減で、必ず成功で終われるように誘導してあげてください。
 
 
教材は、ひとつのトレーニングを5分以内で終われるように作成しています。時間をかけてじっくりやる、というより、気軽に、日常生活の中でトレーニングを取り入れていきましょう。忙しいお母さんでも簡単にできると思います。
 
 
また、SSTでは、練習したスキルをどんどん生活の中で使っていくことがポイント。例えば、あいさつをお母さんと練習したら、夜仕事から帰ってきたお父さんに実践してみたり、翌日園で先生に実践してみるなど、繰り返し行うことで定着させていきましょう。
 
 
ロールプレイにはワークシートを付けています。お子さんとSSTをやってみて気づいたこと・気になったこと・できるようになったことを記録に残してみましょう。繰り返すうちに、お子さんの成長を見つけることができますね。
 
 

◆さらに応用させるには?

 
 
親子でのやりとりを日常生活で繰り返しながら、定着してきたら、そのやりとりに合わせて「感情を表す言葉」をつけ足していくとより応用的になります。
 
 
例えば、あいさつが上手にできたら、「あいさつできて気持ちいいね」、
お返事が上手にできたら、「大きな声のお返事聞けて、お母さんうれしいよ」など、
 
 
行動に対してポジティブな言葉を付け加えていきます。そうすることで、行動とポジティブな感情がセットになって脳に働くため、より行動が定着しやすくなるんです。
 
 
また、練習したスキルを日常生活で使えたときに、「これこの前一緒に練習したよね、上手にできたね」という声かけをするのも効果的です。
 
 
おうちSSTは、あくまでも「本番前のリハーサル」という位置づけ。前にお母さんといっしょにやったやつだ、思うことで、さらに安心感を感じることができますね。
 
 
 
 
慣れてくると、お子さんの習慣や特性に合わせて、お母さんがトレーニングをアレンジできるようになってくると思います。 まずは1日5分から。おうちSST、親子で楽しくチャレンジしてくださいね。
 
 
 
 
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教材の使い方について動画で学べます。
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おうちでSSTに必要な親子のコミュニケーションを伸ばすコツ、教えます。
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執筆者:森博子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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